テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
【貴方の記憶に居座りたい】
・春千夜嫌われ(だった)
・続きから始まってます
・3話とは別軸(if)
・梵天の方々がクズ(だった)
・続きます(?)
・長いです
⚠️自衛お願いします。読んだ後の 苦情は受け付けません
竜胆side
三途は病院に運ばれて、一命を取り留めた。
自分は今まであんなに酷い態度をとっていたのに、三途は自分を庇って撃たれた。その事実に胸がキュッとなって、三途が起きたら謝って、感謝をしようと決めた。兄貴も、俺を守ってくれた三途に感謝しているらしい。今更だけど、これからは、俺たちだけでも三途の味方になるって決めたんだ。誰になんと言われようと。
臣「出張行ってて何も分かんないけど、春千夜は大丈夫かのか…?!」
竜「さんず….大丈夫なのかな、」
蘭「きっと、大丈夫だよ….」
九「….まだ起きなそうだし、帰ろーぜ」
万「そうだな。まぁどうせ、死ぬだろ」
鶴「そんなこと言ってやるな笑」
臣「おい…なんだよその言い方…!」
九「事実だろ。それよりもアイツがしくじったせいでデスクワークも全部遅れてるんだよ。さっさと帰って終わらせねぇと」
竜「でも、アイツの仕事は完璧だったよ…!俺を庇ってくれたから撃たれたんだ、少しは優しくしてやっても、」
万「弱いやつはいらねぇ。昔からそう言ってるだろ?」
鶴「いいから帰るぞ」
蘭「さんず、また来るね….」
さっき病院から電話が来て、三途が目を覚ましたらしい、だから後で皆を無理やり連れて行くつもりだ。その前に今回潰した組織の資料を取ってこいって言われたから三途の部屋まで来た。初めて入るから少し緊張している…..。
一ガチャッ
竜「おじゃましま〜す……」
竜「物少ねぇな….」
整っているが殺風景すぎる三途の部屋に少し驚いた。もっと散らかってると思っていた自分がいた。
整理されたデスクから資料を見つけた。
竜「お、あった。分かりやすくて助かる〜」
竜「ん、?…..なにこれ」
俺は意外なものを見つけて、慌てて皆を呼びに行った。
一バタバタッ
九「なんか騒がしくね?」
一ガチャッ!!
蘭「うお、竜胆かよ…なに、なんでそんなに慌ててるの〜?」
竜「きて、!!今すぐ三途の部屋に!!」
鶴「なんかあったのか?」
竜「いいから!!」
みんなは、頭にハテナを浮かべながら春千夜の部屋に入った。
竜「これ、見て…」
竜胆は春千夜のデスクに置かれていた物を指さして言った
臣「これ、梵天結成時の集合写真…..」
万「そんな、なんで…..」
鶴「それに、俺らとの日常写真が束になって置かれてるぞ…」
殺風景な春千夜の部屋の机の上には、全員の集合写真と楽しかったであろう日常での写真が置かれていた。
竜胆の顔に蘭と落書きして笑ってる時の写真、寝落ちした九井とツーショ、久しぶりによく寝れている万次郎の写真、ムキムキすぎてシャツのボタンが吹っ飛んだ鶴蝶の写真、など、どうでもいいような写真が大切に置かれていた。
その横には途中まで書かれていた”遺書”があった。所々に丸いシミがあることから、泣いていたことが分かる。
万「そんな、….俺たちは、散々酷い扱いをしていたのに、」
九「三途、悪かった……」
鶴「どうしてこんな、どうでもいい写真ばかりなのに…..」
蘭「さんず、さんずぅ…..ごめんなさい….」
臣「お前らにとってどうでも良くても、春千夜からしたらかけがえのない思い出だったんだ….」
万「……いつからこんな、俺たちは酷くなったんだろうな、」
九「謝りたい、もう一度向き直したい、」
竜「….今からでも遅くないよ!!さんず、さっき目覚ましたみたいだから、みんなで会いに行こ?」
医「では、安静にしておいてくださいね。」
春「は、ぃ….」
医「口がまた裂けてたので縫い直しましたが、あまり無理して喋らないように」
医師「では、」
一ガララッ
春(….また迷惑かけたかな、)
一ガラララッ!!!
