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すれ違って
赫茈、桃茈
桃茈普段よりもかなり強めですが、ちゃんと赫茈です。桃くん少し酷いかも。
―赫Side―
最悪のタイミングに居合わせてしまった。
いるまとらんが抱きしめあってる、そんな所に。
…らんと目が合った。
こっちを睨んでるような、そんな目だった。
…まるで、入ってくるなと言っているような。
3人で集まるって約束したのに、そんな目で見なくたって良いじゃん。
幸いいるまは俺が居る事に気付いていない、
…このまま退散するのが、吉か。
―桃Side―
3人で会うはずの日だった。
俺が来た時には、いるまはもう来ていて、なっちゃんはまだだった。
…正直、嬉しかった。
いるまと2人っきりの時間が出来るなんて。
だから、色々相談しちゃった。
辛いって、苦しいって、抱きしめて欲しいって言っちゃった。
そんな時になっちゃんが来た。
…来ないで欲しいって思っちゃった。察したのか、なっちゃんは居なくなった。
「…そーいや、なつ遅いな」
…気付いちゃったか。
「ぁ~、なっちゃん今日来れないって言ってたよ」
いるまと2人で居れるなら、どんな嘘だってつく。
「ぇ、そーなん…、」
でもいるまは…、
「…なつ、俺には言ってくれなかった…っ」
小さく…誰にも聞こえないような声でそう言った。
そうだよね、なっちゃんのこと大好きだもんね。
いるまの中心は、いっつもなっちゃんだから。
たまには俺が独り占めしても、良いじゃんか… 。
「とりあえず、買い物行こっか、」
「…そ、だな」
「…そーいやいるま、香水付けてる、?凄い良い香り…っ、」
「ん、あ~…なつに貰ったんよ、お揃い、」
…、またかよ。
「へ~、そーなんだっ、!」
ずるい。
「いやぁ、楽しかったね」
「ま~な」
いるまはなっちゃんが居なくて寂しかったんだろうけど、俺は2人で居れて楽しかったよ。
「ぁ、そ〜だいるまっ、!」
「…ん…、?」
「俺いるまに香水買ったの、!!良かったら次の会議付けてきてよっ、!!✨️」
「ぇ…、」
…反応悪いなぁ~。
まぁそりゃそっか、いるまはなっちゃんとお揃いのやつが良いもんね。
「ッわかった、ありがとな、(苦笑」
「んふ、俺も同じの買ったからつけてっちゃお~かな、w」
「…そう、なんだ」
なっちゃん、妬くだろうなぁ~…、
「じゃあまた次の会議でねっ!!」
「あぁ…、じゃあな」
…なっちゃんにいるまは渡さないから。
―茈Side―
今日は本当は、なつと、らんと3人で集まる予定だった。
でもなつは来てくれなかった。
なんで俺に言ってくれないの、らんだけに言うの…
なつに会うから折角香水付けてきたのにっ、
「…なつ、」
ピコンッ…
「ん…、通知…、?…ッ!!✨️」
なつからだ…ッ、!!
『今日いけなくてごめん、急用出来ちゃって』
『いるまに連絡出来てなかった、まじごめん』
…、
『大丈夫だよ、また集まろ?』
『連絡ありがと、なつ』
…ちゃんと、返事出来たかな。
変に思われてない、よな…、?
そ~いや、らんから香水貰ったっけ…っ、
すげぇ嬉しいけど、
…なつ居るのに、それ付けるの…やだなぁ。
ー赫Sideー
ー会議の日ー
会議に行くのが憂鬱だ。
…らんといるまの事を思い出してしまう。
「ぁ、なつおはよッ!」
…、いるまッ…、
「おはよ、こないだは行けなくてまじごめん」
「別良いって、また2人でどっか行こ~ぜ」
2人、ねぇ…、
「らん省いてんの草、」
「…やべ、でも2人でもまたどっか行きてぇ、」
「ま~確かに、」
…ほんとはらんと行きたいじゃねぇのかな、
こんな事考えてるって知られたら嫌われるかな。
…いやでも、もうらんといるまからしたら邪魔物か
「…いるま、」
「ん、?なに?」
「香水、新しいのに変えたんだな」
…言っちゃった。
でも、俺があげたの使ってくれてなくて気になっちゃったんだもん。
「どこで買ったん、?」
「ぁ~、らんから貰った」
…やっぱり、らんからかよ、
俺のは使ってくれないの…、?
