前話のコメ返終わってなくて、しかも雑に終わらせるかも( ; ; )
ごめんなさい、本当に申し訳ないと思ってる
( ; ; )
ふわふわな何かが、顔に当たっていて
意識が戻る。
キスされるように、小さな舌で唇を舐められていた
何かわからなくて戸惑って
🐣「え、、、、」
状況を理解しようと、はっと身を起こすと
びっくりしたように、僕のお腹の辺りに転がって固まっている、
あの白猫がいた。
🐣「ああっ、、、
大丈夫だったの?!」
驚いて、
嬉しくて、
一気に目が覚める。
ふわふわなその子を抱き上げて頬ずりした。
甘えたように鳴いて、
いつものようにぶらぶら足を揺らす仔猫。
本当にかわいい
🐣「心配したんだよ、もう、、、」
その時、
🐰「ジミナ、、」
急に声をかけられて驚き、
声の方を見た。
うっすらと、昨日の夜の記憶が戻ってくる。
もう朝だ、、。
“今夜”は終わってしまった。
僕の意識が無い間に。
外から、憎らしいほど平和で柔らかい光が差し込んでいる。
そして、僕を見つめる、グクの緊張したような強ばった顔。
自分がなにをしたのか全て思い出して、
僕も固まった。
🐣「、、、。」
思わず唇を噛んで俯くと、
子猫が不思議そうに僕を見あげている。
そうだよね、、
忘れるって言ったもんね、、
その子の目を見つめて、僕は決めた。
顔を上げて、
彼に向かって笑ってみせた。
🐣「おはよう、グク。
この子、元気になってよかったね!
僕のことも、この子も、
助けてくれてありがとう」
🐰「うん、、おはよう、、、
そういうの昔から得意、、っていうか、、いや、、、ううん。
、お前の大事な子、助けられてよかった、、。」
安心したように、
そんな優しいことを言うグク。
本当に君はずるい。
🐰「もう体は大丈夫?」
🐣「ちょっとまだ痛いとこあるけど、、
でも、ちゃんと動けそうだよ。」
🐰「そっか、、お腹すいただろ?
朝ごはん作ったけど、、食べる?」
🐣「いいの?食べる!!」
僕の精一杯偽った笑顔。
精一杯偽った明るい声。
🐰「大したものじゃないけどな、ㅎ」
着いてこい、という背を向けるグクを
🐣「ねぇ、、グク、、」
そう呼び止めると、またその背中が強ばった。
不自然な動きで振り向くグク。
そんな固まらなくても大丈夫だよ、、泣
もう変なこと言わないから、、、泣
🐣「この子、、どうするの?飼うの?」
また、ほっとしたような顔。
僕はまた、その表情に傷ついて、
平気を装うために必死で耐える。
🐰「うん、、なんかもう、俺らが世話しすぎて
1人じゃ生きられないみたいだからさ、、
お前が飼えるなら、連れて帰ってもいいけど、、」
僕の家はアパート。
ペットは禁止だ。
🐣「僕の家じゃ飼えないよ、、」
🐰「そっか、、
じゃあ俺の家で飼うから、、ハッ、、」
言葉を飲み込むグク。
いつでも見に来て、
とでも言おうとしたんだろうか。
僕は心にひとつ傷を負いながら、
それを聞こえなかった振りをした。
🐣「グクの家ならこの子も安心だね!
じゃあさ、僕が名前つけていい?」
🐰「いいよ、、」
ちょっと沈んだ声。
僕だってもう泣きたいのに、、。
🐣「どうしようかなぁ、、、」
誤魔化すように、
子猫を抱き上げて目を合わせる。
🐣「じゃあ〜、、むぎ!」
🐰「むぎ?」
🐣「うん、小麦粉みたいに白いからㅎㅎ」
どう?とグクの顔を伺うと、
たまらなく優しい顔して笑っていて
とくんと胸が跳ねた。
🐰「いいね、ぴったり。」
揺れてしまった感情を必死で抑える。
🐣「よ、よし、、、きまりっ
むぎちゃん、グクの家でいい子にしてるんだよ?、、、ぁっ、、泣」
そう自分で言った瞬間、気づいて、
嗚咽がこぼれそうになって慌てて子猫を下ろして口を押えた。
そっか、、
グクだけじゃなくて、、
もうこの子とも最後なんだ、、、
あんなに僕の心慰めてくれたのに、、
せっかく名前付けたのに、、
せっかくグクが、僕の大事な子だからって言って助けてくれたのに、、
さっきつけられた心の傷から血が流れた。
🐰「ジミナ?」
🐣「あっ、、ううん、なんでもない。
ご飯食べたいな。」
🐰「うん、、、分かった。」
グクの作ったご飯を、
彼の家のダイニングで食べながら、
僕はじっと考えた。
彼はずっと、リビングでむぎと遊んでる。
ご飯は僕が起きるより前に食べたらしい。
それはありがたかった。
だって今の僕が、すぐ近くでグクの顔を見ながらご飯なんて、喉を通らない気がしたから。
優しい、愛おしいものを見る目で、
むぎを抱くグクを眺める。
あの目で、、
あんな優しい目で見て貰えたら、
幸せなんだろうな、、
その頃には、
多少の諦めが着きはじめていた僕。
なにしろ、好きでいる間も、グクとはほとんど会えてなかったんだ。
会わないことにしたって、好きじゃないことにしたって、大して今までと変わらない。
そう考えれば意外と大丈夫なんじゃないかって思った。
🐰「むぎってさ、」
それでも、
急にリビングから話しかけられて、
動揺して咳き込む。
🐰「だ、大丈夫?」
🐣「大丈夫っ、むせただけ、、」
慌てて水を飲んだ。
🐣「ごめん、、なに?」
🐰「いや、、こいつってなんでこんな甘えん坊なのかなって、、」
それを聞いて、
グクが前に、甘え上手な人が好きって言っていたのを思い出す。
🐣「助けてくれたグクだからじゃない?
