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メス声出せるひなしょよ

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メス声出せるひなしょよ

1 - 裏声出せる日向翔陽

♥

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2024年03月28日

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日向翔陽CVキャラクターボイスあゆむらせならさぁ……ねぇ…?定番ネタだよなぁ!?



ゴ決可愛いかったですね。マジでみんな最高でした。ありがとう…(成仏)


衝動書き。声優さん面白い方ばっかり。村瀬歩さんのメス声一生見(聞い)てられる。










日向翔陽が裏声で喋るだけ。














「日向、裏声って出せる?」


烏野高校排球部。

日々部活動に勤しむ中、只今休憩中。


そんな所に、隣で水分補給をしていた山口が突然そんな事を聞いてきた。


「へ?裏声?」


「そう。裏声」


_____なんでも、今日、同じクラスの仲が良い男子がカッスカスの裏声で歌っていたのが山口のツボにはまったらしい。


「ほーー…え、でもなんで俺?」


「んー、日向声高いし、これで出なかったら面白いなーと思って」


ニッ、と彼の幼馴染に良く似たニヒル笑いで日向を揶揄うのは、山口の数少ない悪いところだと思う。吸収しちゃだめなとこも吸ってる気がする。


「えー、裏声かぁ」


ものは試し………に、「ぅん゛ん゛う…」と軽く咳払いをする。


「あ……あーー? あ〜〜あ〜…」


普段よりもトーンを高くした声で喋ってみる。…合ってる? これ。


「あ〜〜、あ、…合ってる?山口」


「え、合ってる、と思う。…ってかすごいね日向…女の子みたいww」


完全に楽しんでいるだろう山口。水を飲みながらケラケラ笑っている。


「…え〜〜?ありがとぉ、山口くぅん♡」


「ぇ、ちょっ、ふはっwww」


陥落。

所謂ぶりっ子ポーズと裏声…とウィンクを山口に向けてやってみたら腹を抱えて爆笑しだした。


「あれぇ、山口くん?どうしたの〜〜?」


「あ゛っははwwwwwww」






「…え、何してんの山口コイツ


そこへ、体育館の床に倒れて腹を抱えながら笑う山口に何してんだコイツ…と困惑した表情を見せながらやって来た月島。


「あ…w つっ…ww ツッキーwww」


未だにゲラゲラ笑い転げてる山口。

…そんな面白いかなぁ…。


「…日向、本当にどうしたのコイツ」


いくら話しかけても返ってこない山口に諦めたのか、隣にいる日向に助けを求めることにしたらしい。


だが、


「……あ!けぇくんだぁ〜♡」


あえて質問に答えず、月島にもやってみる。


「はっ!?!?!!」


「ちょっ、ぐはっwwwwww」


段々回復しだしてきた山口が、再び沈んだ。月島も時間が止まったかのようにぴたりと停止した。


「けぇくんどこ行ってたの?ひな、ずぅっと待ってたんだからね♡」


座ったまま、停止している月島のジャージの裾をくいくいと引っ張り、上目遣いに見ながら頬を膨らませる。


「え……? ひな、日向…日向だよね?」


ズレてないメガネをかちゃかちゃと直しながら、眉根を寄せて困惑した表情を見せている。

面白いくらい困った顔だ。珍しい。


「ひなだよぉ?…っ、はっww け・ぇ・く〜ん♡」


「は?……え、あぁ。……は…っ…?www ぁははwwww」


だんだんこの状況を理解し始めたのか、口を押さえて肩を震わせ笑いだした。

山口は相変わらず体育館の床をバンバン叩きながら大笑いしている。




「おーい、何してんだ? お前ら」


(山口と月島の)異変を察知したのか、さっきまで自主練していた田中と西谷が揃ってやって来た。


「あ!田中さん、のやっさん!」


「おー、翔陽!」


「こいつらどーしたよ… 」



「あ゛っは…ww ハッwハッwハッwww」


「くっそ…ww…ふ、っは…www」


先輩が来ても喋る余裕がないのか、項垂れて笑い転げてる2人 ____月島はいつの間にか倒れてた____。


「え〜?なんかぁ、…ひっ、w ひなが可愛いすぎたってゆーかぁ……ッww」


「おぉ!?!!?」


「声かわいーな!翔陽!」


「えっ、ぁ、ありがとうございます…?」


「それで笑い転げてる、ってことかww」


「おぉー!!すげーな翔陽!!!」


「ぇあっ…あ、はいっ、あざーす!!」













日向が先輩たちとそんな会話を交わす中、俺とツッキーは抱腹絶倒中です。


「…クッソ、ほんと……ふっwww 」


「あ゛〜、お腹いたい……ww」




「……何してんだ、お前ら」


バレーボール片手に近寄ってきて、多分心配そうにしてる影山。


「え、あ、影山。」


「っ、別に…なんでもない」


ツッキーは影山に心配されたのが嫌なのか、腹を抱えて笑っていたのを知られるのが嫌なのか、…それともどちらもか。俺には分かんないけど、素早く立ってどっかへ行った。


ツッキーを見てた影山は、次に俺の方を見た。

不器用だなぁ、なんて思いながら「俺も大丈夫」って言っておいた。


「…ん、ならいい」


そう言い残して影山は清水先輩と谷地さんがいる所へ向かって行った。





壁際へ移動して、呼吸を整えていると、隣に来て俺の肩を揺らす日向。


「やーまーぐーちー」


「…何?日向」


「どーだったよ!俺のメス声!」


「はっ、メス!!?!」


「そ!田中さんとのやっさんにめーめ…?された!」


「命名くらい漢字で発音しなよ…」


「…ム、で!どーだったの!?」


「うーん……」


やられっぱなし、も、なんかなぁ。


「捗る、かな」


「へ?…はかど、……なにが?」


「えぇ……、勇気出したのに…」


「エッ、…なんか、ごめん…?」


「うーん、まぁ、いいよ。…日向だし」


「?…うん、……うん?」


「ふっ、あははっ!」


さっきのも良かったけど、今の混乱してぐるぐるしてる日向の方がよっぽど面白い。


ツッキーが日向のこと “ 好きな子虐めちゃう小学生 ” みたいな事するの、ちょっと分かっちゃうなぁ。




「…ご馳走様でした。」

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なお、恋愛感情はないものとする。

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