俺よりらんの方が…、まぁ当たり前か、
「次の会議で付けてこいって言われてさ、仕方な~く付けてやった(笑」
「ふ~ん…、」
「…ごめんいるま、ちょっと先行ってて」
「ぇ、?」
「一瞬、1人になりたい 」
「、ぁ~、わかった…。無理せんでいいからな?」
「…ありがと、」
やっぱり、いるまは優しい。
―茈Side―
香水の話してから、なつの表情が暗くなった。
…なつのやつ、使わなかったから?
俺だってあっちが良かった、
なつが普段使ってるやつだから、なつと同じ匂いがする。
付けてたら隣に居るような感じがするの。
らんから貰ったのも良いやつだと思う。
でも、なつが感じられない。
なつとおんなじがいい、ぜんぶ。
「いーるまっ!!」
…らん、
「おはよっ、!✨️」
「…ん…、」
「表情暗いね、?なんかあった、?」
「…なんも、」
―赫Side―
…少しだけ気持ちが落ち着いて…集合場所に行こうと思った。
…そしたら、いるまとらんが2人で話してるとこを見てしまった。
あ~あ、しんど…もう行きたくないなぁ。
―茈Side―
翠「ひまちゃん遅いね、」
黄「確かに…、」
水「ちょっと心配だねッ…?」
翠「連絡してみる、??」
茈「じゃッ…俺がやっとく」
桃「あ、いるまとちょっと詰めたいとこあってさ、他メンに任せて貰って?」
茈「…は、」
やだやだやだやだやだっ、
俺がなつにっ…なつの…っ、、
翠「じゃあ俺連絡するねっ、!」
桃「お願い、!」
茈「ちょ、待っ…」
―赫Side―
赫「…ごめん、遅れたッ…」
茈「ぁ…、なつ…」
翠「良かった…、」
水「心配したんだぞ~っ!!」
赫「わりぃ、」
翠「特にいるまちゃんがね…、?」
茈「ちょ、すち…ッ、」
…いるま、心配してくれたんだ…。
優しいな、好きでもない奴に…ッ。
赫「い、るま…隣良い、?」
桃「なっちゃん!共有したいことあるから俺の隣来れる?」
赫「あぁ…、わかった」
―会議後―
桃「ねね~、この後みんな用事ある?」
水「こさは特になーいっ!!」
茈「俺も…、」
赫「俺も、」
黄「無いかな…、! 」
翠「皆無いっぽいね、」
桃「じゃあさ、このあと皆で出かけない、?」
…また、らんといるまを見たきゃいけないのか。
水「いいと思う~、!!」
黄「そ~しよっ、!」
水「着いたね~っ、!!」
翠「じゃあ早速行こうか…、?」
桃「ぁ、待って」
黄「ん、?」
桃「人数多いし、2人くらいで別れよ~よ、」
赫「…いいんじゃね、」
翠「どんな感じで別れる、??」
…いるま、大丈夫かな。
なんかしんどそう…、
茈「…、なつッ…(小声」
赫「ん…、?」
茈「、ペア組んでくれない…?」
赫「ん、い~よ、」
黄「俺すっちーとが良い、!!こないだ話してたやつみたいな~…って」
翠「そ~だね、」
桃「んじゃ、俺といるまと…なつとこさめでいいんじゃない??」
水「確かに~っ!!」
茈「…ッ」
…なんでッ…
赫「ぁ”~…俺ちょっといるまと話さなきゃいけないことあってさ~…、いるまと俺でいい、?」
水「そーなの!!いいよー、!!」
桃「…俺もいるまと、ちょっと話したいことあるんだよね…ッ」
…そこまでして奪ってくんのかよ、…
茈「ごめ、らん…後で2人で話すでも良い、?」
桃「…ぇ…ぁ~いいよッ(笑」
茈「ありがと、」
翠「んじゃ、一旦また後でね…、!」
水「は~いっ、!!」
茈「ごめんなつ、ありがと」
赫「良いよ、てかど~したん?」
茈「…なつと一緒に、居たかった」
…ほんっと、此奴ずるい。
赫「なんそれ、(笑」
茈「…ごめん、」
赫「ゃ、俺もお前と組みたかったし、居たかったからい~よ」
茈「ありがと…っ、」
赫「ん…じゃ、どこ見に行く、??」
茈「なんか 買おうぜ、お揃いのやつ」
赫「ぉ、いいやんッ、!!」
いるまは欲張りだよ、らんとも俺ともお揃いにしたがるとかさ、
赫「これで3つ目じゃね、?お揃い」
茈「ん…、?」
