attgです.ᐟ
普通に書きたくなったーw
どぞ!
tg視点
教室の隅。
窓の外には、暮れかけた空が広がっていた。
tg ねぇ、あっとくん
俺はそっと声をかけた。
誰もいないはずの教室。
けれど、あっとくんはそこに座っていた。
あの頃と、何も変わらない顔で。
tg 今日ね、空がすごくきれいだったんだ
俺が笑いながら話しかけると、
あっとくんも、かすかに笑った。
at そっか
tg うん。ねぇ、あっとくんも見た?
at 見たよ
あっとくんの声は、夕暮れよりも静かで、やわらかかった。
だけど、俺は気づいていた。
あっとくんの手のひらが、
光じゃなく、影だけをすくっていることに。
tg ねぇ、あっとくん
at どうした?
tg 俺、もう……進んでもいいのかな
あっとくんは、少しだけ目を伏せた。
at ちぐが決めることだよ
俺は、あっとくんを見つめた。
あっとくんは、夜みたいに静かで、どこか寂しそうだった。
俺は、朝みたいにせわしなくて、まだ何も知らなかった。
夜と朝。
静寂と鼓動。
そんなふうに、俺たちは並んでいた。
tg 俺ね、怖かったんだ
at 何が?」
tg もし、あっとくんがいなくなったら、俺、ひとりぼっちになるんじゃないかって
あっとくんは、ゆっくりと俺の頭を撫でた。
at 俺は、もういないよ
その声は、どこまでも優しくて、
どこまでも、遠かった。
tg ねぇ、あっとくん
at ん?
tg それでも、俺歩いてもいい?
あっとくんは、そっと頷いた。
at 朝になったら、目を覚まして、ちぐの夜は、もう終わってるから
気づけば、窓の外は、
夜明け前の青に染まりはじめていた。
あっとくんの姿は、もう、ほとんど見えない。
けれど、俺は、はっきりと分かったんだ。
あっとくんは、俺の夜だった。
だから、俺は、朝を生きなきゃいけないんだ。
tg …ねぇ、あっとくん
最後に、もう一度だけ呼んだ。
「ありがとう」
誰もいない教室に、
微かに、あっとくんの笑った声が残った気がした。
俺は、歩き出した。
光のほうへ。
この物語のこだわりポイントはねっ.ᐟ
あっとくん=夜、静けさ、過去
ちぐさくん=朝、鼓動、未来
夜(死)と朝(生)
進めないちぐちゃんと、背中を押すあっとくん
ってかんじ.ᐟ.ᐟ
1週間くらいかけたw
コメント
6件
これはもっと伸びるべきだな、うん、最高だ、
いやもう好きだ𝑺𝑼𝑲𝑰𝑫𝑨
成程…理解理解、 やはり表現力が豊か過ぎます…