コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺は、人外として生まれた
でも、親は人間だった
側から見ると気味が悪い出来事だ
でも、俺はそれでもよかった
愛してくれれば、それで……
でも、両親は愛してくれなかった
だから、完璧でいようとした
それなのに、俺よりも完璧な奴がいた
俺は、そいつのことが嫌いだった
rd「はぁ……」
rd「今日も85点…..」
そう言うと、周りは「自慢かよ」「だっさ」
暴言暴力は当たり前だった
俺は、100点を取らなきゃ意味がないのに
でも、俺の嫌い奴……“ぺいんと”は違った
pn「らっだぁ!一緒に勉強しようよ!」
rd「は?なんで…..お前100点じゃん」
pn「んーん、らっだぁが頑張ってるの俺知ってるから!」(ニコッ
相変わらず、あいつの笑顔が嫌いだった
自慢とか、そういうのがうざいとかじゃなくて
失うのが、怖かったんだ
高校卒業前、なりたい職業を書く時間があった
彼は何にするんだろう、そう思って聞いてみた
すると彼は、
pn「警察官になりたいかな….困ってる人を助けたいんだ」
rd「……..!」
彼の真剣な目を見て、俺は「こいつと一緒にいたい」
そう思った
けど、現実はそう甘くはなかった
警察官の体験中
俺の同級生が、来たんだ
それで、全てが失敗の道に向いた
mb「そいつ人外だぜ?警察官なんてやったら世界終わるわ!w」
そう言いやがった
俺は、そいつを恨んだ
そしたら、警察官は俺に銃を向けて言った
警察官「残念ながら、死んでもらうよ」
pn「らっだぁッ….!」
rd「ッ、ぺいんとっ!!」
ぺいんとは、俺を庇った
信じられなかった「馬鹿か」そう叫びたかった
俺は人外なんだから、銃ごときで死ぬわけないのに
お人好しな彼が、嫌いだ
自分から死にに行くから、嫌いだ
俺は、ぺいんとを担いで逃げた
そして、彼は一命を取り留めた
けど、下半身麻痺でほとんど足が機能しなくなった
俺は泣いた
rd「ばか…..お前が死んだら意味ねぇじゃん…..」(ポロッポロッ
pn「ごめんごめん…..」(笑
彼は、俺の頭を優しく撫でながらそう言った
pn「…..らっだぁ、お願いがあるんだ」
rd「……なんでも聞いてやる」
彼は俺を見つめ、言った
pn「お前だけの、病棟を作ってくれ」
彼は多分、人間に殺されず
人を救える唯一の方法を、俺に託したんだ
pn「それでさ、立派な奴になったら…..」
pn「俺を、この地獄から抜け出させてよ」(ニコ
彼は少し寂しそうな笑顔をしていた
だから、俺は”約束”した
rd「必ず、迎えに行くから…..ッ」
rd「絶対、死ぬなよッ…..?」
俺は震える声で、精一杯言葉を伝えた
彼は、少し黙った後
笑って言った
pn「”約束”な!」(ニコッ