春「?!」
皆「三途!!!!」
春「?!、は、ぃ…?」
臣「大丈夫かっ?!?!」
竜「ごめんね、俺のせいで、三途がっ(泣)」
蘭「三途!!!!竜胆を守ってくれて本当にありがとう(泣)」
春「ょ、よかった、?」
九「三途、今まで本当に悪かった!!」
鶴「俺からも、本当にすまなかった!!」
春「ぇ、?ぁ、いや…..」
万「三途、いや、春千夜、俺からも本当にごめん。お前が尽くしてくれるのを利用して、甘えて、突き放したりして、本当にごめん 」
皆「本当に、ごめん!!」
春「………今更、なんだよ、!」
春「俺がどれだけ苦しかったか、!」
春「どんな思いで、お前らの為に尽くしてきたか、わかんねぇだろ…..!!」
万「はるちよ、っ、….」
竜「ごめんなさい、本当に….」
春「…..でも、本当は….」
春「本当は、ずっと気づいて欲しかった。」
春「助けてくれてありがとう、来てくれて、ありがとう」
傷だらけの顔で、穏やかに笑う春千夜の顔が儚くて、触れたら壊れてしまいそうで、心がぎゅっと鷲掴なれるような感覚になった。
今までどうして気づけなかったのか
後悔してもしきれないけど、
これからは、春千夜の目を見て、きちんと向き合っていこうと、胸に刻んだ。
一ぎゅっ
臣「それがお前の本音か、今まで気づけなくって悪かった。」
春「たけ、おみ……」
竜「俺も、本当にごめん、」
蘭「俺も。本当にごめんね。」
九「本当に、ごめん」
鶴「俺も、今まですまなかった」
万「….春千夜。いつもごめんな。だからお願い、俺を置いていかないで…..」
一ぎゅっ
みんなが春千夜を優しく抱いて、春千夜の本音に応えた。
春「もういいよ、」
春「だから、これからはちゃんと、俺のことも見て、」
皆「もちろん」
春「….ただいま、梵天、!」
皆「おかえり!三途!!」
蘭「すぴ…….すぴ….」
竜「俺前寝てる時に顔に落書きされたのまじで納得いってないからやり返すわ!!」
春「お前….後でぶち殺されるぞ、」
竜「うるせぇ!!お前もやれ!!」
春「しょうがねぇなぁ笑」
一カキカキ
竜「ぶっ、」
春「っっ、」
竜/春「ははははっ!!」
春「やば、これ傑作だろ!!笑」
竜「写真とろーぜ!!」
竜「はい、チーズ!」
一カシャッ
春「流石だなぁっ!笑」
蘭「う〜ん…..」
竜「やべ、」
一ばたばたっ
春「は、おい!!」
春「アイツ、逃げやがったな…!」
蘭「ん…..ふぁ〜っ、さんず、?」
蘭「なんでここに….」
春「いやぁ、?たまたまだよ?」
蘭「ふーん、そっかぁ….」
蘭「寝癖整えないと…鏡、」
春「あ、ちょ!!」
蘭「…..なんだ?コレ….」
春「……俺用事あるからぁ、じゃあね!」
一そろり、そろり
蘭「待てよ♡」
一がしっ
春「ひっ、」
蘭「はるちゃぁん?♡」
春「ぇっとぉ…..」
蘭「♡」
蘭「蘭ちゃんと楽しいお話しよっか♡」
春「ひぃっ」
竜「…..すまん、三途、笑」
-TRUEEND-
この手に残った桜色の笑顔
読んで頂き、ありがとうございます♪
前回まで辛かったので、今回は分岐させてトゥルーエンドを書きました!
また別エンドや番外編なども書く予定なので、気長に待っていてください!😊
それと、第3話のいいね数が1000を超えました!!ありがとうございます!!
初めてなのでとても嬉しいです✨
では、また次の物語で!
コメント
2件
みんなでワチャワチャしてる感じ最高にかわいすぎます🤦♀️🤦♀️春ちゃんの気持ちしっかりみんな気づいてくれたのも感動です😭