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赤葦「…っえ⁉︎」
元気で明るい聞き覚えのある声が耳に入ってきた
俺は咄嗟に花を抱えてる姿を見られたくないというのとその声に安心したという感情がぐちゃぐちゃに混ざって気づいたら足がその声の反対方向に動いていた
赤葦「ごめんなさい…!木兎さん達….!!」
木兎「え⁉︎ちょっと待ってよあかーしぃ‼︎」
木葉「え〜⁉︎俺ら赤葦に嫌われてる⁉︎」
木兎「そんなぁ….😞」
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赤葦「…あれ?ここどこだ?」
適当に逃げた場所は見たこともない、まるで歌舞伎町のような街並みだった
赤葦はどうしようどうしようと花を抱えながら必死に考え、まず最初に財布に金が入ってるか見たが購買のパンのせいで所持金は0に近かった。
頭はこれまでにもないほどパニックであたふたしてるうちに声をかけられた
おじ「君…こんなところで何してるの?」
赤葦「えっと…適当に走ったらここに着いちゃって、お金はあんま持ってなくて…」
おじ「そうなんだ!おじさんがお金あげるからちょっと遊ぼうよ」
赤葦「え…!いやでも…」
おじ「ほらほら!いーから!」
ガシッ
赤葦「ちょっ…!腕離して…!」
???「ねぇおじさん何してんの」
おじ「えっ?何って…ひっ!」
そこには身長が190cmに近い人物がいた
???「俺のあかーしだから離して。ね?」
おじ「ご、ごめんなさいぃぃぃ!!」
赤葦「ありがとうございます…!」
赤葦「って木兎さん!?なんでここに!」
木兎「なんでってあかーし急に逃げるんだもん!絶対なんかあると思って尾行してきた!」
木兎「尾行してきたらどこだよここ!あかーしはたまに考えなしに動くんだから!」
赤葦「すみません…」
木兎「で?その花は?」
赤葦「えっと…卒業生に花を贈る際の花です」
木兎「ふーん、誰にあげんの」
赤葦「木兎さんに…です」
木兎「え!マジで!ありがとうあかーしー‼︎」
赤葦「どういたしまして…てか!今は2人きりなんでいつも通り【京治】って呼んでくださいよ!」
木兎「あー!ごめん!ありがとう!京治‼︎」
赤葦「どういたしまして」
なぜ下の名前で呼んでるって?
彼らは公表していないだけで付き合ってもいるしもう何ヶ月前に同棲していたのだ
側から見るとセッターとスパイカー、先輩と後輩、でも裏を見てみると【恋人同士】という肩書きが出てくる。
赤葦「でももう光太郎も学校卒業しちゃうもんね…」
木兎「そーだなぁ、やっぱ悲しいもんだな〜!卒業って、でも俺らは家でいつでも会えるけどな!」
赤葦「だけど木葉さん達に会えないのは悲しい」
木兎「確かに、俺は大学行かずにバレー続けるけど木葉達はちゃんと大学行くんだろうな〜」
赤葦「え⁉︎光太郎大学行かないの⁉︎」
木兎「え⁉︎行かないよ⁉︎」
赤葦「まぁいいけど、俺が養う事にならないよね?」
木兎「だいじょーぶ!ちゃんとバレーで食っていけるようにするから!」
赤葦「そぉ?じゃあ期待しとくね」
木兎「うん!がんばる!!」
言い忘れてたけどこの物語は【俺と光太郎が幸せになるまで】の物語だ。