「涼ちゃーん、もときー」
「あ、若井!」
涼ちゃんがすぐさま反応する。
「今日さ、部活休みだから、一緒に帰ろうぜー!」
「いいよ〜!」
「うん、いいよ。」
俺も一応返事をする。
めんどくさ、なんで…涼ちゃんと2人っきりで帰るはずなのに。
俺と涼ちゃん、若井は小さい頃からの幼馴染だった。
ずっと3人で遊んで、ずっと時を過ごしてきた。
でも…若井が俺と涼ちゃんを邪魔するようになった。
多分本人は何も感じてない。
無意識ってやつだ。
だって若井は俺と涼ちゃんが付き合ってること知らないもん。
若井と涼ちゃんは特に仲が良くて、いつも話している。
俺と涼ちゃんが話している時も、普通に話に割り込んでくる。
若井はサッカー部に入っていて、クラスでも結構モテている、良い奴だ。
俺は此奴だけ、此奴だけを殺る除外にしている…今のところ
最近は…邪魔だと強く思うようになってきてる。
でも、此奴は…一応親友だし…
「あ!涼ちゃん、聞いて聞いてー」
「ん、なになに?」
「あのねー……、!」
「ーーー!笑…?」
楽しそうに喋ってるな。
今すぐ離れて欲しい。
ほんとムカつく。
昼休み
「痛ったぁぁっ」
「あ!藤澤ごめんっ、大丈夫??」
「うん、大丈夫、ぶつかっただけ、笑」
「こっちこそごめんね、」
「ううん、大丈夫!」
昼休み、涼ちゃんとお弁当を食べに、屋上へ向かおうとした時、一人の他人が涼ちゃんにぶつかった。
今日は此奴を殺ろう。
涼ちゃんを怪我させた罪。
本人は大丈夫と言っているけどさ、
許せないよ。
ぶつかるなんて。
放課後
俺はちょうど誰も生徒が校舎から消えた後、彼奴を屋上に呼んだ。
「ちよっ何、大森っ!」
「許さねぇからな」
「何を…俺なんかした?」
「はあ?何とぼけてんだよ!」
ひと殴りした。
「俺の彼女にぶつかっておいてさぁ、何も思わねぇのかよぉっ!!」
もうひと殴り
「い”たいっ”、謝るからっ、やめてっ」
彼の叫びが屋上に響き渡る。
真っ青な青空に、誰もいない校庭に。
「謝ってゆるされることじゃねぇよ、さっさと消えろ、このゴミカス」
そう言って俺は力ずくで彼を屋上から突き落とした。
「やめっっ……」
「さっさと死ね、地獄へ落ちろ」
そう屋上に言い残し、俺は屋上を後にした。
これをしたのが俺だと分かるのは何時だろう。
俺は必ず軍手をしてるからバレることはない。
指紋も残さない。
これでまた、涼ちゃんに近づくゴミカスが消えた。
次は誰かな。
青空はまるで俺の行動を、肯定するかのように真っ青に輝いていた。
拝見ありがとうございます!
個人的にらブラックな大森さんお気に入りです🫶
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