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放課後、学校の昇降口に集合することになり、私と彼は解散し、私は友達を待った。
しばらくすると、私を呼ぶ声が聞こえた。
「茜ー!ごめんね、バスが遅延しちゃって笑」
と親友の早川那奈に呼ばれた。親友の身に何かあったのかと心配した。でも、無事そうでなによりだった。
電車には間に合い、何とか遅刻しなくて済みそうで座席に腰を下ろした。あー、と思い出し、さっきあったことを那奈に話すことにした。
「あのね、那奈がくる前に同じ中学の男の子に一緒に帰りませんかって話しかけられたの。」
すると親友は驚いて、
「その子1年生の大宮奏っていう子でしょ!?すごいモテモテな人らしいんだよ」
「そうだけど、」と私は返した。
「えーー、告白されちゃうんじゃないのー笑」
と何故か親友のほうが興奮していた。今日が初対面なのに告白なんかされる訳がない。それに、私は一目惚れしてくる人は苦手なのだ。告白されたってきっと振ると思う。
「一緒に帰った方がいいかな」ふと呟いた。
「絶対そうした方がいいよ!私が作戦立ててあげるよ」
私は親友の話を聞くことにした。