がっつり🔞です。激しめです。苦手な方はお控えください。
『』叶
「」葛葉
叶side
・・そういえばもうすぐバレンタインか。
今年ももうすぐチョコの季節がやってくることを電車の中の広告で知る。
去年はまさかの葛葉から貰っちゃったからなぁ。
恥ずかしそうにチョコをくれた葛葉を思い出してにやけてしまう。
・・今年は僕が準備しようかな。
葛葉side
突然叶に『今年のバレンタインは僕が準備するから』と言われた。
まぁ俺も何もまだ考えてなかったし、準備してくれるならありがたい、か。
叶のことだ、きっと美味そうな奴用意してくれるんだろうな。
「めちゃくちゃ期待するわ」
俺はそう答えた。
叶side
・・勢い余って準備すると言ったものの正直何もまだ考えてない。
去年とは違うことをしたい、となると普通にチョコを買うだけではダメだろう。
作るか?・・でもなんかこうもっと特別な、、
『・・いいこと思いついた』
僕は我ながら素晴らしいアイディアに鼻歌を歌いながら店に向かった。
(バレンタイン当日)
葛葉side
今日はバレンタイン当日。
叶のことだからチョコ系のスイーツを手作りするんだと思ってた。でも、昨日も一昨日も家で叶が作っている様子はなかった。
あれ、手作りじゃねーのか、じゃあ買ってくれたのか、?
俺は叶の意図がよくわからないまま叶が仕事から帰ってくるのを待つ。
(数時間後)
ガチャガチャ
『ただいま〜ごめん遅くなって!』
騒々しい音を立てながら叶が帰ってきた。
「おかえり、おつかれさん」
『ありがと、おなかすいたでしょ』
「・・うん」
『これ、美味しそうなの買ってきたから食べよ』
「なにこれ」
『めっちゃ良い焼肉弁当』
「お前天才」
『でしょ』
俺はいそいそとテーブルに座り、叶が買ってきてくれた焼肉弁当を食べる。
「うまぁ」
『ね、めちゃめちゃ美味いね』
「最高」
『良かった』
弁当を口に運びながら俺はふと疑問に思う。
・・あれ、叶特にチョコっぽい袋とか持ってなかったよな。もしかして忘れてんのか?まぁ、いいけど、、
『・・葛葉?』
「ん?」
『どうした?』
「いや、別に、、なんもない」
『・・ふふ、チョコでしょ』
「えっ」
『顔に書いてあるよ、チョコがねーなって』
「・・・」
『大丈夫だよ、ちゃんと準備してるから』
「・・あ、ありがと」
『ほんとに可愛いなぁくーちゃんはもー』
「やめろその呼び方」
『www』
・・なんだ、ちゃんと準備してくれたのか。叶にバレたのは恥ずいけど、まぁよかった。
叶side
葛葉ってばわかりやすすぎるんだよ。可愛いんだから。
僕はコップを片付けるからと言って葛葉をテレビの前のソファに移動させた。
葛葉はリモコン片手にこちらに背を向けて座っている。
僕はキッチンの戸棚に隠した袋からあるものを取り、そっと後ろから葛葉に近づく。
『えいっ!』
「おわっ!!」
突然目隠しをされ視界を奪われた葛葉はリモコンを持ったまま暴れている。
僕はそんな葛葉をひょいっとお姫様抱っこし、何も言わずに寝室に連れていく。
「なぁ、なんだよ叶、なぁって、、」
僕が何も言わないので少し怖くなったのか情けない声を発する葛葉。
それでも僕は何も言わずに葛葉をベッドにおろした。
「なぁ、叶、、ねーなにすんの、?」
目隠しをされた葛葉は手で僕を探しながら眉毛を下げて呟いている。
『・・動かないで待ってて、葛葉』
