テラーノベル
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博麗神社に流れ着いたカービィ達が目覚める。そして謎の声の正体とは!?
「霊夢さん〜!た、たた、大変です〜!」
謎の少女の声が神社中に響く。
「その声…文かしら?どうしたの?って…!?」
「あんた…前来た時よりもちっちゃくなってない!?」
小さくなってしまった天狗のような少女は、伝統の幻想ブン屋、射命丸 文(あや)。
いつも幻想郷中の特ダネを探し回っている。文は弱々しく霊夢に話す。
「そうなんです…昨日、特ダネ探しに森をうろついてたら、人間の子供が現れましてね…
「赤いナイフ」を見せてきたので弾幕ごっこをするかと思って声をかけたんです!すると…
急にナイフの斬撃?で攻撃してきて…急に私の「風を操る程度の能力」が消えちゃって…
この姿になってしまいました…」
「え!?人間って妖怪よりも弱いはずじゃあ…?!」
霊夢は驚きを隠せない。しかも、「能力」を消す、または「奪う」子供がいることは初耳だ。
こんな子供がいたらもう幻想郷中に噂が広まっているはずなのに…。
「ねぇ、文!その子供の顔とか、他の特徴とか分かる? 私が退治してやらないと…!」
霊夢はまだ見ぬ異変の黒幕に成りかねないと、倒す「決意」を抱く。
「えっと、顔は…見た「気がする」んですが…なんか思い出せないんです…。
頭にモヤがかかったような…そんな風にです…。」
「そう…」
…なんて恐ろしい子供なんだろう。自身の能力を使った者に自身を忘れさせるなんて…。
「あの!霊夢さん、言い忘れてたんですけど…これ。紫様から「次に博麗神社に行く時に」
って事前に預かってて…。 ぜひ霊夢さんに読んで欲しいと…。」
文が差し出した手紙は、少しホコリがついていた。今まで厳重に箱に詰めていたのだろう。
「…ふーん、すまないけど、読み上げてくれないかしら。」
「分かりました。えー、「霊夢へ 今ごろ外来人達が博麗神社へいっぱい来ているわよね?」
えぇ、そうよ。あんた、この手紙書くということはもう一ヶ月前位に予期していたんでしょ。
わざわざ手紙に書くなんて、重大なことなんでしょうね。
「今ちょっと博麗大結界の数か所穴が空いてきてて。この結界を支えてくれてる他の世界の神々との連絡も数名途絶えているの。その神々は世界を守る役目を持つためあって、相当強いんだけど、
私がその世界のスキマを見てみたら何者かに破壊された形跡が残っているの。
破壊したのは◯■△★✻という子供。…すまないわね、この子供は名前が「分かっていない」の。」
分かっていない…!?どうゆうことなの…?
「あと、破壊された形跡の他に黄色くキラキラ光るものがあったの。
私には触れられなかったけれど、おそらく破壊した▽▼★●◇が置いていったもの。
あら、子供の名前が変わってしまったわね…。」
「その子供はこの「次元」にとって存在が不安定すぎるの。いなかったりいたりね…」
「おそらくその子供は一ヶ月もしないうちに幻想郷に侵入してくるわ。 …結界の穴からね。」
「だから幻想郷をお願いね、霊夢。私には解決できない。おっと、そろそろ✻▼↓※#が来るわね。
じゃあまた、異変解決したら―」
手紙はそこで途切れていたようだ。あんたは本当にいつも人任せ。
「仕方ない。ここはこの博霊の巫女が行ってやるわよ。まあ、いつものことだけど。」
神社の周りに花びらが舞う。霊夢が一歩踏み出した途端、招かれざる客が訪れていた。
コメント
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またまた見るの遅れてしまった...パズルパズルさんのこのシリーズめちゃくちゃ好きです!(((o(*゚▽゚*)o)))