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こんにちはー!
次の長編は……ででん
日帝ちゃんのスローライフ〜
いえーい
あらすじ
アメリカ対大日本帝国の戦争が終わって数ヶ月後。 負けてしまった日帝はアメリカのとある田舎に引っ越すことに。
国としての役目を終えた日帝は、これからのんびりとしたスローライフを満喫するのだ。
設定
・この世界のカンヒュは戦争に負けても消えない。少ししたら目が覚める
・現在4月
⚠️・アメ日帝
地雷さんまたね
日帝「ん、んん……」
「ハッッここは!?」
だだだだっガチャッ!
アメ「Good morning日帝ちゃん!」
日帝「ひッ、米国っ」
アメ「おいおいそんな怖がんなって」
「確かにお前には酷いことをしたが……いや、なんでもない」
「これから俺も罪を償っていくから……」
日帝「べ、米国??」
アメ「ああ、なんでもないよ!」
「えーと、まずはおはよう」
「久しぶりだね」
日帝「……俺はどれくらい眠ってた」
アメ「確か7ヶ月くらいーーかな?」
日帝「そんなに…」
アメ「でも早い方だろ」
「っと、話がズレそうだな」
「あー何話すんだっけ」
日帝「しっかりしてくれ」
「取り敢えずここが何処か説明してくれないか」
アメ「ああそうそれそれ」
「ここはね、アメリカのだーれも住んでない山の奥!」
「ここを訪れる人は一人もいない」
「俺以外にね!」
日帝「……どうしてそんな所に」
アメ「それはまぁ、あれだよ」
「日帝ちゃんを俺の目が届く範囲に置いておきたかったから……かな?」
日帝「………」
アメ「日帝ちゃんにはここでゆっくり、のんびり生きていて欲しいんだ」
「生活に必要なものはこっちが用意する。食べ物でも娯楽でもなんだってな」
「それと、徒歩じゃ限界があるが街に出てもいい」
「街とここを繋ぐ道はもう作らせたんだ」
「定期的に俺が見に来るから、その時に言ってくれれば連れてくよ」
「ついでに必要なものを言ってくれればその時持ってくる」
「……質問は?」
日帝「……俺は」
「俺は故郷に帰れないのか……?」
アメ「……」
「何時かは帰すよ」
「そのうち……絶対に」
日帝「そうか……」
「じゃあ、俺をここに住まわせる理由は?」
アメ「だからそれは俺の目が届く範囲に…」
日帝「違う、その理由だ」
「どうして俺がお前の近くにいる必要がある」
「役目を終えた国はもう自由だ」
「…それとも、俺は敗戦国だからお前に従えとでも言うのか?」
アメ「……そう…だよね、気になっちゃうよね……」
「わかった。全部話す」
「日帝ちゃん……俺はな?」
「スーーっ……俺は日帝ちゃんの事が好きだ」
日帝「……は?」
アメ「日帝ちゃんは俺の事嫌いだろ?」
「でも、どうしても諦めたくなくて」
「俺が戦争に勝った時……チャンスだと思った」
「日帝ちゃんを俺の傍においておける理由ができたと思った」
「だって日帝ちゃんは俺に負けた」
「敗戦国なんだから」
日帝「……」
アメ「でもな、でも…でもやっぱり日帝ちゃんは……」
「日本に帰らせないとって……思って」
「今日目が覚めなかったら諦めようと思ってたんだ」
「そんな時に日帝ちゃんは目を覚ましちゃって」
「……ごめんな」
日帝「……米国」
「お、お前は…その、お、俺の事」
「すき……なのか……?」
アメ「うんっ大好きだっ」
日帝「…本当に ?」
アメ「本当だっ!」
日帝「………。仕方ないな」
「ここに居てやってもいいぞ」
アメ「え!?」
日帝「だが条件がある」
アメ「条件……」
日帝「1、週に一回は絶対俺に会いに来ること」
「2、お前がほんとうに俺のことが好きなのかを証明すること」
「3、俺との接触は固く禁ずる」
「会話は許す」
アメ「エっ」
日帝「この条件で半年、ここに居てやる」
「その半年で俺の気が変わればその後もここに居る」
「どうだ、悪くないだろ?」
アメ「でもそれじゃあ日帝に利点なんて…」
