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愛しい、愛しいよ。【  玲凪  】

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「愛しい、愛しいよ。【  玲凪  】」のメインビジュアル

愛しい、愛しいよ。【 玲凪 】

1 - 離れるなら、こうするしかないね。

♥

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2022年12月25日

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【 1話 】


※メンヘラ元カノ玲王くんがヤンデレ。世界観としては12話の別れてトイレに玲王が呼び出した設定

※コネ使いまくって凪ピヨちゃん抹殺

※血の表現あり


全部、僕の性癖です。(ニッコリ)








「宝物。俺の愛しい愛しい、宝物。」



冷たくなった宝物を、ゆっくりと撫でる。

玲王の手には、血がべっとり付いていた。朱く、そして鮮明な。


「でも、お前が悪いんだぞ。俺から離れるから、約束を守るから。」


肌白いおでこにキスをする。ちゅ、ちゅ…と、触れ合うだけのキス。可愛らしいリップ音が、誰もいないトイレで鳴り響く。


「お前の事なんか、誰にも渡してやらねえ」

「俺が死ぬまで。…いや、死んでも渡さねえよ」


ふわふわの髪を撫でる。白髪には、玲王が触ったからか血が付いていた。






_____事の始まりは、第二選考で、凪が潔率いるグループに加入したことからだ。


御影玲王は、その真実に怒り狂った。自分が愛していた宝物を、ぽっと出のチビに取られた。

望むものなら全て手に入れてきた玲王にとっては、こんな事件起こったことがなかった。



「許せない、許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない」



歯ぎしりをする。W杯優勝が欲しいと思っていた筈なのに、今では凪が全てになった。凪のお世話は自分から率先した。口説きたいのもあったが、何故だかやりたかった。そんなの、凪だけだった。

クラスメイトの奴らは顔目当て・家柄目当ての奴が殆ど。でも、凪は玲王のことなんて一ミリも興味がなかったのだ。口を開けば”面倒臭い”。なんだこいつ、と最初は思ったけれど、そんな変なところから虜になっていった。



離れたくない、一心同体になりたい、一緒に居たい、一緒に永遠とゆっくり過ごしていたい。

嫌だ、離れないで。お世話なんていっぱいしてやるから。おんぶだって、ずぅっとしてやるから。



「____潔、世一………ッッ」



潔世一のせい、とは思ってなかった。凪をサッカーがおもしろいと感じさせられなかった自分の責任でもあるから。でも、やはり自分を捨てた凪に一番怒っていた。怒るというか、病んでいるの方が正しいのかもしれないが。


その後は、適当に千切と國神とチームを組んだ。

潔達に復讐するぞ!と言っていたから、丁度いいと思っただけの、利害の一致なだけの関係。

でも、それは都合がとてもよかった。



(復讐の仕方が、お前らとは違うから。)



お子ちゃまがするような、可愛い復讐。

でも玲王がしようとしているのは、紛れもない犯罪であった。こう言ったら、察しの良い人なら気づくだろう。


_____今夜、凪を殺す。


それが、己の出した最ッッ高の復讐劇だった。



(舞台上は、俺と凪だけでいい。脇役(潔世一)はすっこんでていい。この劇(人生)の主役は、俺と凪…二人なのだから。)



「なあ、そうだろ?」






「ねえ玲王、こんなところで話って何?」



“俺眠いんだけど”。と、いつも通りマイペースな凪に玲王は思わず小さく笑った。まさか、”元”相棒だった奴に殺されるなんて、きっと思いもしないことだから。




「なあ、俺ら約束したよな。”ずっと一緒”って。

なんで破ったんだよ、凪」

「え~?それ今じゃなくてよくない?明日にしようよ。あーしーたー」



もう俺寝たいから。ドアから退いて?とせがまれる。でも、それで退く程ヤワではなかった。

玲王は、冷たくて固いトイレの床に凪を押し付けた。昔習っていた柔道が役に立ったのだろうか、それは誰にもわからない。




「れ、お……?はなして」

「絶対、一生離してやらねえよ、俺の宝物として愛でられる玩具になってくれよ、凪。」

「何、言ってんの…ねえ、様子おかしいって……

う゛ぁ … 、!?」




ぎゅー、と勢いよく凪の首を絞めた。白い首はだんだんと変色してくる。苦しそうな呻き声を出して、凪は暴れた。190cmも身長がある男が暴れるんだから、結構音が凄い。だが、玲王は気にしていなかった。玲王の瞳には、凪しか映っていなかったから。





「じゃあな、凪。愛してる」

「また、死後の世界でな!」



「ま゛っ … れ、お …… う゛あ゛あ゛ッッ !!」





ニッコリと玲王は笑って、凪の心臓部分を貫いた。そうすると、ぐったりと凪は動かなくなった。勢いよく血が溢れだし、玲王の頬にまで血が飛び散った。頬の血をペロリ、と舐めた。鉄のような味だったけれど、ずっと舐めていたかった。





「狂ってても、良い。それでも、俺はお前と舞台上で踊りたい。一緒に踊って、笑って。二人きりの世界で」





だめか?…だめじゃないよな。


言い聞かせるように言う。冷たくなった凪を抱き締めて、そっと首筋にキスマークを付けた。







「死後の世界でランデブーでもいいな。

でも、死んだお前も愛するから安心しろよ。

な。俺だけのオヒメサマ。」



そう呟くと、一人凪の死体と共に眠った。










おでこにキス→愛しい。

首にキス→独占欲。自分だけのものにしたい。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

7

ユーザー

好き過ぎる 続きが早く見たい(´;ω;`) 玲王のヤンデレ最高 続き楽しみにしてます🥰

ユーザー

玲王くんめっちゃヤンデレじゃん…続き楽しみです! フォロー失礼します!

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