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気が向いたら設定ちゃんと書く
公式設定無視したり遵守したり。Mafialings(Subordinate)の解釈は好み。解釈不一致あるかも。地雷は回れ右。自衛してください
doublefedora最推し。書けるかは別。
適当で雑。思いついたのをざっくり書き出しただけ
気まぐれに書く場所。基本短い
Main Doublefedora
Mafialings(Subordinate)
少しOC
普段と何ら変わりない日常。朝起きて、食事を摂って、服を着替えて、歯を磨いて、そのまま家を出る。見知った道を歩いて、カジノへ向かう
そうしていつも通りギャンブルを終えた帰り道、目的もなくふらふらと歩いていると、黒塗りの車が側に止まる。何か嫌な予感を察知し、逃げるように去ろうとするChance。扉が開くと向かって伸びる手。腕を掴まれると呆気なく車内に引き摺り込まれていく
Chanceを引き摺り込むと無情にも扉が閉まり、車は発進する。
視界に映る、四つの影。見知った顔がそこにはいた
また面倒ごとか?と思いながらChanceは口を開く
「……なあ…これ、いい加減どうにかならないのか?」
強引に連れ去るこの方法に、半ば諦めながら文句を言う。ため息混じりに、これで何回目だよ、なんて悪態を吐きながら社内の面々を見回す。サングラスにウシャンカ帽、ヘッドフォンにシルクハット、いつも通りで最早安心すら覚える
「…すまない。」
少し申し訳なさそうな声でサングラスを掛けた男、Caporegimeが謝罪する
正直なところ、謝るくらいなら最初からしないでほしいと言うのが本音だが、そうも行かないんだろう。内心複雑だが、言っても意味がないと理解はしている。まともな思考を放棄して、今回の用件を聞くため口を開こうとすると、車が止まった
「ついてこい」
ウシャンカ帽を被った男、Soldierが無愛想にそう言うと、五人は複雑な裏路地を奥に進んでいく。Chance以外の四人は慣れたように進み、Chanceは必死に彼らを追いかける
そうして、一軒の店に辿り着く
扉を開くと、からころとベルが鳴る。中は意外にも広く、落ち着いた雰囲気だ。奥のカウンターから何やら音がする。視線を送ると、誰かが立っているのが見える
「…おや、珍しいお客さんだね。今日はどんな用件だい?」
カウンターから聞こえる声は店内の雰囲気と似て落ち着いており、静かだが確かな存在感を感じる。聞いていると落ち着く声だった
歩を進めると、声の主の姿が映る。バーテンダーらしく、白いシャツに黒いベストとネクタイを着用している。目元は包帯で覆われており、顔を見ることはできなかった
「マスター、今日が何の日かは知ってますよね。…それで、こいつに似合う服をお願いしたくて。」
シルクハットを被った男、Consigliereが口を開く。
マスターと呼ばれた人物はChanceを見ると何か納得した様子を見せると、短く返事をし店の奥に消えて行く。今日が何の日かなど、Chanceは知らない。急に連れ去られて事情を説明される訳でもない。そして数分後、紙袋を手に持って戻ってきた
「…ふふ、こんな感じの服ならいいんじゃないかな?似合うし…何より、…まあ、見れば分かるさ」
「…忙しいのにわざわざすまない…」
「…」
「流石マスター、分かってる〜」
「助かりました。お礼は後日させて頂きます」
紙袋を受け取った後、マスターに何度か頭を下げて店を出る。
ずるずると引き摺られ再び車に乗せられる。色々起こりすぎて思考を放棄していたChanceは、車内で問いを投げかける
「…なあ、今日は何の日なんだ?そもそも、あいつは誰で、今から何をするんだ?」
Chanceの質問にヘッドフォンをつけた男、Contracteeが答える
「そういや、何も話してなかったな。あの人はアレシア。アレさんとかマスターって呼ばれてる。……そして、今からお前には、今日の為に“プレゼント”になってもらう」
「………は?」
顔色一つ変えずあっけらかんとそう答えられる。質問した本人はその言葉を理解できず、数秒間思考を停止してから何とか声を捻り出す。俺がプレゼント?何の為に、誰の為にと疑問ばかりが頭に浮かぶ。
車から降ろされて俵のように担がれると、腹部が圧迫されて息苦しい。ジタバタ暴れながら詳細を問いただすと、困ったような顔をしてから、決心したように口にガムテープを貼られる。途端にくぐもった声ばかりが漏れ、言葉を口にすることも出来なくなった。少し暴れてから、諦めたように動くことを辞めた。
ここで暴れるのは得策じゃないな…。どっちにしろ、危害を加えられる訳ではないと分かっている。一旦は大人しくしてやるか…。
そこからは早くやいのやいのと服を着替えさせられると椅子に座らされ縄で縛られる。わざわざ縛る意味はあったのかと思っていると、不意に口を開く
「…そろそろか」
Consigliereが懐中時計を確認しながらふと呟くと、Soldierが静かに電気を消す。向かってくる足音が近づくのと同時に、自身の心臓が早く脈打つのを感じる。
ギィ、と軋む音。扉が開かれたらしいが、生憎視界不良で顔は見えない。電気のスイッチを押す、カチ、という音が聞こえると、暗かった部屋が照明で光る。
「surprise!!!」
四つの声が重なる。声に驚いたのか、びくっとしてから部屋を見回す、見知った顔の最後の一人がそこに立っていた。少し前の俺と同じように思考を停止したままじっとこちらを見つめてくる。
俺だってよく分かってねぇんだ。だから…そんな目で見ないでくれよ、Mafioso
「…??」
フェドラ帽で隠れていても、様子から困惑していることがはっきりと伝わってくる
そういえば、今日はこいつの誕生日だったな、なんて、大事なことを今更思い出した。
いつの間にか消えていたあいつらを内心恨みながらようやく理解した。なるほど、こいつへのプレゼントだったのか、と
「…」
無表情に見えるが、彼の口元には微かな笑みが浮かんでいる
まて、この手の服はあいつの好みドストライクだった気がする
ぞわり、二度目の嫌な予感。まさに蛇に睨まれた蛙。動きたくても縄のお陰で動けない。俺はじりじりと距離を詰めてくるMafiosoを眺めることしかできなかった
服はご想像にお任せします
Chance
コインと命を賭けるギャンブラー。
軽薄そうに見られやすい。ポジティブ。スペードと言うウサギを飼っている。
Mafioso
無名の借金取り。マフィア
冷静だが怒りっぽい。独占欲も支配欲も強い。凄くご満悦
Caporegime
苦労する統率者。武器は警棒
Soldier
寡黙な兵士。武器はバール
Contractee
悪態好きな契約者。武器は釘のついた板
Consigliere
まともな相談役。武器は剣
マスター
本名はアレシア。通称マスター、またはアレさん
特殊な声を持つ