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❤️「りもこん、?♡」
🩵「あれ、魔王サマ?…..ここどこです?」
気づけば俺は、梅紫色の煙に巻かれている謎の空間に立っていた。目の前にはさっき見たアメジストの瞳とは違い少し、濁っており桃色の鈍い眼光がさしていた。
心配そうにこちらの顔を覗き込んでおり、上目遣いで可愛い。
❤️「やぁっと気づいたぁ♡…心配したんだよ?♡いくら呼びかけても返事が無かったんだから….」
俺が認識した途端、魔王サマは安心したようにして少し歩く。コツコツとロングブーツの音が鳴り部屋全体に響き渡る。
❤️「りもこん、♡」
そう言うとぴたりと止まりこちらを見た。
濁ったアメジストの瞳がこちらを捉えている。桃色の眼光が妖しく光り色気を感じさせる。
ずっと見ていると吸い込まれそうだ。
❤️「好きだよ♡りもこん…♡」
❤️「ちゅー、しよ….?♡」
そう言い、こちらへ歩みを進めてくる。頬を赤く染め、目を細めうっとりとした表情で恍惚としている様相はとても色気が漂っており、動けない。
🩵「ま….おうサ..マ」
❤️「だいじょーぶ♡全部おれにまかせて♡」
そう言って俺を床に押し倒す。押し倒すと魔王サマは俺に跨り、白いベストを脱ぎ黒いワイシャツのボタンを一つずつぷちぷちとゆっくり外していく。するとひとつ、また一つ。と外すたび狭間から白い肌が露出していく。
その隙間から甘い匂いが漂った。
甘ったるい匂いが鼻をくすぐり、自分の下半身が熱く疼くのを感じた。
🩵「ッ…//♡」
❤️「…..♡りもこんの勃ってるね、♡」
❤️「おれが”りもこん”の可愛がってあげるから、ちょっと待っててね、♡」
🩵「ッ!!魔王サマ、….俺」
❤️「ん〜?♡」
“正式には名前、教えてないですよね”
❤️「….」
そう言うと魔王サマの動きが止まり目を見開きこちらを見つめる。
🩵「あんた、魔王サマじゃないだろ。」
❤️「…..ふふッ..」
❤️「あははははッ♡」
俺が言い放つと魔王サマに化けた何かが、狂ったように笑い始めた。すると、どんどん顔の表面が崩れてきて顔の内部から黒い何かがこちらを覗いていた。
「案外チョロいと思ったんだけどなぁ?」
「そ〜うまくいかないか。」
電子音がかかった高めの声で楽しそうにしながら話す。
🩵「誰だ、あんた」
そう問いかけると、こちらに顔を近づけてきた。顔の美しい白い肌がぱらぱらと崩れていくのが鮮明に見える。内部には黒い何か、がいて目があったような気がした。
「教えてやんなーいッッじゃあなッ」
そう言って身体が一瞬で散り散りになり空気に溶け込んだ。その残像を追うように手を伸ばしたが何も無く虚空を掴んだ。
🩵「おいまてッッ!」
❤️「い”ッ!?」
ぱち
視界には頭を抱えて痛そうにしている魔王サマ。
と俺の手。
どうやら伸ばした手がちょうど魔王サマの頭にクリンヒットしたらしい。行き場を失った手は赤い髪に吸い込まれるようにして手を置いた。
赤い髪はキャンドルの光を反射してキラキラ輝いている。指を通すと、絹糸のようにさらりとと滑る髪はとても心地よい。
❤️「…..何触ってるんだ。」
まだ頭を抱えていたが、俺が触るとその手を掴み外した。その表情は眉を寄せ、少し嫌そうな感じで目を細めていた。
🩵「あ…..ごめんなさい。」
嫌そうな顔をされて少し傷つき、謝りながら手を引く。側近になれたから信用してもらえたのかなと思ったが案外ガードは硬いらしい。
🩵「えーっと、..また客室ですかね、?ここ」
🩵「でも、前の部屋よりでかいような気がするし….」
体を起き上がらせ辺りを見回すと前の客室と構造は同じだが、また一回り面積が広く家具が黄金の装飾が施されておりワンランクアップされている。
❤️「ここの部屋は、今日から君の部屋になるんだから当然でしょ。」
❤️「それともなに、家畜小屋の方が良かった?」
ハンッと、鼻で笑いながら腕を組み見下ろすようにして言う。
そんな反応に俺はワンテンポ遅れて反応してしまう。
🩵「いえ、ありがとうございます。魔王サマ」
❤️「うん。君のことはなんと呼べばいい?一応名乗って貰いたい。」
🩵「はい!俺の名前はオツカレーン•りもこん、 りもこんって呼んでくれ!」
名乗ると、魔王サマをふむふむと頷きながら聴いていた。もしかして名前覚えるのが苦手なんだろうか。
❤️「……俺はしゅうと。呼び方は….魔王様でいいかな。」
🩵「わかりました!魔王サマ♡」
❤️「きもいぞ。みろこん。」
🩵「りもこんです。」
そう言うと「あ、ごめん」と頭をかきごめんポーズをしながら言った。
やっぱり覚えるの苦手なんだ。みろこんは初めての間違えられ方かな….結構印象に残る名前だと思うんだけど….
❤️「まぁいい、今日から俺の側近となるわけだが…」
❤️「まぁ、そんなやる事はない。」
🩵「えっやる事ない??」
え、俺もしかして信用されてない?????
❤️「仕方ないだろ、俺は側近とか就かせて無かったんだから….」
❤️「後、まだ信用はしてないから。」
ぐさり
信用されて…ない、?当たり前…か…..
殺そうとしたもんなぁ…側近に置いてくれるってだけで最低限の信用しかされていない。いや、0に限りなく近い。
🩵「そーですよね…ははっ、ごめんなさい。俺舞上がっちゃって。」
まぁショックだ。あんな変な夢みたいなやつを見た後だから余計に夢と現実の差が激しくて死んじゃいそうだ。あからさまに声のトーンが落ち、少し俯いているりもこんに魔王サマは気づきもせず追い討ちを掛けるようにして言う。
❤️「別に、辞めていいよ。側近。」
🩵「….え」
思わず目を見開き魔王サマの方を向く。
何も思っていなさそうな表情で前の客室で話した時と同じ、だった….
❤️「側近に置くって言ったのは、…流れで決めちゃった部分もあるし。….でも」
🩵「やめて、ください。」
震えた声が出た。
魔王サマが言っている途中、俺は遮ってしまった。あまりにも辛くて、しんどくて..酷かった。その気持ちが身体にまで影響し、視界がどんどん歪んできた。歪み、涙が溢れた。
❤️「……」
そんな俺を見た魔王サマは部屋から出ていった。きっともう興味がないのだろう。俺のことなんて…
あのへにゃっと蕩けた笑顔を向けてくれた時、心が満たされた。信用してくれたって、一緒に笑える日が来るんだって。好きだと思った。
現実は違った。信用されていない。頭を撫でて嫌な顔される。これはまぁ人によっては嫌だろうけど。あの関心のない表情を再度向けられた。悲しい。辛い。怖い。わからない。わからない。
俺はどうするべきなんだろう。
このままじゃあ辞めますって言い故郷に戻るのか、それともここに居続けるか。
今は考えがまとまらない。ダメだ。
寝よう。
俺は、逃げるようにしてまた目を閉じた。
今回の❤️さん嫌な奴になってしまった…
申し訳ない🙇ほぼ思い付きで書いてるから辻褄が合ってない部分がある、?🧐
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