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・赫 × 瑞 様 の 作品となっております 。

・本人様とは 関係ございません。 本人様の 目に届くような ことは しないでください 。

・死ネタ 含まれております。ご注意ください 。

・メリーバッドエンドの作品となっております。苦手な方はばっくお願いします 。

・誤字脱字許せる方だけおすすみください 。





﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌


赫side



彼と 会ったのは 何年前の 事だろう 。今となってはもうどうでもいい 。


だって 、 今から 彼に逢いに行くのだから 。




_____


赫side


彼 、 通称 瑞  と 出会ったのは 、 俺が 小さい頃だった 。


幼稚園の頃、家が 隣だった為 幼稚園でも、幼稚園から帰ってきても 一緒に 遊んでいた 。


瑞「 赫 ちゃん 〜 ! 今日は 何して遊ぶ ? 」


赫「 んー、 何しようね 、 」


瑞「 じゃあ お飯事 しよ 〜 よ ! 」


瑞 は 女の子 のようだった 。 女の子 のように 可愛いものが 好きで 、 よく 一緒に お飯事 を して遊んでいた 。


そして 瑞 は 弱くて 泣き虫だった 。


瑞「 赫 ちゃん 〜 !」


赫「 ぁ 、 そんな 走ったら転んじゃうよ 、! 」


その途端 、 赫が 言った通り 瑞は 石につまづいて 転んでしまった 。


瑞「 .. ぃ ゙ た ゙ 〜 い ゙ 」


その場に 座り込み 、 大泣き する 瑞 。 膝からは 血がだら ヾ と 出て いて 本当に 痛そう 。


赫「 待ってて 、! お母さん 呼んでくる ! 」


そういい 、 近くに 瑞の お母さんと 雑談している 、 お母さん を 呼びに行った 。



こんなことは いつもの 事だった 。



小学校の 頃 も どこに行く時も、何をするにも 一緒で  、可愛いものが 好きな 瑞と 普通の 男の子を 演じていた 赫 は 周りから、 “真逆の双子” 何て 呼ばれてた 。実際は双子ではなく、ただの幼なじみだけど 。


でも、それくらい 一緒にいて 、 少し気味悪いくらいだったのだろう。 年齢が上がるにつれて 、俺たちに話しかけるような人はいなくなっていった 。



瑞「 赫 ちゃん 〜 !今日 部活ある 〜 ?  」


赫「 今日は 部活ある、ごめんね ?」


瑞「 そっか 〜 、 」


俺が 瑞に 好意がある 、 と 自覚し始めたのは 中学生に なってからだった 。


瑞「 じゃあ 、皓 ちゃんと 帰ろ 〜 、  」


彼が 他の 男の子の 名前を呼ぶと、 ずき、 と 胸が痛くなる 。 きっと これが 恋なんだ 、何て 思っていた 。


けど、 俺の恋は みんなとは 少し 違ったみたい 。


部活の 大会が近く 、 部活が忙しくなり、 一緒に帰ることが なくなった 。


瑞「  皓 ちゃん 〜 、 一緒に 帰ろ !」


皓「 ええで 〜 、 ちょっと 待ってな ?」


廊下から そんな 声が聞こえる 。 何で 俺より 皓 ちゃんが 選ばれたんだろう 。 挨拶くらい してくれても いいじゃん 。 不満を 抱えながら 俺は 教室をでて 、 部活に 向かった 。


また別の日の 移動教室では 、


瑞「 そう言えば 聞いて ! この前 皓 ちゃんがね 〜 ? 」


楽しそうに 彼の 話を しだす 瑞 。 もうやめてよ 、 他の男の 名前ばかり出さないで 。  俺は 瑞 だけを 見て 今まで 過ごしてたのに 、 何で 瑞は 俺の事見てくれないの 。


赫「 へ 、 ぇ 〜 、 そうなんだ .. 」


あからさまに 声が 低く 、 途切れ ヾ の 言葉が でる 。


瑞「 .. もしかして 体調悪い 、? 保健室行こっか ? 」


赫「 ぁ 、 え 、 悪くないよ ?、 大丈夫 、!」


でも 、 ちょっと 優しくされると すぐに 好き、 と 心が満たされる 。



受験生に なり 、 みんなは 恋より 勉強へと 切り替えていた 。


でも 、 俺だけ それが 出来なかった 。 何時でも 頭の中に いるのは 瑞 で 、 全く 手が捗らなかった 。 瑞 と 同じ高校 を 受けるため 、 何て 思い 、 何とか 受験を 乗り越えた 。