いつもより低めの声で耳元で囁くと、ビクッとして大人しくなる葛葉。
僕はそんな葛葉を見て満足し、わざと音を立ててドアを閉め、キッチンに戻る。
事前にちょっと準備したあるものを手に持ち、葛葉の待つ寝室に戻る。
カチャ
葛葉はと言うと、ちゃんと動かずにさっきと全く同じ姿勢でベッドの上で僕を待っていた。
『・・お待たせ葛葉』
「叶、?なぁほんとになにすんの?」
『ん?バレンタインだからサプライズでチョコあげようかなって思って』
「なんだよ、チョコ渡すだけならこんなんしなくてもいいじゃん」
『・・いいじゃんたまには』
僕は適当に返しながらベッドに乗り、自らの口に小さなチョコを咥えた。
『ね、葛葉、口開けてよ』
「・・?あー」
ちゅっ
「んんっ?!」
『おいひ?(おいし?)』
僕は葛葉にチョコを口移しであげながら深いキスをする。
「んっ、なぁ、お前これ去年も、んっ」
『大丈夫、去年とはまた違うから』
僕はキスをしながら葛葉の服に手を伸ばし直に肌を触る。鳥肌が立った肋骨の浮き出ている白い肌を指先に感じながら、僕はさっきキッチンから持ってきたものに反対の手を伸ばす。
ペちゃ
「うわっ?!あつっ?!くはないか、、」
『あつくない?』
「大丈夫だけど、なに?ローション?」
『ん?違うよ、匂いでわかんない?』
「え?」
『甘い匂いするでしょ?』
「・・もしかして」
『チョコ』
「はあぁぁ?!?!お前なに考えてんだ!!」
『葛葉チョコ欲しいって言うから』
「どー考えてもちげーだろーが!!」
『まぁまぁ、あんま暴れないでよ、布団にチョコ付いちゃうから、一応タオル敷いてるけど』
「なぁーもういいって、なんだよこれ、、」
ごちゃごちゃ言っている葛葉の上半身にある程度チョコを塗り、今度はそのチョコを舐めとるように葛葉の肌に舌を這わせる。
「んっ、あ、、んあっ、、」
『・・きもちーの?』
「お前が、変なことっ、、するから、、」
『・・変態』
まだ反抗している葛葉の胸の突起を口に含むと、大きく体を跳ね上げわかりやすく悶える葛葉。
「うあっ、あぁっ」
『・・こんなに感じてる癖に』
「ちがっ」
ガリっ
今度は葛葉の首筋に歯を立て噛みつき痕を残す。
「んあぁっ」
『・・痛いのに感じちゃうくらい変態な癖に』
葛葉side
さっきから俺は次々と与えられる快楽におもちゃのように感じてしまい、完全に叶のペースに持ってかれていた。
・・まずい、このままじゃ、、
そう思ったのも束の間、
『・・葛葉、壊していい?』
耳元で吐息混じりに叶に囁かれ、それだけで頭が真っ白になり息遣いが荒くなってしまっていることに気づく。
『っつ!』
「??叶?」
『・・なんでもないよ』
そう言われると叶に口付けをされ、また甘い味が口内に広がり、チョコかと思ったらその中に微かに違う味を感じる。
・・なんだこれ、あ、、、
気づいた瞬間、俺は自分で抑えることのできない衝動に襲われ、はぁはぁと肩で息をして見えない叶に向かって手を伸ばしていた。
『・・何の味か当てて?』
叶は面白そうに俺に尋ねてくる。
「・・チョコと、叶、の血、、」
『ふふ、正解』
「お前、なんで、」
『舌噛んだ』
「は、わざと?」
『うん、ちょっと痛い』
「お前、おかしいって、、はぁっはぁっ、、」
『葛葉、興奮してるね』
「わかってやってんだろっ、なぁっ」
『当たり前じゃん』
「ふー、ふー、叶っはやくっ」
『・・何が欲しいの?』