赫「この指輪と…、香水と…、今回で」
茈「ぁ、確かに…なんか、嬉しい」
俺も嬉しい、
…好き、お前のこと…、本当に
赫「ぇ、可愛いこというやんっ…??w」
茈「文句あんのか、」
赫「ないでーす、でも今の録音したかった」
茈「ふざけんな~、??」
やっぱり此奴と居るのが、1番安心する。
水「いや~、遊んだ遊んだぁ~っ、!!✨️」
茈「だな…、(笑」
…あのあと、いるまとお揃いのキーホルダーを買った。今度会う時付けて持ってく。
翠「じゃあ、そろそろ解散?」
黄「そうね…、」
桃「ぁ…、なっちゃん」
赫「ん…、?」
桃「この後、ちょっといい、?」
赫「ぇ、良い、けど…」
いるまじゃ、ないんだ…。
桃「んじゃ、ちょっと話させて」
桃「いるま、ごめん…さっき言った話したいこと、別の日に言うね」
茈「ぁ、うん…」
翠「じゃあ、またね~」
黄「お疲れ様っ、!!」
水「ばいばぁ~いっ、!!」
―桃Side―
桃「あのさ、なっちゃん」
赫「…どしたん、」
桃「いるまとさ、最近距離近すぎでしょ」
赫「…ッ、!」
桃「もうちょっと考えて欲しいかな、」
赫「…、」
そんな、そんなの…ッ
赫「そんなの、お前もじゃねぇの、」
桃「…、?(笑」
赫「抱き合ったりしてさ、俺は邪魔者かよ、」
桃「…あぁ、いるまと2人で遊んだ時の話、?」
2人で…ッ
赫「元々は3人だっただろ、」
桃「なっちゃんが帰ったんじゃん、」
赫「…ッそれは、お前が帰って欲しそうにしてるから…ッ、!!」
桃「そりゃぁね、好きな人と2人とか最高じゃん」
赫「…ッ、、」
桃「いるま悲しそ~だったよ、なつが自分にだけ知らせてくれなかったって…、」
桃「迷惑しちゃうよね、なつが居ないからずっとテンション低かったんだよ?いるま…、」
…俺が行かなかったから、…?
桃「ま、とりあえずいるまにあんま近づかないでね??活動関係で…最低限にしてね、 」
赫「お前にそこまでする権利_」
桃「…じゃ、お願いね??…いるまは俺のだから」
赫「ぉい、」
桃「…じゃあ、またね」
赫「ッ”…、!!」
桃「あ、お揃いのキーホルダーとか付けてこないでよ、??」
………ッ、ふざけんなよ…、
―桃Side―
ぁーあ、言っちゃった。
ここまで言うつもりは無かったんだけどなぁ、
…だって、酷いじゃん。
いるま、すっごい嬉しそうだった…、
なっちゃんとお揃いのキーホルダー見て、すっごい笑顔で…宝物みたいな感じでさ。
…ほんっと、むり、
―数日後―
―茈Side―
…最近、なつが冷たい。
活動の仕事の話しかちゃんと話してくれないの、
…一緒になんかしよっていっても、誤魔化したり、また今度って言われる。
あと、らんと話す機会が増えた。
なつが居る時に俺が通話入ると、大体らんも入ってくる…。
偶然なのかは、わかんない。でもそれでなつと全然話せないのは 嫌だ…ッ、
なつが通話に居る、
こわい、また冷たいのかな…。
でも、なつと2人っきりになれるのは、今しかない。らんも今日は夜まで用事あるって言ってたッ…
ピロンッ
茈「おつ…」
赫「ぅ”ッ…ぃる…ッ、ごめん”なぁッ…(泣」
茈「…なつッ_!?」
赫「…ッッ”、いるまッ…!?」
茈「なつ、どうs…」
赫「…ごめん、なんもねぇから…落ちるッ…気にしないで、ッ!!」
ピロンッ
茈「はッ…、」
いみわかんない、
なんで泣いてるの、なんで頼ってくれないの
俺ならなんでも聞くのに、
…ここで放置したら、全部終わる気がする。
なつと、一緒に居れない気がする…ッ、
…行くしか、ないって…思った。
―赫Side―
まさかいるまが来るとは思っていなかった。
…また、傷つけてしまった、
誘いだって本当は全部承諾したかった、
断る度にいるまの声がほんの少しだけ震えるのが、辛くてしょうがない。
…何やってんだろ~な、俺。
__
…扉が空く音がした、足音が聞こえる。
誰だ_? まさか、らん…?
