テラーノベル
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💚「お前….侵入者?」
扉から出てきたと同時に背後に回られ首筋に鋭い爪を突きつけられた。
「ッ!…..俺だよ。俺。…..ふうはや」
そう言えば、ふうはやは「ん…?」と疑問を漏らした。その隙にふうはやの方に向き、俺の頭につけているゴーグルを外し、ふうはやに見せるようにして言う。
🩵「”りもこん”。思い出した?」
💚「ッ!!りもこん!!おまっ、久しぶりだなぁ!!」
ゴーグルを見て、俺を見て、完全に思い出したようだ。鋭い爪をしまい嬉しそうに俺の頭を撫でる。今では俺の方が身長が高いので少し屈んだ。
💚「でっかくなったなぁ….俺より普通に身長高いじゃん!」
🩵「ふうはやが小さくなったんじゃない?」
💚「なんだと、??」
ケモ耳をペタッとさせ俺の頭に置いている手に力を入れながらこちらをじーとっと見てきて、俺がへへっと笑うとふうはやは、はぁとため息をつき頭から手を離し言った。
💚「で、何の用でしゅうとの城にいるんだ?まさか討伐しにきたのか、?」
🩵「討伐しようとして、ぼこぼこにされ、手当されなんか聞き覚えのある声が聞こえると思いきやふうはやがいたってことですね。」
💚「ほぉ?りもこんがぼこされたのか。しゅうともよくやるもんだ。」
「感心、感心。」と顎に指を置き頷きながら言った。
🩵「てかふうはやもなんでここにいんの?」
💚「そりゃあ、お前….」
💚「魔王のつどいがあったからだよ。」
魔王のつどい、?て事は、
🩵「ふうはや、魔王なのか!?」
💚「おうッ、そーだぞ。」
凄いだろ、っとドヤ顔で言い腕組みをして顎を上げながら言った。
🩵「…..」
こんなアホなやつが魔王???この世界終わったくないか、?これで魔王なれるんだったら俺でもなれるんじゃ、….
💚「おい、今失礼な事考えただろ。」
🩵「いやっ、?別に、?」
この世界は三人の魔王によって支配されている。『碧中覇王』ふうはや
『ローズ•シャドウ•オーヴァーロード』かざねそして『紅蓮の新生魔王』しゅうと
この三人が支配している。
『紅蓮の新生魔王』しゅうとは名の通り魔王になったばかりで注目を集めている。
魔王になる条件はまず、『魔』とついているので魔族であること。強い事。その他、何か大きい事象を起こした。など、シンプルな条件が多い。
俺は純人間なので魔王にはなれない。魔族に血を分けて貰って魔族にはなれるみたいだが…
制約が重いらしくやるやつは少ないだとか。
💚「まぁ、立ち話もなんだ。俺のとこ遊びにくるか?」
🩵「行きたいのは山々なんだけどー、俺は魔王サマとお近づきになりたいんだよ。」
💚「え、なんで、?」
🩵「一目惚れしたから、?」
💚「えっ、」
🩵「え?」
ふうはやは俯き体をぷるぷると震わせた。
すると、突然、笑い始めたのだ。
💚「あははははッッwwwッwりもこんッw魔王に一目惚れッ?wッはははははww」
🩵「はぁー?馬鹿にすんなよ、俺の初恋!!」
💚「しかもッ初恋ってッ…ははははッwwww」
それから十分くらいふうはやはその場に転げ笑っていた。
💚「はぁ〜ッww笑ったぁwwッ…ふぐッw」
🩵「笑いすぎだろ、ほんとに….。てかこんな騒がしくしたら魔王サマに気付かれるちゃうじゃん。」
「本当にね、」
後ろの方向から可愛い重低音の声が聞こえた。
驚き、後ろを振り向くと俺より身長が小さく大きなツノを生やし紅色の髪をした俺の初恋相手がいた。
🩵「あ…..」
まずい、ばれた。
❤️「はぁ…///途中から聞いてたよ。かなり騒がしかったから何かと思えば….さっきの変な勇者とふうはやが楽しく話してたし、邪魔するのも悪いから黙って聞いてれば…////変なこと言うし….////」
はぁっと大きいため息を吐き頭を掻きながら少しめんどくさそうに言う。所々照れており、目線も合わない。
🩵「ま、魔王…サマ」
💚「……あッそうだ!」
床に転げていたふうはやはその場に座り胡座をかきながら思いつくようにして言った。
💚「りもこん、しゅうとの側近になったら??」
❤️「はっ?……」
🩵「えっ?…..」
ほぼ同時に声が出た。
確かに、側近になれば魔王サマを近くでみれるだろうし、なんか城下町ではいたずらされるとか言ってたから…守れるんじゃ?
何より、魔王サマと一緒にいれるっていうのがでかい。ナイスふうはやッ!
❤️「えーっ、でもこのヒト俺のこと殺そうとしてきたんだよ?そんなヒト近くに置けないよ。」
💚「りもこんはもうしゅうとには危害加えないだろ?」
にこりとちょっと圧をかけているようにして言うが、俺は元々もう魔王サマには危害は加えないつもりだったので臆せずに堂々と言った。
🩵「俺は魔王サマに危害は!加えない!!絶対に!契約してもいい、だから…」
そう言い俺は魔王サマ…しゅうとの手を両手を取り言った。
🩵「俺を….側近、として魔王サマの隣に…置いてくれないか、?」
そう言うと、魔王サマは目をカッと開き大きなアメジストのような瞳を揺らした。
そして、少し俯いた。握っている手は俺より一回り小さくて、白魚のような手で少し体温が低いのか冷たく震えていた。
そして、決意したかのようにアメジストの瞳が俺を捉えた。
❤️「….いいよ。側近に、近くに置いてあげる。」
そう言いへにゃっと蕩けた笑顔をりもこんへ向ける。
なんだ。可愛いすぎる。可愛い。可愛い可愛い。好きだ。食べちゃいたい。
前の客室で冷たく淡々と冷徹に話していた時とは違い、柔らかで優しい雰囲気があり周りにお花が飛んでてもおかしくないくらいに純真無垢な笑顔。
瞬間、俺の体が一瞬にして熱くなった。魔王サマの手に体温が移るかってぐらい。
ばたん
❤️「へっ??えっ!ちょっ、?」
🩵「う〜ッ、う、…?….」
💚「はッははははwww鼻血出てる顔も真っ赤っwww」
❤️「ちょ!ふうはや笑ってないで談話室からテッシュ持ってきて!!」
❤️「勇者さん!?ゆ_ゃさ_?_____!?」
コメント
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ぐぁ……っ!? 側近だと……!?発展しないわけがないじゃないかっ!! 物語の進め方天才です!!✨ 続き待っておりますのでユックリ更新してくだせぇ!!