今、困っていることがある。
それは、ドSな恋人のせいで乳首だけで絶頂できる身体になってしまったこと。最近は若井の乳首責めじゃないと物足りなく感じてきてしまっている。
でも本人にそんなことを告白したら意識が飛ぶほど激しく抱き潰されるので、一人で悶々とする毎日。
誰にも言えないこの気持ちを若井にどう伝えればいいか、四六時中頭を悩ませているところ。
一人でそんなことを考えていたら、丁度玄関が開いた音がした。
「ん、おかえり。」
リビングのドアを開けた若井に、お疲れ様の意味も込めて微笑みを向ける。
「ただいま!疲れた〜!」
若井は僕の顔を見るなりすぐに駆け寄ってくる。そんなに近付かれると困るんだけど。
「はいはい、お疲れ様。お風呂入ってきなよ、お湯沸かしたから。」
「先に寝ちゃう?」
「…待ってるよ。」
可愛い顔で見詰められるものだから、咄嗟に言ってしまった。若井にその顔でお願いされると何だかんだ受け入れてしまうのを、若井は知ってる。知っててその顔するんだから、本当に罪深いと思う。
テレビの前のソファに座り、ソファの端に置いてあったリモコンを、精一杯身体を伸ばして手に取る。
何気なくテレビの電源を付けると、たまたま自分の好きな映画が放送されていた。そういえば今日は金曜日だ。少しテンションが上がりつつ、ソファに身体を預ける。
あ、ここ好きなシーン。ふふっと笑いが込み上げる。
15分ぐらいしたら、風呂場のドアが開いた音がして、若井がタオルを首に掛けながら歩いてきた。
「お待たせ。ごめん待たせて。眠いよね?」
「大丈夫、眠くないよ。映画やってたから観てたの。」
「あ〜これ、元貴の好きなやつ?」
「そう、たまたまテレビつけたらやってた。」
軽い会話をしながら、若井が僕の隣に座る。
隣に座った若井を見詰めていると、
「何、どーしたの?」
と少しニヤついた顔で見詰め返される。
無言でソファからゆっくり立ち上がり、若井の膝に座り直した。
「ん…ここがいい」
「…また?膝の上好きなの?」
そう言いながら、若井は後ろから僕をそっと抱きしめてくれる。
本人には恥ずかしくて言ったことないけど、若井の膝の上に座って、後ろから抱っこされて、一緒に映画を見るのが好き。
でもいつも若井が途中で襲ってくるから、映画のラストシーンまでちゃんと観れないことが多いけど。
だから、家で若井と映画鑑賞する時、僕は少しドキドキしてしまう。
映画もそろそろ終盤に差し掛かるとき。後ろから声を掛けられた。
「……元貴、」
声の方へ目線を向け、「なに?」と言おうとしたら、若井と唇が触れた。
「…!」
「なにその反応、かわいー…」
若井が両手で僕の頬を包む。頬に伝わる若井の体温が心地良い。若井に引き寄せられ、どんどんキスが深くなっていく。
「ん…っ、ふ…♡」
若井とキスしたら、こっちがその気じゃなくてもスイッチ入っちゃうから、嫌だ。
舌を絡め合うときに聞こえる、若井の乱れた吐息がすごく厭らしくて、自分の身体が反応してしまう。
唇を重ねたまま、ゆっくりソファに寝かされる。今日は乳首、弄ってくれないのかな。
「元貴勃ってるよ…、そんなにキス気持ちよかった?」
「…っ!//」
ズボン越しに性器を触られる。もう布越しでもイっちゃいそう。
「…きもちよかった、」
「じゃあ、もっと気持ち良くなろーね。」
自分の愛液がピチャピチャと水音を立てる。若井に穴を激しく掻き回され、顔を枕に沈める。
「んっ、ぅ”…ッ//あぁ、ッ♡ゃめッ♡♡」
