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何時も通りの日を送れると思って居た。
何時も通り一緒に起きて。何時も通り一緒にご飯を食べて。何時も通り出勤して。何時も通り一緒に寝る。其れなのに…。
「おい、早く起きろ太宰。」
中也の声がする。
「後五分~~。」
「駄目だ。」
「えー。未だ寝たい~。」
結局叩き起こされ、リビングに一緒に向かった。机には朝食が置いて在った。
「頂きます。」
「おう。」
見た目の通り凄く美味しい。
…あ、先刻駄々捏ねてた所為で時間が無いや。中也に何云われるか解らないし、早く食べて探偵社行こう。
「御馳走様でした。探偵社行ってくるね。」
「行ってらっしゃい。」
「御早う諸君!」
「遅いぞ太宰!十七秒の遅刻だ!」
「相変わらず細かいねぇ。」
そんなこんなでもう夕方だ。後二時間位で帰れるかな。そう思って居ると私の電話が鳴った。
…え?森さん?
「…もしもし。」
『太宰君!今直ぐポートマフィアに来て呉れないかい!?』
「何故です?」
『中也君が』
『撃たれて意識を失った。』
私は返事をする依り先に探偵社を飛び出して居た。
ポートマフィアに着いて、病室に案内される。其処には寝台に横たわる中也の姿。今日は十二月二十四日。