「叶、叶が、、お前が、欲しい」
『・・可愛すぎるよ、葛葉』
そう言う声が聞こえたかと思うと、一気に奥を突かれ、大きな快感に襲われる。
「お”ぁっ?!」
『・・解さなくても余裕だね』
「あ、あぁぁ、、」
『顔見せて?』
そう言って俺の目隠しをとり目の前に大好きな叶の顔が現れる。
『ふふ、もう飛びそうじゃん、葛葉』
「お前が、急に、挿れるからっ、」
『動くよ』
「?!」
いきなり激しく俺の奥を攻めてくる叶。当たり前に俺は絶頂し視界が真っ暗になる。
『もう白目剥いてんの、かわい、、』
「あがっ、お”ぉっ、がぁっ、、」
『・・もっと僕で興奮してよ、葛葉』
そんな叶の言葉が聞こえたかと思うとまた深いキスをされる。
先ほどと同じでまた叶の血の味を微かに感じ、俺の身体はバカ正直に興奮し髪が逆立っているのが自分でもわかる。
『・・まだ味する?』
「する、けどもっと欲しい、お前の血、、」
『・・・』
俺がそう言うと、叶は一瞬その綺麗な顔を歪ませ、再度自身で舌を噛み血を出したかと思うと俺にキスをする。
先ほどより濃い叶の味を感じて頭が快感に、叶に支配され、俺はもう欲望に抗えなくなっていた。
叶の肩を掴み、勢いで叶を押し倒し、叶の上に跨った。
『えっ、葛葉、、』
「はぁっ、はぁっ、あぁ、きもち、、」
『・・・』
「あぁ、叶、俺、おかしくなりそ、、」
『・・葛葉、そんなん見せられたらもう、我慢できない』
一方的に腰を振っていた俺の腰を両手でおさえ、今度は叶が下から俺の奥深くまで突いてくる。
「あ”ぁぁ、ぐふっ、ひぐっ、うぐっ、、」
『葛葉、葛葉、可愛い』
叶も余裕が無いのかいつもよりも乱暴に、でも的確に俺の良いところを突きながら攻めたてる。何度も何度も絶頂が襲い、頭も真っ白になり俺は耐えきれずに叶の上に倒れこむ。
「はぁっはぁっ、叶、叶、、」
『葛葉、悪いけどもうちょい付き合って』
今度は俺に壁に手をつかせ、後ろから攻められる。
叶も叶でこれまでにないくらい興奮し欲望に塗れ、まるで俺の身体を貪るように一心不乱に腰を振っている。
『葛葉っ、やばい、』
「んあぁあ、あぁ、、」
・・・
叶side
『今日葛葉エロかった』
「・・やめろ」
『ねぇまたやって?上乗るやつ』
「・・やだ」
『お願い』
「・・気が向いたら」
『ふふ、楽しみにしてるね』
「・・・」
『あ、そうだ、あとでガトーショコラあるよ』
「え」
『まさかこれでバレンタイン終わりじゃないよ』
「買ったの?」
『ううん、作ったよ』
「まじ?やるねぇ」
『あとで食べようね』
「うん、、ふぁぁぁ〜」
『・・先にちょっと寝よっか』
「ん、」
『おいで、葛葉』
僕がそう言うと素直にもぞもぞ移動して僕の腕に頭を乗せて抱きつく葛葉。
『可愛いね、ほんとに』
「・・・」
『好きだよ、葛葉』
「・・・・俺も好き」
『なにそれ可愛い』
「・・お前血止まった?口開けろ」
『たぶん、あー』
「・・大丈夫そうだな」
『うん』
「・・もう痛くない?」
『全然大丈夫だよ』
「・・よかった」
『ふふ、ハッピーバレンタイン』
おしまい
コメント
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最高です✨次の作品も楽しみです!
めっちゃ最高でしたッッ💕✨ 話の作り方とか描写とかも 上手すぎてホントに尊敬してます! 次回も楽しみに待ってます!!!