br×shk
shk視点
shk 「はーーーーつっかれたぁあ”」
金曜のバイト終わり。俺は急いでいた。
kn 「おっつ〜」
shk 「おーきんときじゃん、シフト今から?」
kn 「そー」
shk 「あ、そういや今日店長の機嫌すこぶる悪いから気をつけろよ」
kn 「うーわまじか気をつけるわさんきゅ。あ、てかシャケさ」
kn 「前隣に人引っ越してきたって言ってなかったっけ?」
shk 「あーうん言ったな」
kn 「どんな人だった?」
shk 「それがさ、タイミングが絶望的に合わなさ過ぎてまだ1回も会えてないんだよ笑」
kn 「え、そんなことあんの?!www」
shk 「俺もまじでびっくりしてる笑」
shk 「挨拶にも来てくれてたっぽいんだけどそんとき俺ちょうど実家に帰っててさ」
shk 「手土産だけ置かれてて会ったことはない」
kn 「やばぁ…そこまで行くとすごいななんか」
kn 「逆に運命!的な?笑」
shk 「うるせえ黙れ笑」
ふと時計を見ると時刻は21時をまわろうとしていた。
shk 「やべっ!配信間に合わん!」
kn 「あーシャケの推しだっけ?」
shk 「そーそー」
shk 「配信21:30からなんだよ」
kn 「やばいじゃん急げ!笑」
shk 「言われなくても!」
俺は急いで荷物をまとめて
shk 「…んじゃあなきんとき!」
kn 「ほーいおつかれーー」
バイト先を後にした。
____
俺には推しがいる。
その名も”Broooock”さん
ゲーム実況を中心としてるけど、たまに雑談配信とかもしたりする活動者さんだ。
俺が寝付けなかった夜にたまたま開いた”添い寝ボイス”という動画の投稿主がBroooockさんで、 その声に惚れてそれからずっとひそかに推している。
ちなみに言っておくと俺はBroooockさんに恋をしている。
いわゆるリアコってやつだな。
勘違いしないでほしいのは、俺はこの恋が実るなんて思ってない。
ひそかに、ずっと推させて頂ければ俺はそれでいい。むしろそれがいい。
まあそんなわけで現在時刻21:20。
shk 「ぎりセーーーフ、」
shk 「今日の配信はアーカイブ残してくれるといいなぁ」
shk 「あれ、鍵、」
こんなときに限って鍵が見つからない。
shk 「あーもうなんで、!どこだよーー」
バタバタバタ
?? 「やばいやばいやばいこれはまずい間に合わないよ〜〜泣」
?? 「みんなを待たせちゃう〜泣」
shk (ん、?誰だこの声、、どっかで聞いたことあるような…?)
?? 「あれ!お隣さん!!」
shk 「っ!え、」
?? 「はじめまして〜〜!….ってすごい焦ってるけど、、どうしたの?」
shk 「か、鍵が見つからなくて、」
?? 「あちゃーそれはやばいね…」
shk 「もしかしたらバイト先に忘れてきたかもしれないです、」
?? 「行く宛てとかある?」
shk 「最悪ネカフェとかですかね、」
?? 「…そしたらさ、もしよければ僕んちに泊まっていかない?」
?? 「ネカフェよりはマシだと思うんだけど…」
shk 「っえ!いやいやそんな…迷惑かけちゃいますし、!」
?? 「いいのいいの気にしないで〜〜!」
?? 「僕ずーっとお隣さんと話してみたかったんだよね〜!」
?? 「てことでほら!入って入って!」
俺は流されるままお隣さんの部屋にお邪魔することになったのであった。
?? 「いらっしゃーい!!」
shk 「お邪魔します…」
?? 「座って座って!」
?? 「あ!ちょっと待ってね…」
そういうとお隣さんはおもむろにスマホを取り出し、何やら文章を打ってからスマホを置いた。
?? 「ん〜まずは自己紹介からかな」
?? 「玄関の名札見てもらったらわかるけど赤井って言います!下の名前は舞琉!」
?? 「みんなからはBroooockって呼ばれてるよ〜よろしくね!!」
shk 「…….え、Broooock、、?!」
br 「うんBroooock!どうしたの?なんかあった?」
shk 「あ、え、いや、、なんもない…です」
br 「そっか!じゃあお隣さんも自己紹介お願いしていい?」
舞琉さんに促され、俺も自己紹介をした。
br 「んーーじゃあシャークんって呼んでいい?!」
br 「僕のこともBroooockって呼んで!」
br 「よし!決ーまり!あとタメね!!」
shk 「おっけー、、!わかった」
shk 「あ、トイレ借りていい?」
br 「全然いいよーん廊下出て右ね」
shk 「さんきゅ、」
落ち着け俺。一旦整理しよう。
Broooockに名乗られて気づいた。
玄関前で声聞いたことあるなって思ったのは声の正体があの!!俺の推しの!Broooockさんだからだということ。
間違いかなーと思ったが話せば話すほどBroooockさんなんだよなぁ…
実際に好きな人が目の前にいるってやばいな…変なこと口に出しそうでこわい。
にしてもどうする俺、、こんな邪な気持ち抱えて接してもいいのか!?!
あ、てかさっきTwitterの通知来てたな…
スマホスマホ、、
あれ、、リビングに置いてきたわ…
まあ後から見るか、
side Broooock
やーっと捕まえたお隣さん。
シャークんって呼ぶまではなんとかこぎ着けた。
きんさんのバイト先に遊びに行ったときに一目惚れしてから数ヶ月。
ずっとずーーっとこの時を待ってた。
きんさんからシャークんの様子を間接的に伺うのはもう終わり。
今まで”会えなかった”のは僕が意図的に”会わなかった”からだ。
だってその方が僕に興味を持ってもらえるじゃん?
ブブッ
ん…?スマホ?…シャークんのか、
br 「…っ!?」
br 【今日の配信は諸事情でおやすみです!みんなごめんね〜〜泣】
そこにはさっき僕が打った文章が映っていた。
きんさんめ、、なんでこんな大事な情報言ってくんなかったのーー!?
これは計算外、、でも嬉しい計算外。
どうアプローチしたらいいかなぁ?
どうしたら僕のものになる?
ふふっ早く僕に堕ちてくれないかなぁ♡
前回に引き続き短編なのに長くなってしまって申し訳ないです…!🥹
今のところこの続きを書く予定はないんですけど好評だったら続き書きます🖐🏻💙
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