人の流れに乗りながら、改札を出て学校がある南口へ向かう。
コンビニの前につき、通行の妨げにならないよう、脇に寄った。
「おはよう、空太(くうた)。同じ電車だったのかな」
立ち止まるのと同時に、 杏葉(あずは)が声をかけてきた。
「おはよう。そうみたいだね。どこか寄ってく?」
話があると呼び出してきた杏葉に、空太は聞いてみた。
15分くらいであれば、カフェに寄っている時間もある。
「着くまでに話し終るから、歩きながらでいいよ。でも、その前にちょっと飲み物買ってくる」
「うん、わかった」
恋愛*スクランブル 第65話 もやもや
刺さるように冷たい空気の道を並んで歩く空太と杏葉。
コートにマフラー、手袋をしていても、完全に寒さを遮断できない。
緑の衣が全てはがれ、春の訪れを待っている木々が、視覚的にも寒さを助長させてくる。
「弥奈(やな)には言ってないけど、大丈****************
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