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私が初めてスマホを持ったのは小学六年生の頃でした。お姉ちゃんが使っていたスマホをお下がりでもらって、WiFiが繋がっているところでのみ、使えるスマホでした。
スマホを持ったことで私はたくさんの「言葉」に出会いました。
分からない言葉をGoogleで調べて少しずつ広がっていく
それは “ 普通の使い方 “だったかも知れません。
でも私にとってはこれが「感情」との出会いでもありました。
言葉を知っていくと、私は「辛い」という感情を覚えました。
そして、私は今の私は「辛いんだ」と知るようになりました。
辛いから、ストレスが溜まって。
辛いから、夢遊病が出て。
辛いから_
何もかもが上手くいかなくなっていきました。
言葉を知ると、自分の状況を理解して、そこからどうすればいいのだろう?と考えるようにまでなりました。
ですが、当時の私は ” 助けを求める “ という考えまではたどり着きませんでした。
感情を知り、感情に悩まされ、自分が分からなくなり、感情に左右される。
そんな自分が自分ではないような気がして、「辛く感じて」私は小学六年生にして、「病み期」というのを迎えました。
病むようになると、月に1回はネガティブになり、感情にさらに左右されるようになりました。
今まで感情を知らなかった私は自分自身がその感情の処理追い付けず、感情に振り回されるだけでした。
今でも時々感情に振り回され、厄介だと感じます。
感情は嫌いです。
その分今までできていたことが出来なくなってしまう…そう考えてしまうのです。
もうこんな感情要らない!!
って投げ出す時ありませんか?
枕で泣き叫んだり、物に当たったり、ふて寝したり。そんな自分がイラつくことがありますよね。
私もあります。未だに感情に支配されないように感情を推し潰そうとするくらい、感情と向き合うことは嫌いです。
それでも、 楽しい って思えるのは感情が存在するからですよね。
宿題やりたくない って考えるのは 、 感情があるからですよね。
感情が無ければ何も考えずに、ただ宿題を提出期限内に終わらせるだけです。
それが楽だと感じる人もいると思います。
でも、友達と笑い合えないのは
みんなつまらないと思います。
感情は、時に私たちを壊します。
でもそれと同じくらい__
いや、それ以上に私たちに幸せをくれます。
だから、嫌いでも。
少しだけでも向き合ってみませんか。
あなたの中にあるその感情は、
本当はずっとあなたを守ろうとしていてくれたのかも知れません。
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