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××××年×月×日
一生忘れることはない。
俺は一目惚れをした。
予定もなかったし久々に出かけることにした。行くところもないし近所にあるでかいモールに寄った。なんかのイベントで人があふれていた。俺は人が多いところは嫌いだ。でもその日はなんかちがったんだ。人混みのなかに吸い込まれるように向かった。
そこで見たのは一人のモデルだった。
耳にはたくさんのピアス。
シンプルな服だからかもっと目立つ彼の美しい顔。
そばを歩いた時香る甘いけど男らしさがある匂い。
すべてが夢のようだった。
俺は小さいころから人間関係は狭く深くだった。大学生になった今連絡を取ってるのはやはり幼稚園の頃からの3人だ。
まあ世の中の認識的には陰キャなんだろう。
でも自慢ではないが顔だけは整っているので中学ではある程度モテていた。高校ではそれも面倒になり顔を隠すようになったが。
こんなに人に興味がない俺が一目ぼれをするなんて馬鹿げたことだ。
そう思っていた。でも何日がたってもあいつの。ヒロとかいうやつの顔を思い出してしまう。
まあ今日は数少ない友達と遊びに行く日だ。そいつの名前はなおきり。最近人気のモデルだ。性格もよく顔が広い。
今日はうりに会わせたい人がいる!!としつこく強請られて根性負けした。約束の時間になり場所につくともうすでになおきりと友達はいるらしく個室に案内された。
ふすまを開けるとなおきりと俺が一目惚れしたあいつがいた。
戸惑っているとなおきりが手招きしてくれた。
「最近なかいいモデル仲間のヒロ君です‼」
おいおいおいそんな偶然あるか?いやうれしいけど…
H 「ヒロです!!あれ?この間モールのランウェイみてくれてました?」
U 「記憶力いいですね…」
H 「話しかけようとしたけどその時にはもういなくて笑こんな形で会えるとは」
ん?話しかけようとした?
N 「知り合いでしたか?」
H 「いや俺が一方的に気になって笑俺女性のファンがほとんどだから」
N 「言ってましたもんね‼ラインでも交換しといたらどうですか?」
H 「いいんですか??!!」
U 「え⁈あ,はい」
ええええええライン交換しちゃったよ
そのあとは二次会にカラオケ行って解散だった。
ヒロは謎が多いモデルで年齢も身長も仕事の告知も謎がおおかった。
でもほとんど知ってしまった。俺の一つ下の20で183あるそうだ。身長はある程度予想していたが俺の一つ下…?年下であの色気普通でないだろ…。
よる解散してもう昼前だがスマホに通知が来てる。大体なおきりかゆあんかどぬかたっつんってやつだが違う。
ヒロだ。
「おはようございます‼昨日はよく眠れましたか?」
こんな質素な内容だ。
「おはようございます。ぐっすりです。どうされましたか?」
返事に悩んだがシンプルに送った。
「本題から話すと俺のどこが好きなんですか?なお兄から聞きまして笑」
え?え?あいついったの?逃げ場ないじゃん
「ここでは恥ずかしいのであってからでもいいですか?」
よしとりあえずこれで…
「今からそっちいきますね!!住所は昨日おっしゃってたところですね!!」
やーーばおわった
とりあえずベットにあるヒロの写真集から片さないと…てか推しが俺の家に?やば
30分ほどしてチャイムが鳴った。出るとそこには至近距離に尊顔が。
「お待たせしました♪うりさん♪」
なんか苛立たしいけどこの顔の前ではなんも言えない。
「あがってください」
あったかいココアを出すととても喜んでくれた。
「それで本題ですけど俺のどこを好きになってくれました?」
俺は最初に思った通りのことを伝えた。すると頬を赤らめありがとうございますといった。
「俺は最初男性だ‼ぐらいにしか思ってませんでした。でも目が合った時うりさんの瞳に、きれいな顔に一瞬で心を奪われました。」
だめだ赤くなってしまう。
うつむいて話を聞いているとなんと顎くいをしてきた。漫画でしか見たことないぞ?
「こっちみてくださいよ笑好きなんでしょ?」
「恥ずいだろ…お前の顔がよすぎるんだ」
「褒め言葉ですか?笑」
「…お前のファンなんだから当たり前だろ」
「じゃあ付き合っちゃいますか?」
「っえ?」
「いやじゃないならですけど笑」
「え…ファンなのに?」
「ファンと恋愛しちゃダメなんてだれが決めたんですか?」
「同性なのに?変な目で見られるかもよ?」
「俺は気にしないですよ?うりさんに危害が行くなら身を捨ててまでまもりますよ?」
まじかよ。気持ちだけなら今すぐ付き合ってハグしてあの匂いを俺だけのものにしたい。でもヒロはモデルだし…
N「本心に従えばいいんですよ」
そうだ。そういってた。なおきりもゆあんと付き合いたての頃たくさん悩んだ。でも今はすごく幸せそうだ。
「まだまだ足りない俺ですがよろしくお願いします。」
返事をした瞬間俺が大好きなあの匂いに包まれた。
「これからよろしくお願いします‼僕のお嫁さん♪」
生きていた中で一番幸せだった時間だ。
ー1章 終ー