じぃー
私はじぃーとさもさんの顔を見る
「んっ?どうしたの、べるさん?」
さもさんは、私の目を映してにこりと笑う
「目移りしないでね…?」
「えっ?」
私が言ったらさもさんはぽかんと口を開けた。
「………前…マイクラ人狼クエストの動画の時……おどろけさんに浮気したの悲しかった」
「俺、浮気なんてしないよ。俺、…べるさんが一番大切だから、安心して」
さもさんは、ムーとする私をなだめるように笑った。
「………本当?」
「本当!」
「でも、前…マイクラ人狼で浮気したじゃん」
「それは、ゲームの話だから!現実ではそんな事しないよ!!べるさんが世界一だし」
まぁ……確かにね…、。ゲームの話だし……それも2年ぐらい前の話だし……。
私はもっとさもさんに聞きたいけど、これ以上聞いたら重い女って思われそうで……聞かなかった。
けど……
「べるさん?やっぱり、心配…?」
さもさんは気づいちゃったみたい…。
「………うん…」
私は正直に頷いた。
「……じゃあさ、…久しぶりに、思い出の場所にでも行く?」
さもさんは言った。
「………行きたいっ」
私は頷いた。
思い出の場所、、、、それは、さもさんが私に告白をしてくれた場所。
そして、…私達が出会った場所でもあった。
「じゃあ、準備していこうか!」
さもさんは、いつもよりもっと元気な声で言った。
…………やっぱり、さもさんは私の自慢の彼氏だなぁ……。
ギュッ
私はさもさんの服の裾を掴む。
「べるさん」
さもさんは私の名前を呼んでくれたあとに、
ギュッと抱きしめてくれた。
「……!?」
「大好きだよ、これからもずっと」
さもさんはそう言ってすぐ、
「べるさん、早く準備してー」
と言ったのだった。
「さもさんのバカ…」
私は顔を赤くしながらも、そう、つぶやいたのだった。
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