CP要素なし、過去捏造有
誤字脱字はお友達
見捨てられるとは…???
どういった感じで見捨てられるのかが分からない…!!!
c00lguiについての調べが曖昧な状態で書いたので、c00lkiddが盗んだのか、007n7が譲渡したのかが微妙。今回は前者として進めさせていただきます
CPについてお話しながら書いてました
楽しかった
モチベいい感じだから結構更新早めで私がにっこり
尚、読んでいる人がいるかは別…
teller初心者
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007n7
c00lkidd
後悔
人間、誰もが一度はするだろう。あの時これをしなければ、あの日あれを言わなければ。思い返せば後悔というものは人生において無数に存在する
…私は、後悔ばかりの人生だった
当たり障りのない日常に飽きるのは必然で、何らかの刺激が欲しくなった。
だから、興味本位で始めたスクリプト。所謂ハッキングだ。全て自分のものになった気がして、楽しくて。それだけで、私が私でいられる気がした
退屈な日々を終わらせたい、という私の願いは叶った。
ただ、その願いの対価は、あまりにも大きかった
ある日。家の前に赤子が捨てられていた。その赤子は皮膚疾患を患っていたらしく、肌は黒でも白でも黄でもない、赤色だった
哀れに思った。喜怒哀楽という感情を持つことすらなく、世界というものを知ることすらなく、身勝手な大人によってその命を終わらせていくのか。何を思ったのか、私は彼を引き取った。それを機にハッカー兼エクスプロイターであった自分とは別れを告げ、父親代わりになった。Roblox全体に大混乱を引き起こすことで悪名高かった自分が、今や一児の父親だ、なんて。過去の私が知ったらどう思うのだろう
それから何年か経った。彼は少しやんちゃで、悪戯もするけれど、私も彼も、毎日が楽しかった。子供の成長というのは早いもので、あんなに小さかった彼はみるみるうちに大きくなっていった
そんな彼は、私の過去の悪行…c00lguiを見つけた。好奇心からそれを盗むと、ある店で大混乱を起こした。
当時の私は、彼がそんなことをしているなんて知らず、外出から帰ってこない彼を探し回っていた。燃える店の前で崩れ落ちていた店員の絶望顔が、今でも忘れられない。
店の前で彼の名前を呼び続けると、無邪気に抱きついてきた
近くに浮かぶ「c00lgui」
私と彼に血は繋がりはないが、子は親に似るとはよく言ったものだ
彼の悪戯好きな性格を少しでも咎めるべきだった…
そうして大混乱を起こした後、彼は忽然と姿を消した
彼がいなくなってから数日。未だに彼は見つからず、時間だけが無慈悲に過ぎていく
そんな時、私は何処かの遊園地に迷い込んだ
赤が主体の園内では、彼を思い出してしまい妙に心が落ち着かない。
彼の笑い声が響き渡る
子供らしい無邪気な高笑いが耳から離れない
ここにいるのかい?c00lkidd
探し続けていた彼を探して園内を走り回って、ようやく彼を見つけた
顔はまだ子供のような幼さを残して、体だけが大人と同じくらいに大きくなっていた。見ない間に随分と変わってしまったが、それでも彼だった
彼は言った
「パパ!!遊んで!!!」
「みんな遊び疲れて寝ちゃった。だから、みんなが起きるまで、僕と一緒に遊んで!!」
そこで“眠って”いる人々をつまらなそうに見てから、私の方へと振り返る。
「…うん、分かったよ。じゃあ、みんなが起きるまで、僕と一緒に遊ぼうか」
c00lkiddとの鬼ごっこ
これがただの鬼ごっこだったらよかった。
追いつかれたら、彼らと同じ運命を歩む。彼らは眠っているが、それはただの眠りではない、死という名の永眠だ。二度と目覚めることはない。
一体、どこで選択肢を間違えてしまったのだろうか?そんなことばかりが頭の中を巡り続ける。
…最初からか。もっと早く、幸せに気づけなかったのだろう。
どうしてもっと早く、自分がおかしいと分からなかったんだろう。
なんでもっと早く…あの子を正しい道に歩ませることができなかったのだろう。
どうしようもなく愚かでくだらない私を、どうか許しておくれ、c00lkidd
「捕まえた!!!」
首に掛けられた手に力が込められるのを感じると同時に、視界がぼやけていく。酸素が取り込めない。彼を傷つけられない無意味な抵抗、力も入らなければそんな気力もない。
ぐるぐる、昔の記憶が高速で流れていく
走馬灯か。不思議な感覚だ、自分の一生を振り返る、なんて。これが身体…脳の反応の一種で、ここから生き延びる方法を探しているのはよく分かっている。それでも、もう長く生きられない、と、身体ではない、私自身が理解している。この子によって人生の幕は降ろされる。
彼に殺人という十字架は背負わせたくなかった。でも、ここじゃそんなことは通じない。既に何十人と犠牲になっていて、私が見たこの惨事も、氷山の一角に過ぎないのだろう。
あぁ、私は…誰かの幸せを壊していたのか。幸せを壊される感覚というのは、こういうものだったのか。そんな過ちに気づくまで、凄く長い時間が掛かってしまった。でも、気づいた時には、もう手遅れだった。
後に悔いるから後悔というのであって、結局は今更でしかない。
ぷつん、と意識の糸が切れた
…私は、あの子の父親になれていたのだろうか?
雨が降っている
「パパ!…パパ?」
ねぇ、起きて、パパ
眠っている父親の体を子供が揺する。
「パパ…どうして動かないの?」
何で起きてくれないの?
彼と遊んだ相手は、皆目を覚ますことがない。
「……遊びに飽きちゃったの…?」
僕、何か悪いことしちゃった?
悲しいことに、この子供は死というものを理解できない。
「…ねぇ……お父さん…」
…どうして起きてくれないの…?
震えた声。目元に浮かんだ涙。酷く冷たいけれど、彼は目覚めを待っている。
007n7
後悔と心壊。多くの後悔を抱えて眠りについた大人。
c00lkidd
無垢で純粋。目覚めることのない父親を待つ子供。
next…アンサー Shedletsky 1x1x1x1







