三「…僕は三島由紀夫」
?「三島さんね!」
「僕は…」
乱「江戸川乱歩!」
「よろしく」
三「では乱歩くんと呼ぶね」
乱「うん」
「…で」
「誰か探してるの?」
三「嗚呼…、気付いたら消えていて」
乱「其の人の写真とかある?」
三「写真は無いな」
乱「無いかー…」
三「でもさ…」
乱「?」
三「君の親も居ないんだけど、もしかして迷子?」
乱「……」
「僕の両親は…死んだよ」
「でも、その代わりに福沢さんが拾ってくれたから」
三「そうなんだ…」
乱「…だけど、写真がないならどうしよう」
三「特徴ならたくさんあるよ」
乱「何ー?」
三「髪が長くて…、目が赤紫色…背が高い」
「其れに子ども」
乱「名前は?」
三「フョードル・ドストエフスキー」
乱「外国人か…」
「三島さんの子ども?」
三「厭、僕の子どもではないよ…、色々と事情があってね…」
乱「ふーん…なるほど」
(…そういう事か、でも人の事情には首を突っ込むなってお父さんには言われてたしなあ…)
「此れだけ情報が集まったんだ」
三「本当に手伝ってくれるのかい?」
乱「勿論!!」
「その代わり」
三「…?」
乱「ラムネ頂戴!」
三「…ラムネ?」
乱「うん」
「僕ラムネが好きだから」
三「うーん…まあ別に良いよ」
乱「じゃあ行こっか」
三「え、何処に?」
乱「何言ってんの!其の子を助けるんでしょ!!」
三「助ける?」
「まあ…、そっか…」
乱「うん」
三「場所は分かるの?」
乱「ついて来て」
三「あ、うん」
三「あの、乱歩くん」
「ドス君は何処にいるの?」
乱「…もう少しで分かるよ」
三「…」
ド「疲れましたね…」
「ではそろそろ出ましょう」
カチャ「か…」
✕「動くなと言ったはずだが?」
ド「貴方達…」
「行ったはずでは?」
✕「お前が心配で戻ってきたんだ」
ド「ほう?」クスッ
「僕のこと心配してくれてたんですか」
✕「嗚呼、監視カメラが消えたという報告も来た…」
ド「……」
「僕を殺してもよいのですか?」
「金が目的なのでは?」
✕「金?」
「俺達の目的はお前と一緒に居た三島由紀夫だ」
乱「此処」
三「廃工場?」
乱「此処にフョードル君が居るよ」
三「何で?」
乱「誘拐されたんだよ」
「其れも一人にではない」
「9人…、厭10人だ」
三「聞きたいことは沢山あるけど…」
「まあ、早く行こう」
乱 コクッ
✕「悪いが此れ以上だと手間が掛かってしまう」
「お前は此処で死んでもらおうか…」
チャッ
ド「ふふふ」
✕「何が可怪しい」
ド「貴方達は愚かですね」
「こんなにも近くにいるのに気付かないだなんて」
✕「何の話だ」
ド「僕の助けですよ」ニヤッ
✕「助け?」
「はッ!!!!」
「まさか!!?」
ドゴオォ
ガッ
✕「かはッ」
ド「あ、三島さん」
「有難う御座います」
三「ドス君、大丈夫?」
「怪我はない?」
ド「はい」
「大丈夫です」
三「良かった」
△「話は其処までだ」
「良くも✕さんをやってくれたな」
「打て!!!!」
△「え?」(後見)
「なッッッ!!!!?」
「う、嘘…、嘘だ…」
「だって、9人居たのに…」
「8人やられてる、だと?」
「……」
「ならば」
ド「三島さん」
三「え、今!?」
「どうかしたの?ドス君」
ド「此の人は僕が殺っていいですか?」
三「い、厭…、危ないしドス君出来ないんじゃ…」
ド「駄目ですか?」(上目遣)
三「だ…め……」
「じゃないよ!!!」
「危なくなったら僕が助けてあげるからドス君殺っちゃって!!!!」
