テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
手紙には、たった一言だけが書かれていた。
震えた字で、涙が滲んだあとがあった。
るぅとくんが、死ぬ前に最後に書いてくれたそうだ。
僕の名前を呼びながら。
『ずっとずっと、大好きでした_。』
殴り書きみたいな字。
僕に伝えたかったことを精一杯に書いたんだろう。
そして、スマホに送られてきたメッセージは、一つのURL。
僕は恐る恐るタップする。
『誰かに言われたって
僕たちの物語さ
この場所を守って迎えに行くよ
物心がつく前に
勝手に決められた人選
あいつは悪魔みたいだ
って思われていく人生
大丈夫って 言い聞かせて
必死に夢を描いて
バカみたいな物語は
底なしに消えていった
聴き慣れた音に
輝いたその光
何度でも何度でも胸に叫ぶんだ
足元を蹴って踏み出したその先に
殻にこもってた君はきっと変われるさ
赤い果物へと実りを越えて
あの時見た夢を君は覚えてるかな
暗闇に溶けていった
くやしかったあの日にちも
信じて栄光を取れた
守り抜いた仲間たちと
でも時には怖くなって
悲しみを押し殺して
絡んできた傷は
胸を締め付けた
何を悩んでも正解がでないなら
待ってても待っててもずっと始まらないだろ
足元を蹴って踏み出したその先に
変わる事ない未来の地図は報われるさ
枯れかけた花も青く輝いて
あの時見た夢を僕は覚えているよ
涙を拭いた少年は
誰よりも
強くなれるんだ
まだだまだだ
何度でも立ち上がるさ
あの時見た夢のヒーロー
足元を蹴って踏み出したその先に
殻にこもってた君はきっと変われるさ
赤い果物へと実りを越えて
あの時見た夢を君は覚えてるかな
(どんなにくじけても)
這い上がって舞い戻る
(勇気を与えた)
未来を開く
勝利のヒーロー
進めヒーロー』
一つの曲だった。
るぅとくんが、作った曲。
僕へと向けて作った曲。
聴いた途端に涙が溢れた。
止まらなかった。
ねぇ、るぅとくん。
気持ち、届いたよ。
るぅとくんの分まで、生きるから。
るぅとくんに救ってもらったこの命を。
ねぇ、るぅとくん。僕も_、
「ずっとずっと、大好きでした」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!