茈「なつッ…、!!!」
赫「ぃるま…ッ…!? おまえ、なんでッ…、」
茈「…こっちの台詞だっての、」
赫「…ッ、」
茈「ずっと俺に構ってくんないし、通話入ったら急に泣いてるし…ッ、前だって…らんと3人で遊ぶ時来てくんなかったし…俺に言ってくれなかったし、…、! ほんといみ、わかんない」
赫「ごめん…ッいるま、」
茈「…、ばか、ほんとばか」
赫「そうだよな…ッ、ずっと…いるまのこと」
茈「、教えてよ、なんでそんな泣いてたの…ッ」
赫「色々あってさ、お前と距離取らなきゃ行けなかったんだよ、」
茈「…、なつがしたかったんわけじゃ、ないんだよね…っ、??」
赫「…そんなわけないッ…、お前が居ねぇとッ…、」
茈「…、よかった、」
赫「…ほんと、ごめんな…」
茈「ううん…、大丈夫ッ…」
赫「…わざわざ俺んとこ来てくれて、ありがとな…。」
赫「… らんがいんのに、」
茈「_え…、? なに、いってんの」
赫「お前とらん、そ~いう感じなんだろ、?ごめんな俺邪魔しちゃって、」
赫「出しゃばって、3人で出かけるとか話して…俺が入って不快だっただろ、?」
茈「な、つ…、そんなことなッ」
赫「…だってあんとき、抱き締めあってたじゃん」
茈「まさか…引き返したの…、?ッそれは…、!!」
赫「2人で出かけられて楽しかっただろ、??ほんとごめんな、最初からそうすればッ……」
茈「そんなわけねぇだろッ…、!!」
赫「ッもういいよ、大丈夫…らんと上手くやれよ、俺応援してるからさッ…」
茈「勝手に話進めんなよッ…、俺の話聞いて」
赫「いいよ?別に、言いてぇこと全部わかってるから…ッ、だから、」
茈「わかってね”ぇよッ、何もッ…、!!」
茈「何を根拠にらんの事が好きって…ッ」
赫「だって抱き締めあってたじゃんッ…あん時…、俺に帰って欲しかったんだろッ、!?」
赫「それに…、俺があげた香水、使ってくれなかった…。らんのやつ付けて…しかもお揃いでッ…じゃああんなん受け取らなくてよかったじゃんっ…、要らないって、らんのがいいって…言えば良かったじゃんッ…、」
茈「だって…ッ抱き締めてって言われたんだもんッ…次の会議に付けて来て欲しいって言われたんだもんッ… 」
茈「ッそれに、!!来ないんだったら俺にも言って欲しかったッ…、!!俺、お前が来るからいつもより時間かけてオシャレしたのにッ…、!折角お前がくれた香水付けてきたのにッ、!!なつが来ないなら意味ないじゃんッ…、、」
赫「でも…、らんがッ…」
茈「だからぁッ、!!俺はらんに対してそういう感情抱いたことねぇって…ッッッ、!!」
茈「そういうの、ッなつにしか感じねぇから…」
赫「は、…うそ、」
茈「嘘に、見える…、?」
赫「見え、ねぇけど…ッッ」
茈「…おれのいちばん、なつなのに…っ、」
赫「…ぇ…ッ…、」
茈「なついないとつまんないっ…、ずっといっしょがいぃ…っ、」
赫「…ッごめ、俺…、いるまのことっ…いっぱい傷つけた…っ、」
茈「…傷ついたし、寂しかったけど…ッ、おれにはなつが居なきゃなの…改めてわかったの…っ、なつは違う…ッ、?」
赫「…俺もだ…っ、いるまから離れようとする度に…苦しくてしょうがなかった…っ」
茈「おそろいっ…、(泣笑」
赫「…だなっ、(苦笑」
茈「…でも、なんで俺から離れたの…、らんといい感じだったからなだけ…、?」
赫「ぁ“~っ…、」
らんに言われたとか、言えない。
彼奴だって此奴の事好きで、暴走しちゃっただけ…。
だから、彼奴の事は責めれない。
俺だって、弱かった。
茈「…、?」
赫「うん 、らんとお前が仲良いの見て…邪魔かなって勝手に思っただけ 、」
茈「んなわけないのに…っ 、」
赫「…あいしてるよ、いるま」
茈「俺も、大好き…っ」
ご覧頂きありがとうございます…!!
次回、赫茈と茈赫どちらが良いでしょうか…!
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なついるなついるなついるなついるなついるなついる地雷は見れない(泣)いるなつは無理すぎる(泣)お話よかったです!最後の方の泣いてる感じ?めっちゃ書き方うまくて好きでした!フォローシチャイマシタヨ テレこれからも頑張ってください!
💜❤がいいです……!!! この話も好きすぎますっ、( ߹꒳߹ )♡ すれ違いの恋大好きなんです…、!!