日帝「あるさ、だってここにいればなんだって好きなものが手に入るんだから」
アメ「いや、まぁ限度はあるけど」
日帝「それだけでいいんだよ」
アメ「……そう?」
日帝「ほら、どうするんだ」
アメ「……お願いします」
日帝「ん。じゃあ早速家の設備とか説明してくれ」
アメ「お、おう!任せてくれ!」
アメ「ここはキッチン!」
「あっちはリビングでそっちは風呂場」
「トイレはそこで__」
「ここが和室」
日帝「……おお」
アメ「立派だろ?」
日帝「あぁ、まだ新しい畳の匂いがする」
アメ「気に入ってくれたか?」
日帝「嗚呼、気に入った」
アメ「因みに隣はベッドルームで、この押し入れには」
スーーっ
アメ「ちゃんと布団が入ってる」
「好きな方で寝るといい」
日帝「……凄いな」
アメ「この家の中で和室がいちばん広いんだ」
「いいだろ?」
日帝「いい…凄く」
アメ「気に入ってもらえてよかった」
「次は外に出よう」
ギィィィ
日帝「わぁ……」
アメ「大丈夫か?」
日帝「あ、いや思ってたより綺麗で」
アメ「HAHAッそりゃあ草生えまくってるような所に日帝ちゃんを住まわせる訳にはいかないからな!」
「でもちょっと歩けば森になる」
「ずっと手付かずの山だったから虫も野生動物も大量だ」
「一応対策はしてあるがもしかしたら……て事もあるだろう」
日帝「そうか」
アメ「まぁそこまで心配しなくてもいい」
「えーと、まずはこっちだ」
日帝「ん、」
アメ「ここは畑だ」
日帝「うぉぉっ」
「凄い、こういうの憧れてたんだよな」
アメ「本当か、それは良かった!」
「道具はあそこの小屋で水はここから出る」
「苗とか種とか欲しいものあったら言ってくれ」
「あ、あと、あそこに生えてるのはリンゴの木。んで隣はイチジク」
日帝「おーー美味そう……」
アメ「まだ食べられないぞ!」
日帝「そんなの分かってる」
アメ「そっか、じゃあ何か質問ある?」
日帝「ないな」
アメ「じゃあ欲しいものは?」
日帝「うーーむ」
「最低限の生活用品は揃ってたし、食べ物もある」
「………あ」
アメ「何かあったか?」
日帝「本が欲しい」
アメ「本?なんの?」
日帝「野菜と果物の育てかたの本だな」
アメ「おっ育ててみるのか?」
日帝「ああ、まぁ半年はここにいるしな」
アメ「ふふっ分かった」
「他には?」
日帝「必要ないな」
アメ「ほんと?」
「じゃあ明日本もってくるね」
日帝「明日来るのか?」
アメ「うん。だめか?」
日帝「いや、暇なのか??」
アメ「暇じゃないよ」
「でも日帝ちゃんに会う時間の方が仕事より余っ程大事だからね」
日帝「……そうか」
アメ「じゃあまた明日ね」
「あぁそうだ」
「はいこれ」
日帝「…これは?」
アメ「俺と日帝を繋ぐ……無線機みたいなものかな」
「何かあったらこれで連絡してね 」
「あ、何も無くても連絡していいんだぞ?」
日帝「……わかった」
「緊急時にでも使うとしよう」
アメ「うーんまぁいっか」
「じゃあ俺はもう行くからね」
「……日帝ちゃん」
日帝「ん?」
アメ「ここから……逃げてもいいけど」
「…………」
日帝「ははっ俺は決めた事は最後までやり遂げる」
「俺は逃げたりしないよ」
アメ「ッッあはは」
「……ありがとな」
日帝「礼には及ばない」
「ほら、どうせ仕事があるんだろ?早く帰りな」
アメ「う、うん…」
「その、名残惜しいけど……また、ね」
日帝「おう、またな米国」
「また明日、楽しみにしてるぞ♡」
アメ「ッッ!!ひゃいッ」
日帝「ははっ間抜けな声だな」
「じゃあな米国、本の事忘れるなよ?」
アメ「お、う!任せとけ!」
日帝「ん。じゃあ行ってらっしゃい」
アメ「いっッッ行ってきます♡♡♡」
日帝「ふー行った行った」
「………………はぁ」
「彼奴、今日俺が目覚めなかったらどうするつもりだったんだ」
「こんなに俺の為に用意したと言うのに」
「………俺の為」 ……////
「あーークソッ」