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ープロローグ#b-0ー…体が、だるい。
こ…こは……ろじ?
ゆっくりと体を動かす。痛みがあるようでそこまで強く動かせない。
ど、うやらゴミ箱…?ゴミ袋の上で寝ていたらしい。何かやらかした記憶も、探ってみても何も無い。ベッドの上で寝たはず…なんだがな。
「……ッてぇ…」
家に捨てられた?いや無機物なんだから動くわけない。…攫われた?だとしたら近くに人が居るはず。
「誰か…居ないんですか。」
声だけが響く、生命の音が何もしない。どうやら一人ぼっちらしい。
「本当に、ただ捨てられただけ…か。」
正直納得いかない。いつもの生活を送っていつも通りに就寝したはずなのに何だこの仕打ちは。
…何も出来ない。よく分からない路地に捨てられ、近くに人もいない。なんだったらスマホすらもない。スマホないのはそりゃそうか…。
と、思い暫くの時間ふけっている。と、上の方から複数人が走る音。
駆けつけてきたのか、それとも…
「ストーカーが過ぎないの!?凄いね体力!流石なのかなぁ?!」
「うるさい!大人しく投降しろ!!」
…呑気そうだ。盗みが発生したのかなんなのか、これは巻き込まれたくない。と、思ってたのにだ。フラグは存在するらしい。先程の足音の塊がこの高さまで降りてくる。しかも、これは幸か不幸か、聞き覚えのある声が聞こえてしまった。やだなぁ
「ほっ…っと?ありゃ、知ってる人が1人いるねぇ?」
「話しかけないでください。こっちは身体中、なぜか痛いんです」
「あは〜それはごめんだけど、追われてるのはどうすればいい?」
「流華さんさぁ…」
……面倒事に巻き込まれるのはごめんだ。
〜
決意の理由とは人さまざまだろう。
ただ、理由が異なるはずなのに結託するのはなぜなのだろうか?
彼等は、何を持って何を感じて行動しているのだろうか。
エピソードB 「決意の証明」