受験は 見事合格 。 瑞 も 合格出来たみたい 。


瑞「 やったね ! 同じ高校 受かったよ ! 」


赫「 やって 良かった 、」


その日は 仲良く 二人で帰った 。



高校に 入って 、 数ヶ月がすぎた頃 。 男子校に入った 瑞は 今まで以上に モテた 。


××「 俺 瑞 の こと狙っちゃおうかな 〜 笑 」


△△△「 瑞 可愛いよな 〜 ? 笑 」


冗談なのか 、 本気なのか 知らないけど、 瑞のことを呼び捨てしないで欲しい 。 瑞 のことは 俺がいちばん分かってるのに 。


心の中の 黒い感情が ぐちゃヾ に 心を乱す 。


早く 、 俺の ものに しなきゃ 。



そして、 俺は 虫が 瑞 に 近付かないよう 、 小学生の頃のよう いつも 隣に いた 。


そして 高校 2年生 。 来年の 大学受験に 気持ちを入れるためにも ここで 約5年 、 いやもっとかもしれない 、 長い年月の 恋を終わらせようとしてた 。


はぁ、 と 吐き出す息が 、 すぐに 白色に 変わってしまう 。


がちゃ、 と 扉の 開く 音と共に 瑞 が 顔を 覗かせる 。


ゆっくり 、 と 此方 に 近付いて くる 。どく ヾ と 脈を打つのが 早くなり 、 呼吸も 浅くなる 。


赫「 .. ごめんね 、 来てもらっちゃって 」


瑞「 ん 〜 ん 、 大丈夫 。 改まって どうしたの ? 」


赫「 ぁ 、 えっと 、 .. 」


瑞「 うん 、 ゆっくりでいいよ ? 」


浅くなる呼吸を整えれば 、 先程りっぷで 潤わせておいた 口を動かす 。


赫「 .. 瑞 の こと ずっと 前から 好き でした 。 良ければ、これから先も 俺の隣で 笑ってくれませんか ?、  」


最後だけでも、と 彼の両手を とって 、 微笑 し 、 格好つけてみる 。


吃驚 して、 頬を 赤らめる 瑞 。


瑞「 ぇ へ 、 僕でよければ お願いします 、? 」


赫「 ぇ 、 .. 成功したってこと 、? 」


瑞「 そうだよ ! 、 てか 、 元々 ずっと 隣に いるつもりだったし 、 」


目に涙を ためて 、 そういう 瑞 。 しっとり、 と した 瑞の 手からは 瑞 の 温かさを 感じた 。




_____


赫side


こうやって、瑞と付き合ったわけ 。 こんなに 愛が重い 俺でも 愛してくれる 瑞 。 そんな 瑞が 俺は 今も昔も 大好きだ 。


そして、今俺たちは大学生となった 。 お互い 行きたい大学に 受かり、 親元を離れて 、 初めて 瑞の家に行く 。


瑞「 いらっしゃ 〜 い ! 」


赫「 お邪魔しま す 。 」


瑞「 ど 〜 ぞ ヾ 、! 」


中に 入れば、ダンボールなどが 多くて、部屋は少し ぐちゃっ、 と していた 。


赫「 まだ 片付けて なかったんだ 、 今日来ちゃって ごめんね ? 」


瑞「 全然 ! こちらこそ ごめんねって感じだよ 〜 、!」


そんな 他愛のない会話を する 。




結局 今日は お泊まりと なり 、 素早く お風呂と 夕食を すませ 、 今は べっど で ごろごろ 中 。


瑞「 見て ヾ 〜 ! これ可愛くない !? 」


横になりながら すまほを 見せてくる 瑞 。 すまほには 子犬が 2匹 遊んでいる 動画だった 。


赫「 .. 幼稚園の頃の 俺らみたいだね 、 笑 」


思わず くす、 と 笑ってしまう 。 瑞 も そんな俺に つられたのか 笑みをこぼす 。


瑞「 確かに ! 笑 」


楽しそうに 笑う 彼 。 大好きな彼 。何時までも 一緒に 入れますように 。


赫「 .. 瑞 、 大好きだよ 。 」


突然ではあるが 、 今伝えた方が いい気がして 言葉にする 。


吃驚 した顔で 俺の方を 見る 瑞 の 唇を 奪う 。 部屋に 響いた りっぷ 音 。 唇に 残る 温もり 。


瑞「 ぁっ 、 へ 、? 」


間抜けた声を出す 瑞 が 本当に 可愛くて 、 今にも 食べちゃいたい 。


瑞「 へっ 、 赫 ちゃん 、!? 」




_____


赫side


そんな感じで 初夜を終えたのは 数ヶ月前 。


あれ以降 お互い サークルや バイト が忙しく 中々 会えない 日々を 送っていた 。


でも 、 最近は 何だか 瑞 が 冷たい 。 会えない 、 と 言うより 会おうとしてくれない 。


この前も 、 その前も 、 ばいとが 忙しい と 言う 理由で 断られた 。


そして 、 元気も ないみたい 。 この前 電話 した時も 、 愛想笑いしか してくれず 、 声も 何時もより 低かった 。


俺的には 凄く心配だし、今すぐにも会いたいけど、瑞の気持ちを優先したいので、会うことは控えていた 。



その選択が間違っていたみたい 。


