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少し  目を閉じて考える  、



自分の兄  、石神千空は  無事なのだろうか。

こんな男達を信用していいのか、

もしかしたら、石化させた犯人はこいつらじゃないのか、



そんなことを想像しながら、 ゼノ を待つ 。


数分後  、直ぐに  皆 、と呼んでいた 人たちをこちらに連れてきた、


ゼノ   「 やぁ、待ったかな  ? 一先ず 、軽い服を持ってきたよ 、多分合うとは思うから着替えてくれたまえ  。  」


薄く微笑んでいるようだ、私は 人の身体をジロジロ見ないで欲しい 、なんて思い 乍も、着替え始める。


すると、 少し遠くから 違う男の声が聞こえてきた。


???  「 おいぜノ  、 あんた  そんな女の子の身体見てたら 、猥褻行為で捕まんよ、やめな 。 」



ゼノ とは違い 、少しトーンの低いハスキーボイス で そう言った。



その言葉を聞いて 、ゼノは応えた、



ゼノ  「あぁ、すまない ね、!!  」


自分に謝っては 、1歩下がり 、目を逸らす

その行動を見て、 軽く笑い 乍、言う


千星  「 ん、別に 。 見せて何かが取られるわけじゃないし 、 」


着替え終わり  、改めてきちんと立ち、目の前に目線を合わせる、

すると、最初に会った ゼノの隣に、 まるで彫刻のような美貌の持ち主で 、男か女かも分からない人が立っている、

着替え終わったのを確認したのか、目線をこちらに戻した ゼノが話始める、


ゼノ  「 さて、 ひとまず 、僕の隣にいる 人について紹介しよう 、」


ゼノ「この 人は  “  スタンリー・スナイダー ” 僕の幼馴染で 、 アメリカの 特殊部隊の隊長を務めていたんだ 。 」


ゼノは 何処が自慢げに 話をする 、

その話を遮るかのように、説明をされた人が話し出す、


スタンリー  「すまん ね、 こいつ 世話焼き女房でさ 、 自分の自己紹介も させてくんねぇの、 」


スタンリー・スナイダーは苦笑いをし乍 、自分に手を差し伸べる。


スタンリー「改めて 、スタンリー・スナイダーだ。 呼び方ははなんでもいいぜ 、」


差し伸べられた手を 、自分の右手でしっかり掴み、握手を交わす。そこから自分も話し出す、


千星 「…… スタンリー、と呼ばせて貰ってもいい ?」


そう問えば、 「 構わねぇよ 」と、返ってきたので 、自分は少し戸惑い乍も、話を続ける、



千星 「聞きたいんだけど 、スタンリーの性別っ てどっちなの?」



そう言えば 、スタンリーは笑い乍 応える、


スタンリー 「 っはは、 女だぜ 、」


表情と笑い方でわかる 、うん。嘘だ、

そう思っていたら、ゼノが話に入る、


ゼノ 「こんな状況で、 嘘をついてどうする、んん”、 スタンは 立派な男だ 。 」


自分も口を開ける、


千星 「分かるよ、流石に  。 」


と、2人に呆れる 自分をほったからかしに、スタンリーが私に話しかける、


スタンリー 「 ゼノがさっき言ってたが 、あんたまだ 14歳の日本人なんだろ ? その割には 英語 流暢 に喋んね、 」


その話を持ち出した途端、 ゼノの顔がぱっと明るくなり、急に早口で喋り出す、



ゼノ 「そうなんだ、!!  そこなんだよスタン !!  君は、何故そこまで 英語を話せる ? 」



首を傾げ 、問いかけてきたので、私は簡単に答える 。



千星「あ ~ 、 私 一応 言語学者  。色々な国の言語を研究してるから 、大体は話せるよ   」



そう答えると  スタンリーは 目を見開き、驚いた顔をする 。

ゼノはと言うと、もっと目をキラキラ輝かせ、まるで子供のような顔で 叫ぶ、


ゼノ「おぉ、 聞いたかいスタン !? 彼女は、こんな 若いのに 言語学者  をやっているらしい!!」


スタンリー 「へぇ、 やんじゃん  。 」



ゼノは 楽しげに独り言を呟いている、

スタンリーは 煙草をふかし乍 、心のこもってるか分からないような 口調で 褒める。


そんな、ゼノの呟きの1つに 私は驚かされる、



ゼノ  「まるで 、千空のような子じゃないか …  !!  」



“  千空  ” その言葉を聞いて  、私はゼノの近くまでより、肩を掴んで  目を見開き乍 問う、



千星  「な、…え、  今 、千空  って言った 、!?  」



この後  、とんでもない事実を聞かされることになる。



実の兄を裏切って 米人 2人の 恋人に!?

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