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久しぶりですが、今回のお話も短いです。
彰人の古参ファンのアイドル冬弥
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アイドル彰人
今回はそれらしいところはないですが、一応冬彰。
「今日も、居たよな、」
オレはライブ後いつもの”アイツ”を見ていた。髪の色が特徴的のあるアイドル。ストレートでツートーンカラーに、切れ長の目。高めの身長にスラリとした体型。聞き取りやすい低めの声。女性ファンも男性ファンも多いと有名の彼。オレがいつもコイツをライブ終わりに見ているかと言うと、やはり今日も居た。ライブの最前線にコイツと特徴が見える限り完全一致の奴が。いつもオレがライブをする度に居て、ライブ後の握手会にも毎回いる。けれど一言も言葉は話さずお辞儀で始まりお辞儀で終わる。そいつが気になりすぎて仕方がない。ただのそっくりさんという話もある。実際この世には3人そっくりさんがいるという話もあるのだから。あと五分で握手会だ。今日こそ確認する為に約束を取り付けてやる。そう意気込んでオレはマネージャーに伝えた。
「今日あるやつに聞きたいことあるから呼び止めてくれません?特徴は…、」
マネージャーは分かりましたと言いオレは握手会の現場の元へ行った。
握手会の時間になりぞろぞろとファンが入ってくる。
「彰人くん大好きです!!いつも見てます!」
「いつも見てくれてありがとうな」
「彰人くんのお陰で俺は生きれてます、本当に怪我なく頑張ってください」
「いつもありがとうな。これからもよろしく」
みんなファンは握手する時に一言添えて握手をしてくる。そんな中現れた。帽子を深く被り、猫背気味のアイツが。
「………、」
「いつも来てくれてるよな?ありがとう。それと、君には後で話したいことがあるからマネージャーについてってくれるかな?」
優しく猫をかぶりながら接する。アイツは驚いた様子を見せたが無言のままマネージャーについてった。
「んー、やっと終わったー、」
「彰人くん相変わらずの人気だね」
「あー、木村さん、ハイ、そうですね、それとアイツって、」
「今は彰人くんの控え室の隣の部屋にいてもらってるよ」
「ありがとうございます」
そう言ってオレはソイツが居る部屋へ向かった。
「…入るぞ」
「………、」
「君、そうやっていつも帽子を深く被っているけれど、見ずらくないの?」
「っ…えっ…と、ぁ…その、別に……そんな…、」
「…今くらいは帽子外してもいいんだよ?」
また猫を被って優しく聞いた。椅子に座るコイツに目線を合わせるようにしゃがみながら。
「わかり…ました……、」
「……スゲェ綺麗な顔」
帽子を外すとやはり凄い綺麗な顔。見れば見るほど冬弥っていうアイドルと顔が似ている。けれどいつもライブに出ている冬弥はこれ程おどおどしていない。他人の空似だろうか。
「えっ、!?あ、ありがとうございます、」
「どーいたしまして、んで本題なんだけど、君の名前って何?」
「俺…は、えっと…その、トウヤ…っていうんです、けど…、」
「…やっぱアイドルしてる?」
オレは耐えれず聞いてしまった。聞くとトウヤは相当焦りを見せた。本当、なのかもしれない。
「……して…ます、」
「…〇〇事務所の冬弥か?」
「えっと……はい、」
冬弥は気まずそうに目を逸らしながらそう伝えた。
「…御前オレのファンだったのか?」
「そう、です、」
「……全然アイドルの時のお前と違ぇな、」
「っ、すみません…、!!」
「そんな謝んなって、」
何故ここまで冬弥は怯えてるのか。何故ここまで印象が違うのか。違和感を持ちながら会話する。
「つか、オレのファンだったんだな。ライブ、いつも見てくれてありがとう。」
「…その、凄い、いつもかっこよくって…大好きで」
「そーか。すげぇ嬉しい。敬語、外せるか?なんかなー、オレより先輩なのに敬語使われんのむず痒いっつーか、」
「わ、わかった、」
冬弥は少し俯きながら答える。
「んー、あ、そーだ。折角ならコラボしねぇか?オレさー、結構冬弥のこと尊敬してて、いつかコラボすんのが夢だったんだよ。」
「えっ!?いや、だが、!その、でも、」
冬弥はめちゃくちゃ狼狽えていて、何が言いたげだった。
オレは近くにあった椅子を引っ張ってきて前に座る
「コラボ、嫌か?嫌なら無理強いはしねぇし、嫌でいい」
「…その、嬉し、過ぎて…」
「おっし!じゃあ決まり。」
オレは立ち上がって部屋を出ようとしたが、立ち止まる
「あー、どうする?冬弥が連絡した方がいいか?冬弥の方がアイドルとしても事務所もデケェし」
「…本当に、いいのか、?」
「おう。出来ればグッズとかも出してぇしなー、オレはいいし、ゼッテェこの事務所的にも冬弥側と出来たらデケェ収益だろうしな」
「わかった、少し待ってくれ、」
冬弥はそういうと立ち上がり、部屋の端の方に行き、電話をしていた。あまり会話は聞こえなかった。
「連絡、してみるそうだ。恐らくすぐ来る、だろう、」
「サンキュー、あ、冬弥はグッズ出すとしたらどんなの出してぇ?オレはアクスタとか出してみてぇなーコラボで出したことねぇし」
「…なんでも、出してみたい、その、彰人と出せるなら、夢が叶うからな、」
「ウケる、まじ?いつからオレのファンなの?」
いつの間にかアイドルの皮は剥がれていて、素で話していた。
「…最初から、デビューからずっと好きで…、」
「えー、すげぇ。マジ?」
「ああ…、声、見た目、歌い方、甘いものが好きなところ、全部、大好きで、どんどん、犬が嫌いなところとか、知って、余計に好きで、」
「え?マジで?そんなことも知ってんの?それだいぶ初期の質問コーナーとかのやつだろ」
「…それくらい、好き、なんだ」
冬弥の本気度にオレは相当驚いた。だけど、それ以上に興味が湧いた
「……」
「あき…と、?」
「いや、すげぇな。って、なあ、今週末とか空いてる?ライブなかったよな。会議とかねぇならちょっと一緒に出かけねぇか?カラオケとかでもいいし、ちょっと冬弥のこと気になるっツーか、知りたい、っつーか、」
「え!?いい、のか、!?」
「オレがいいっつってんの。」
「なら、お願いしたい、土曜日なら、空いている、から、」
「わかった。予定入れとく。じゃ、連絡先交換しよーぜ。詳しい時間はそれで決めようぜ」
オレらはその日連絡先を交換して、解散した。コラボライブもその日決まった。告知を出すのはもう少ししてから、ということになった。
続きは次回。
気が向いたら、ということになるかもしれません。
一応♡200超え次第投稿予定。
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