ド「!!有難う御座います!」パァァ
△「出来るわけ無いッ!!!!」
「お前みたいなガキが俺を殺せるわ…け”ッ」プシャア
ド「よし」
三&乱「ッッッ!!!?」
三「え?今何が起こって…」
乱「此の人死んじゃってるねー」
三「え?」
「えー?」
ド「そういえばずっと思っていたのですけれど…」
「あの人だれですか?」
三「あー…」
「ドス君を探すのを手伝ってくれた子だよ」
「居場所を突き止めてくれたのもあの子なんだよ」
ド「ほう…」
乱「そう!!!僕が居なければ君は死んじゃってたからね!!!?」
「つまり、」
「全部僕のおかげ!!!!」
ド「有難う御座います」
乱「えっへん!!//」
ド「あ、三島さん」
三「ん?」
ド「ばあ!!!」
チュー
三「うわあああ!!!!!?」
「鼠!?」
「どうしたの、其れ!!?」
ド「拾ったんですよ」
「飼ってもいいですか?」
三「…でも、」
「此の子首輪付いてるよ?」
「家鼠なんじゃないの?」
ド「本当ですね…」
「なら、飼い主に届けましょうか」
三「うん、警察署に届けたほうが良さそうだね」
乱「でもさ」
三&ド「?」
乱「二人共人殺してるじゃん」
「いいの?警察署になんか行っちゃって」
ド「あ」
三「確かに…」
乱「じゃあ僕が届けてあげようか?」
三「其れは助かる」
「でも、何で君は僕たちを怖がらないの?」
「眼の前で人殺したやつだよ?」
乱「悪気があって殺したわけじゃないじゃん」
「悪かったのはあいつらだし」
「君たちは自分を守っただけでしょ?」
ド「んー、僕のはどうなのでしょう?」
乱「まあ、殺らなきゃ殺されてたもんね」
三「そうだよドス君」
「君は悪くない」
乱 コクッ
三「では乱歩君」
「此の子を宜しくね」
乱「うん」
タッタッタッタッタ
乱「ハアッハア」
(どうしてッ、どうして僕は気づかなかったんだ!?)
(三島さんがあの子を戦争後に拾ったというところまでは分かっていた)
(だが!!!!)
(考えればすぐに分かったことだったんだッ!!!)
(だのにッ!!何故だ!!!!)
(三島さんがッ!)
(ポートマフィアだったってことに!!!!!)
(しかも五大幹部の一人だ!!!!)
三「ではドス君、帰ろうか」
ド「はい!」
三「……」
ド「どうかしたのですか?」
三「厭、一寸疲れてしまってね…」
ド「僕もです」
「随分と歩きましたしね…」
(ま、途中車でしたけど…)
三「そうだね」
「今日の晩ごはん」
「まだ決めてなかったな…」
ド「僕が作りましょうか?」
三「え?ドス君料理できるの?」
ド「昔、シェフに教えてもらったことがあるんです」
三「だからドス君は昔どんな家に住んでたの?」
「僕なんか家臣も居ないのに」
ド クスッ
三「はぁ…」
(今日の午後、任務入れなくて本当によかった…)
遅れてしまいました
忙しかったんですうう(泣)
どうかお許しを!!!!
そして〝♡〟を!!!!!
ド「何を言ってるんですか?」
「貴方、只遊んでいただけではないですか」
ゲッ
ナゼソレヲ
三「ふうん、投稿さぼって君は友達とウキウキワキャワキャしてたんだ…」
「へえー?」
ド「最低ですね」
(´;ω;`)ウッ…
酷い…
其処まで言わなくたって良いじゃん!
ε≡≡ヘ( ´Д`)ノうわあああああん(泣)
三「あ、逃げちゃった」
ド「では〝♡〟とフォローお願いします」
三「お願いね」
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