❤️×💙
ある日の夜。
俺らは晩酌を嗜んでいた。
涼ちゃんは予定で来られないんだとLINEを受けて、俺と若井2人きりで俺の部屋で缶ビールを開けた。
…でも、俺は知っている。
若井が酒に弱いことに。ベロンベロンになっていつかはだる絡みが始まる。
そうなるのは嫌だから俺は若井にノンアルコールを勧めた。なのに、若井は俺の缶ビールを飲み干した。……うわ、終わりだわ。
顔が真っ赤になった若井。
そして、案の定…
「もとき、〜〜、!!」
だる絡みが始まる。
俺の腕に絡みついてくる。
……よく見ると顔はいいんだよなこいつ。
俺はスルースキルをかましていると、若井が頬を膨らませて拗ねていた。
「んぅ、……もとき、〜!!」
俺の名前を連呼する若井。
…正直に言えば可愛いけど、絡んだら変なことになりそうだ。涼ちゃんに助けを求めようかな。
俺はスマホを取り出して、
涼ちゃんとのトーク場面に移動した。
『助けて、若井がやばい』
すぐ既読がつく。
『え、お酒飲ませたの!?何してんのよ』
『違う、あいつが勝手に俺のを飲んだ』
『…それは若井が悪いね。
今家?いこうか?俺予定終わったし、』
『お願い』
『りょーかい、ちょい時間かかるかも、
それまでは耐えて!!』
スタンプを押して、俺は少し気が楽になった。
…涼ちゃんが来るまでの辛抱だ。
すると、若井が泣き顔になっていた。
俺は驚いた。
「ん〜っ、…泣、元貴、…かまってよ…」
「……っ、…!!」
なんでだ心に来る。
ダメだ、絡んだら、めんどくさくなる。
でも、若井がパワーワードを出す。
「……もとき、…せっくすしよ……?」
「!!!!!!!???????」
そう言いながら若井が俺を押し倒してきた。
……泥酔だからと言って、
……メンバー同士だ、俺らは。付き合ってもないのに、こんなの、…おかしい。
でも、俺は…最近曲やアンチに悩まされていた。
えっちはストレス解消になるらしい。
……一度だけなら、いいんじゃないか。
そう思って若井を俺は押し倒した。
「……ごめん、…いい、……?」
「…うん、いいよ、”…??」
やっとかまってもらえたと若井は少し笑みを浮かべていた。
「…挿れる、」
「いいよ、…”きて、…」
「…っ、きもち、いいよ、…っ、もとき、」
「そう、…笑?嬉しい」
「ん、やばいきそ、……」
「いいよ、」
「でも、ここ床、だよ、……」
「いいよ、…俺が掃除してあげる」
遠慮してたものの出ちゃうものは出ちゃうよな。
……若井がエロすぎる。
顔を真っ赤にしながら喘いで、腰を振ってる。
………本当にえっちで罪な男。
「…どう、?満足した……??」
「……ん、”っ、…ありがと、…笑」
まだ酔ってるのか、若井は裸のまま、
俺に抱きついてきた。
可愛らしい。俺は思わず頭を撫でる。
がちゃ、
「……っ!!!?」
ドアが開いた。
……涼ちゃんが1人佇んでいた。
「来たけど……何この状況……」
引いた目で俺らを見ていた。
……お互い裸で抱き合ってる。
床には謎の白い液体。……涼ちゃん来るの忘れてた。
「…ねえ、誘ったのどっち?」
「……若井です、……」
「乗ったのどっち?」
「…俺です……」
「……メンバー同士でしょーが!!!!
そんな、えっちなことしない!!!」
涼ちゃん、お母さんみたい。
俺はこのあとこっぴどく叱られた。
若井はそのまま熟睡。でも、涼ちゃんが若井は酔ってたから仕方ないと罪を下さなかった。
……ずるいぞ。
服を着た。
……もう朝じゃん。
…眠たいな。
若井が起きた。
「おはよ、…」
「おはよ、」
涼ちゃんが挨拶すると、若井は驚いた顔で涼ちゃんを見つめていた。
「なんでいるの……?」
「…まあ、…ね、…??」
「…へーん、」
若井が謎の返事をして俺に近づいてきた。
耳元で何かを呟いた。
「…気持ちよかったよ、元貴」
俺が振り向くと、若井は秘密ポーズを見せて俺の家を出て行った。
……あいつ、酔ってなかったんかい。
涼ちゃん、あいつにも罰を……
the end
コメント
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て 、 てんさいだ、、
罪な男だぜ………