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第4話「4年前のあの日」
まだ第3話を読んでいない方は、そちらから読むことをおすすめします!
ワンク等は、1話に書いてます!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「4年前」
あいつらは、お互いをどういう関係か理解している。
ただこのままいくのは俺も良くない気がした。
あいつらの関係を壊すしかないのか、?
すごく幸せそうなあいつらの笑顔を。
また俺は、奪わなければいけないのか…?
やりたくねぇ、、
でもなぁ、。
二郎か、三郎どちらかに彼女ができればこの関係はきっとなかったことになる。
そうだ、それを待てばいい。
そうすれば、俺はあいつらの幸せを奪う事はないし
二郎も三郎も、本当の幸せを見つけられると思う。
「4年後のある日」
二郎に彼女ができたらしい。
二郎は、すごい嬉しそうに俺に話してくれた。
ただ…三郎は、苦しそうにしている。
あいつは、きっとまだ二郎のことを思い続けているな…
二郎は、覚えていないのか、?
お前が三郎をどれだけ愛していたか____
でも、これでよかったんだ。
お互いの幸せをきっと見つけられる。
俺はただ、この状況を笑顔で聞くことしかできなかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
二郎が居る、
僕の部屋の前に。
来ないでほしい…
お前の事で泣いてると思われたくないッ..
そうだ、もう僕に興味が無いならあれを返そう
あの日お前がくれた花冠と花の指輪___
花冠は、もう綺麗ではなく枯れきってシワシワになっている。
花の指輪は、あの時僕がしおりにしてずっと持っていた。
だから綺麗なまま残っている。
こんなもの返しても何も無いと思うが、
二郎が寝たあと返しに行こう…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あーぁ、わかんねぇな…
結局オレは三郎がどうして泣いているかも分からず自分の部屋に戻ってきてしまった。
何があいつを苦しめていたんだ、、?
確かめたい、あいつと1番一緒に過ごしてきたのはオレだから。
一緒に….か。
わかった、思い出した…
そうだ、オレはあいつに。
4年前、仮だけどプロポーズしたんだ。
オレは、あいつが大好きだった。
愛していた…
どうしてこんな大事なことを忘れていたんだ?
「オレって、本当にバカだな…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そろそろきっとあいつも寝るだろ。
二郎の部屋…行くか。
_二郎の部屋の前_
「オレって、本当にバカだな…」
起きてる、?なんで..
これじゃあ返せないじゃないか笑
僕の宝物をあいつに返せないッ..
二郎がバカ、?どういう?
勉強面か、、?それ以外考えられない。
二郎「誰か居るのか、?兄貴?三郎…?」
やばい、どうしようこっちに来る
そうだ、これをドアの前に置いて_____
僕は、部屋に戻った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
三郎にちゃんと話がしたい。
あいつを考えれば考えるほど頭が痛くなったんだ。
だからもうあいつとは、そういう関係になれないと思ってオレは彼女を作った。
…ドアの前に誰か居る気がする、
誰だ?
「誰か居るのか、?兄貴?三郎…?」
オレは誰が居るのか気になってドアを開けた。
そこには、花がシワシワになった花冠。
そして、綺麗にしおりになって取ってある花の指輪があった。
これは、4年前のあの日オレが三郎にあげたものだった_______