グクは甘えんぼのむぎが好き?」
🐰「う、うん、、まぁ、、可愛いし、、」
いいな、、可愛いだって、、
僕も猫だったらいいのに、、
むぎだったら良かったのに、、
🐣「………。」
グクはアイドルでもないのに、
言葉が届くような、こんな近くにいるのに、
この人に愛されたいから猫になりたいだなんて、、
ほんと、、バカみたい、、、泣
🐣「じゃあさ、、
僕はまだ、その子に似てるって思う?」
🐰「まあ、、似てる、かな、、?」
何が聞きたいのか分からないんだろう。
戸惑ったように答えるグク。
でもそれを聞いて、僕は、
この現実を受け入れるために、
心に負った傷に、ぐるぐると包帯を巻くために、
1つ、思い込みをすることにした。
むぎは自分の1部なんだと。
何故か分裂してしまった1人と1匹が、
ひょんな事で同時にグクに引き寄せられて、
そして、1匹の方だけが、グクに愛されることになったのだと。
、ということは、むぎだって自分なのだから、
自分がグクに愛してもらってるのと変わらない。
だからこれでいいのだと。
そう自分に言い聞かせた。
無理やりな思い込みだけど、
いくらか気が楽になる。
ただ傷が隠れただけで痛いけど、
見えなくした分だけ気にしなくて済む。
この僕の、グクが好きだと思う気持ちは、
全部むぎに預けた。
むぎに、
グクに全力で愛されてねって心の中でお願いした。
そこからは、
グクと話す時も、
道が分かるところまで送ると言われ、
むぎと3人で歩いてる時も、
お礼を言って別れる時も、
1人で家に帰る時も、
もう苦しくならずに済んだ。
でも、、
家に帰り、
気が抜けてベッドに腰掛けたあと、
もうむぎのお世話をすることもなければ、
グクと会うこともない。
恋が終わっちゃったんだ、って
またひとりぼっちだ、って
悲しくて泣いた。
誰にも会えないでいるうちの
ひとりぼっちより、
ずっと一緒にいたいと思える人に出会ってしまってからのひとりぼっちは、
信じられないくらい、孤独だった。
誰かに、、
もう誰でもいいから誰かに、
心の傷を、癒して欲しかった。
それから、最初の頃は我慢して、我慢して、
なんとか生きていた僕。
でも、限界が来るまで、
空虚感でどうしようもなくなるまでには
そう時間はかからなかった。
🐣、、ほんとにごめん、、、(作者より)
うちの読者さん、感いい人ばっかりだからほんっっと怖いんよなぁ、、私の脳内見てる?(ここら辺でボソッと言っとく)
追記:すごく優しい人が多いことも再確認😭
コメしてくれたら本当に嬉しいし、だんだん見覚えある!って方増えてくのも、すごくすごく嬉しいから、
必ず返すので、沢山送ってくれたら嬉しいな♥
読んでニヤニヤするのが楽しみなのよ🫣
コメント
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.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.いつも気づくと涙が沢山こぼれて🫀がぎゅってなる(o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅゛)Reo.さまホントに女神(⑅•͈૦•͈⑅)
主さん感動です😭😭 最高すぎ!!主さんのストーリー 見てたら高校受験合格しそう!! それぐらいすごいです! ジミンちゃん大丈夫?しんどいよね…このちくわがハグしてあげr(((殴
🐥ちゃん誰でもいいだなんて言わないで😭😭まぁでもこれで🐥ちゃんがグレてmobに抱かれまくって壊れて🐰が止めに入るみたいな展開も良き、、だけどやっぱり🐰に傷つけられた分🐰には🐥を追って求めてもらわなきゃ、拒否される側の気持ちも体験してくれや