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体育祭練習のときに矢本先生が胸のボタン2つ開けててそっからホクロも見えてエロかったので受けとして翔先生攻め
夢小説(矢本先生受け ver.)
体育祭練習の帰り道。
翔先生はまだ熱の残る頬を、冷えた夜風で落ち着けようとしていた。だが、頭から離れない光景があった。
——矢本先生の胸元。
ボタンが二つ外れて、鎖骨のラインがくっきり見えて、汗に濡れた肌に小さなほくろが覗いていた。
「見えそうで見えない」その余白が、妙に艶めかしくて。
(……なんで俺が、こんなに意識してんだよ)
自分を叱るように心の中で吐き捨てたが、熱は冷めなかった。
***
「……翔、顔赤いな。風邪か?」
家に戻るなり、矢本先生が不意に覗き込んでくる。
シャツはそのまま、上のボタンはやはり開いたまま。胸元のほくろがちらりと揺れて、翔先生は目を逸らした。
「……風邪じゃねえよ」
「じゃあなんだ?」
「……あんたのせいだろ」
吐き捨てるような声に、矢本先生が目を瞬かせる。
次の瞬間、翔先生はぐっと胸倉を掴み寄せた。
「その格好、わざとだろ」
低く唸るような声に、矢本先生は珍しく言葉を失った。普段なら軽く受け流す彼が、今は息を呑んで固まっている。
翔先生は笑った。
「……今日は俺が攻めてもいいだろ?」
唇が重なる。
鎖骨をなぞる指先に、矢本先生の身体がびくりと反応する。普段は強気な彼の声が、かすかに震えて洩れる。
翔先生の胸に広がるのは、優越感と愛おしさ。
(……やっぱり、おまえは反則だよ、拓真)
夜の静けさの中、二人の呼吸だけが重なっていった。
翔先生の唇が離れた瞬間、矢本先生は荒い息を吐いた。
普段は生徒にも同僚にも余裕の笑みで返す人なのに——今は違う。
「……翔、おまえ……」
「なに」
「調子に乗ってる」
言葉ではそう言いながらも、掴まれた胸元から視線を逸らせない。
鎖骨をなぞる指先がゆっくり下へ滑るたび、喉が勝手に鳴ってしまう。
翔先生はそれを聞き逃さず、口元を吊り上げた。
「……俺の方が、今は上だな」
ソファに押し倒す。
ボタンが一つ、また一つ外れていき、矢本先生の胸元がさらけ出される。薄い皮膚の下に浮かぶ筋肉、そして——小さなほくろ。
翔先生の唇がそこに触れた瞬間、矢本先生の肩がびくりと震えた。
「……ッ、やめろ……」
「嫌そうには見えない」
「……くそ、言わせるな……」
声が揺れて、熱を帯びていく。
普段は強気なはずの彼が、目を伏せ、吐息を乱しながら身を委ねていく姿に、翔先生の奥底で熱が弾けた。
「もっと……乱れる顔、見せてよ」
耳元で囁くと、矢本先生は苦い声で笑った。
「……ほんと、おまえ……生意気だ」
けれど、その腕は翔先生の背中を強く掴んで離さなかった。
***
夜の帳が深まるほどに、二人の距離はなくなっていく。
普段は攻める側の矢本先生が、今日は甘い声を洩らして受け止める側になる——そんな逆転の夜が、確かに始まっていた。
―――
ソファに沈み込んだまま、二人の息は荒く絡み合っていた。
けれど翔先生は、わざとそのまま終わらせなかった。
「ここじゃ狭いな」
低く囁くと、矢本先生の目がわずかに見開かれる。
「……翔、まさか」
「まさかじゃない」
抵抗の言葉を封じるように唇を重ね、身体ごと抱き上げた。
普段なら簡単に振りほどくだろう矢本先生が、今日は腕を回して従う。ほんの少し震える指先が、翔先生の背中に爪を立てた。
ベッドに降ろされた瞬間、柔らかなシーツに広がる黒髪と、開いた胸元。
矢本先生が、息を整えながらこちらを見上げる。
「……翔。おまえ、本気でやるつもりか」
「今さら止めろって言う?」
「言えねえな……」
掠れた声が答えになった。
翔先生は笑い、首筋から鎖骨、胸元のほくろへと口づけを落としていく。触れるたびに、矢本先生の身体が熱を帯び、強気な声が少しずつ溶けていく。
「……っ、翔……そこ……」
「やっぱり弱いんだな」
「……黙れ」
言葉と裏腹に、腰がかすかに跳ねた。
普段は支配する側の男が、今は受けて乱れている。その姿がたまらなく愛しくて、翔先生の胸の奥の欲望に火がついていく。
シーツを握り締める手、滲む汗、乱れる吐息。
「今日は……俺に任せろ」
耳元で囁いた時、矢本先生の瞳がほんの一瞬揺れて、そして甘く濡れた声で答えた。
「……好きにしろ」
その言葉が合図になった。
夜は深く、長く——普段とは逆の立場で、二人は互いを貪るように求め合った。