若井の長い指じゃないと、届かないトコロ。自分じゃ届かないから、自慰中も毎回物足りなく感じてしまって困る。
「ぁ”ッ♡♡ぁ゛ひ、♡ぅッ//」
「うぅ”…ゃ゛あッ♡そ、こぉ”ッ♡♡」
「あッ、ん”ぅッ//いく、い”~ッ♡♡」
迫りくる快感に腰を反り果てる。
やっぱり言えない。「沢山乳首苛めて欲しい」なんて。
本当は早く弄ってもらいたい。乳首グリグリされて、甘噛みされて…。
「ね…わかい…っ」
「ん、なぁに?」
こんなの死ぬほど恥ずかしい。顔を両手で覆いながら、若井に全て伝えた。
「いやいや、可愛すぎでしょ…。」
若井はそう呟きながら、困ったような嬉しそうな表情で俯いた。そして意味深な笑みを浮かべる。
やばい。若井のスイッチ、完全に入っちゃったかも。
「ん”ッ♡♡ぐりぐりしなぃれ♡ぁ”~ッ♡//」
「グリグリされんの好きでしょ」
「あ゛ッ//んん”、~ッ♡すきじゃ、ないぃ”ッ♡」
「あれ、乳首弄って欲しいってオネダリしてきたの誰だっけ?」
意地悪そうに笑う若井に、乳首を強く引っ張られる。
「ぁ”、ッ♡それ、ッ、や゛だ…ッ♡//」
「腰浮いてるよ、淫乱」
若井に乳首の先端を、しつこいぐらいに弄られる。
「ぉ”ッ♡おぁ゛ッ♡♡ん”ぁ…しつこぃッ…!//」
「ん”ゃッ…♡も”ッ…むりぃ”ぃッ♡♡」
我慢できず、腰を震わせる。
「ッふ…//い”、ちゃ…ッ♡」
「…あ、イっちゃった?」
息を整えながら、若井から目線を逸らす。恥ずかしさと気持ち良さで身体も心も持たない。
「乳首だけでイくの、癖になっちゃった?」
「ぅん…ッ//」
「は、可愛すぎ。もー知らないからね」
「ぁっ♡は、ぁ”ッ//ん”〜ッ♡♡♡」
若井に激しく突かれながら、乳首も同時に弄られる。もう、おかしくなりそう…。
「ん”ッあッ♡ぃ”く”ッ…♡♡いく”か”らッ…♡//」
「イきなよ。」
不意に耳元でそう言われると、すぐにイってしまう。果てたばかりで息を整えていると、
「何休んでんの、まだ終わってないよ?」
と言いながら若井が腰を激しく振り始める。
「…ぇ、?」
「ん”ぅッ!?♡♡まだいったばッ、か、ッ♡♡♡」
「わ”かッ…いぃ”ッ、あ”…ッ♡♡いっちゃ”ぅ♡」
さっきよりも激しい動きに喘ぎ声が漏れる。こんな激しいなんて聞いてない。
頭真っ白になって何も考えられなくなる、若井との×××が、好き…。
「ッぅ゛ッ♡♡あッ♡あ”〜ッ//♡ん、♡ぅ゛んッ♡♡ぉ”ッ…♡♡♡ぁひ、♡//ひ、ぅ゛っ♡♡」
「ぁはッ、喋れない?喋る余裕もないもんね、♡」
奥突かれる度にイってる気がする。もう意識も朦朧してきてるけど、快感と若井の体温だけは離れてくれない。
「お゛ッ♡♡ぉ”ぐぅ”…ッッ♡♡あぁあ゛ッッ♡…ッぁ゙ッ♡」
「やらしー声…、♡はぁッ、イく…、出すね」
「あ、ぁへ……♡、…わか…ッ、わかい……♡♡」
生温かいものを腹部に感じて、胸がいっぱいになった。
気が付いたらいつ間にか意識飛んでた。目が覚めると隣に若井が寝ていて、少しの間見詰めてしまった。
身体が綺麗になってたから、若井が処理してくれたんだと思う。
「…寝てんの?」
返事はない。流石に寝たみたいだ。
少し寂しいような気持ちで若井に抱きついて目を閉じた_______
「起きてるよ、可愛いなぁ…。」
コメント
13件
フォロー失礼します!! 書き方とかシチュとか全て大好きです 応援してます…♡
天才がここにいる!!!!😭😭😭
ブクマと、フォロー失礼しますっ!!