テラーノベル
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地域の夏祭り。
提灯が並び、屋台の匂いが漂う商店街。
ステージイベントを終えた5人は、「せっかくだし少しだけ」とスタッフの許可をもらって祭りを歩いていた。
「わぁー!りんご飴や!」
真っ先に走り出したのは太智。
「だいちゃん、待って。」
柔太朗が笑いながら後を追う。
「転ぶよ。」
「転ばんって!」
言った瞬間。
「うわっ。」
人とぶつかりそうになってよろける。
「あぶな。」
後ろから勇斗が襟を掴んで止めた。
「……。」
「……。」
「助かったぁ。」
「気をつけろよ」
勇斗はそのまま太智の頭をぽんぽん。
「ほんま保護者やん。」
太智が笑う。
⸻
「かき氷食べたい!」
「焼きそば!」
「チョコバナナも!」
太智と舜太が屋台を見つけるたびに騒ぐ。
「しゅんた!あっち金魚すくいある!」
「え、行こ!」
二人が駆け出す。
柔太朗も自然についていく。
「俺もやりた〜い。」
「……。」
その背中を見ながら勇斗が笑う。
「子ども三人。」
仁人もくすっと笑った。
「うん。」
「かわいい。」
「ね。」
⸻
金魚すくい。
「いけるいける!」
太智が勢いよくポイを突っ込む。
一秒。
破れた。
「えぇ!?」
舜太が大笑い。
「だいちゃん早すぎ(笑)!」
「まだ何もしてへん!」
「だからやん(笑)!」
柔太朗まで笑ってしまう。
「だいちゃんらしい。」
「じゅうまでぇ!」
⸻
「ほら。」
勇斗が新しいポイを買って太智に渡す。
「え?」
「もう一回。」
「え、ええの?」
「やりたいんだろ。」
「はやちゃん!」
ぱぁっと顔が明るくなる。
その顔を見て、
勇斗は思わず頬をむにっとつまんだ。
「いひゃいっ。」
「かわいい。」
「またそれぇ!」
「今日何回目?」
舜太が笑う。
「数えてない。」
「数えろや!」
「無理。」
またむに。
「はやちゃぁん!」
太智が抗議しているのに、
勇斗は楽しそうだった。
「なんでそんな触っちゃうの?」
仁人が笑いながら聞く。
「分かんない。」
勇斗はあっさり答える。
「見てると触りたくなる。」
「犬猫ちゃうで!?」
「知ってる。」
「じゃあなんなん!」
「太智。」
「意味分からん!」
四人が笑った。
⸻
その頃。
「だいちゃんばっかり。」
舜太が小さく口を尖らせる。
「俺も構ってほしい。」
「え?」
勇斗が振り向く。
次の瞬間。
舜太が自分から勇斗の肩に寄りかかる。
「俺も頭ぽんぽん。」
「はいはい。」
ぽん。
「……。」
「これだけ?」
「じゃあ。」
ぐしゃぐしゃ。
「わぁぁ!」
「雑!」
舜太が笑う。
その横で柔太朗が少しだけ羨ましそうに見ている。
太智はそれに気付くと、
「じゅう。」
「ん?」
「おいで。」
「え?」
太智は柔太朗の頭をわしゃわしゃ撫でた。
「いつも優しいから特別や!」
「ふふ。」
柔太朗が照れて笑う。
「ありがとう、だいちゃん。」
「へへ。」
それを見た舜太がすかさず割り込む。
「俺も!」
「しゃーないな!」
今度は舜太もわしゃわしゃ。
「わー!」
「どうや!」
「痛い(笑)!」
「だいちは加減できないからね」
仁人は呆れながらも笑っていた。
⸻
その時だった。
「失礼しまーす!」
祭りの実行委員らしき人が通ろうとしているのに、太智、柔太郎、舜太の三人が道いっぱいに広がっていた。
「あ。」
「ごめんなさい!」
三人が慌てて下がるより先に、
勇斗と仁人が一歩前に出る。
「すみません。」
「ご迷惑おかけしました。」
きれいに頭を下げる二人。
その後ろで三人もぺこぺこ。
「ごめんなさい!」
「すみません!」
「すみません……!」
実行委員さんは笑って、
「楽しんでね。」
と去っていった。
⸻
「ほら。」
仁人が三人を見る。
「歩くときは横に広がらない。」
「はーい。」
「返事だけ。」
勇斗が笑う。
「図星。」
「だって祭り楽しいやん!」
太智が言うと、
「分かるけどね。」
仁人も笑った。
⸻
日が落ち、
最後に花火が上がる。
「うわぁ……。」
五人並んで見上げる。
どーん、と夜空いっぱいに大輪の花。
その光で照らされた横顔を見ながら、
勇斗はふっと笑う。
「今日もかわいかったな。」
「花火?」
仁人が聞く。
「いや。」
視線の先には、
綿あめを口の周りにつけたまま花火に夢中な太智。
隣で歓声を上げる舜太。
静かに笑う柔太朗。
その三人を見て、
「みんな。」
勇斗はそう言って笑った。
「……でも。」
「うん?」
「だいちゃんは別枠。」
「聞こえとるで!」
太智が振り返る。
「また俺なん!?」
「うん。」
「なんでや!」
「かわいいから。」
「もうそれしか言わへんやん!」
「事実。」
「はやちゃん!」
照れて真っ赤になる太智を見て、舜太が吹き出し、柔太朗も笑い、仁人は「また始まった」とでも言いたげに穏やかに目を細める。
夜空では、次の花火が大きく咲いた。
その音に負けないくらい、5人の笑い声が夏の夜に響いていた。
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チームガキガキと保護者がすき。
🦐ダンの🍼ver.出ましたね!
いぇす、いぇす、いぇす、とーきょー⤵︎
のありさちゃん笑っちゃいました🤍
#也
@ j _ .
152
#M!LK
はる☻
24,340
コメント
3件
年下組可愛すぎるやろ😭そのなかでもやっぱり佐野さんは特に太ちゃんを可愛いと思ってるんだね♡あー、好き😭
わあっ……夏祭りのエピソード、ほんわかしててすごく好きです🥺💕 太智くんがりんご飴に一直線なの、金魚すくいのポイを一瞬で破くの、全部「だいちゃんだなあ」って思わず笑顔になっちゃいました。勇斗くんがずっと「かわいい」って言いながら触ってるの、保護者すぎて可愛い…!「だいちゃんは別枠」って最後に言い直すのも、もう完全に特別扱いでニヤニヤが止まらない。 舜太くんが自分から「俺も構って」って寄っていく自然さも、柔太朗くんを太智くんが撫でてあげる優しさも、仁人くんがみんなを穏やかに見守ってる空気感も、全部がこの5人の関係性をぎゅっと凝縮してて、読んでてすごく幸せな気持ちになりました🌙 花火の下で笑い合う5人、本当に素敵でした。ありがとうございます🤍