夏休みが始まり2週間が経った  、 まだまだ 時間が ある 。 最近 瑞に送った めっせーじが 既読も つかず、 心配だったため、俺は 瑞の家へ向かった 。


電車で 数本、そこから 数十分 掛けて 向かう 。


ちゃいむを 鳴らしても 瑞 は でてこない 。 嫌な予感がする 。 念の為、と合鍵は持っていた為、それを使い 家にはいる 。


家に入った途端、強烈な生臭い匂いが鼻を刺激する 。


鼻をつまんで、急いで 家中 、瑞を探し回る 。


先程よりも 匂いが 強くなる 。 匂いの元を辿ると、 いつの間にか 寝室の前にいた 。


赫「 .. 瑞 、!! 」


扉を開けた瞬間、胸元から血を 流して べっどに 倒れてる 瑞 が居た 。瑞の手にはには 血の ついた ないふが 握られていた 。


察しはついた 、自殺だと 。 でも、何故か 分からない 。 俺の事 本当は 嫌いだった ? 我慢させてた ? 頭が回らない 。


とりあえず理由が知りたかった 俺は 瑞 の すまほ を 手に取り 、 ロックを解除した 。


赫「 っ 、 」


ある めっせーじ の所を 見れば直ぐに 分かった 。


バイト先の先輩 、 との めっせーじ 。 それは 強姦や 脅しの内容だった 。 きっと瑞は 誰にも迷惑かけられないと、誰にも相談さず 、 自殺という最終手段をとったのだろう 。


悔しかった 。 瑞 を 救えなかったことが 。 瑞 を 取られたことが 。


憎い憎い憎い憎い憎い 。 何処の誰かも知らない奴 の 遊びのせいで 一人の命が無くなって 。俺の人生から 瑞を 奪いやがって 。




夏休みが終わるまで 残り 1ヶ月 半 __





あの日、家に帰ってから 俺は 必死に 瑞 の バイト先の 先輩 、瑞 の ことを 犯した奴 、 虐めてた奴 、見て見ぬふりをしてた奴、全ての 情報を 集め始めた 。


そしたら いつの間にか 2 週間程 経っていたみたい 。


でも 、そのおかげで 身長、体重、血液型 等は勿論 、 家族構成なども全て 把握出来た 。




夏休みが終わるまで 残り 1ヶ月 __




瑞 の 為なら 寝る間も惜しんで、 勉強した 。 人の 殺し方 、苦しめ方 。



夏休みが終わるまで 残り 3週間 __



親や 友達には 申し訳ないけど、 決めたことは 変えられない 。 俺は皆に 遺書を 書いた 。親には 特に 迷惑かけたな 。 でも、 瑞 が 居ないなら 生きてても、死んだも 同然 。



夏休みが終わるまで 残り 2週間 __


やっと 実行 。 殺すのは じり ヾ と 苦しめて から ね 。 瑞 の 苦しさ を 感じてもらわないと 。 .. まぁ 、 こんなんじゃ まだまだ 足りないけど 。



夏休みが終わるまで 残り 1週間 __



俺は 今日 初めて 人を 殺した 。 怖さも 、 不安も 何も 感じない 。 今から 瑞 に 逢いに行くよ 。安心してね 。



がちゃ、 と 瑞 の 家の 鍵を 開ける 。 前よりも 強くなった 匂い 。


あぁ、 良かった 、 まだいたみたい 。 普通なら 見つかる頃だろうけど、神様 は 俺の 頑張りを 見ていてくれたみたい 。


赫「 .. 瑞 、 ごめんね 。 泣き虫 なのに、 一人 に しちゃって 。 でも 安心して、 今から 逢いに 行くよ 。 」


ちゅっ、 と 触れるだけの 口付 。


… 初めて の きす、 って 此処で したんだよね 。 なつかしいな 〜 。



瑞 の 握ってた ないふ を 手に もつ 。 ないふを 握られていた 手は 冷たく 硬い 。ぎゅっ、 と 瑞 の 手を握る 。 俺は 弱いから 、 まだ 手が震えてるよ 。 でも 大丈夫 だよね 。


.. あぁ、 神様 、 俺は 当然 地獄いきですよね 。 何でもします 。 だから 、 だから、 最後だけ 瑞 に 合わせてください 。 最後だけ、 俺の 我儘 を 聞いてください 。




_____



『 続いての ニュース です 。

〜〜 県 … 市 の ーー で、 男子大学生 二名が 死亡していたもようです 。死亡の 原因は ないふでの 自殺と みられます 。 続いて の ___ 』






﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌


ここまで読んで下さり ありがとうございました!この作品、コンテストの為だけに作ったので、少し気合い入れてみました!色々 工夫した所あるので、そこに 注目して呼んでいただければなと思っております!

今回は あまり書かない感じの 小説で、新鮮で楽しかったです!、

これからも 沢山 投稿 するつもりなので 応援 よろしくお願いします!!

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