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みんなから好かれる彼女が選んだ恋とは……? 恋愛初心者×完璧イケメン男子の恋のゆくえはいかに!! 【電子特別版】この世界で一番カワイイ私と王子様 〜私の初恋が叶うまで〜 高校1年生の春休み。
幼馴染みの彼氏・和馬くんと一緒にいる時間が増えて嬉しかった私は、ある事件をきっかけに自分の気持ちに気づいてしまう……。
それからというもの、私が意識しすぎたせいで彼とギクシャクしてしまうことに。でも彼は変わらず接してくれて―――? ちょっとヘタレな彼が見せる意外な一面とは……!?(この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません)
【電子版限定特典付き】私の妻と、沖田君 妻よ猫になれ 第十二話 妻の気持ち 翌日。
私はいつもより早く起き出して、道場に向かった。
まだ暗いうちに着いて、軽く準備運動をする。
そして素振りを始めるのだ。
朝五時半くらいになると、少しずつ門下生が集まってくる。
その中に、妻の姿もあった。
彼女は黙々と同じ動作を繰り返すことが得意だった。
それは彼女の得意分野であり、生きがいでもあったのだ。
しかし、そんな彼女にある転機が訪れることになる――。
「ねぇ君、今ヒマ?」
学校からの帰り道、突然知らない男に声をかけられる。
普段なら絶対に無視をするのだが……何故かこの時は違う反応を示してしまった。
声をかけられた瞬間、胸の奥がきゅっと締め付けられる感覚に陥り、心臓の鼓動が高鳴ったからだ。
その男は、私にとって全く見知らぬ人物。
だけどなぜか懐かしく感じる男性だった。
「えっ? いえ、別に暇じゃないですけど……」
私は反射的に否定してしまう。
男の人と話すなんて滅多にないことだから、緊張して上手く話せなかった。
「あっそっかー。じゃあさ、ちょっと俺の話を聞いてくれないかな?」
「へぇっ? はぁ……まあいいですよ」
いきなり何を言い出すのかと思ったら、ナンパみたいなことを言ってきた。
こういう時はきっぱりと断るのが一番だと分かっているけど……
どうせなら、もっとちゃんとしたプレゼントをあげたかった。
でもやっぱり、こんなものでいいよね? この世で一番素敵な贈り物だよ!
『ありがとう』
お礼を言うのは僕のほうです。
今までずっと一緒に居てくれて、本当にありがとうございました。
『じゃあね!』
えっ!? また会えるんですか!? だったら僕は…………
これは僕たちの出会いの物語。
【序章】
それは、ある夏の日の出来事―――
この物語は、僕のちょっと変わった幼馴染みの女の子との日常を描いたものである。
***
今日もいつものように、朝起きて朝食を食べ、学校に行く支度をして家を出た。
夏休み真っ只中の今の時期、外はまだ太陽が高く昇っていて、ジリジリとした暑さを感じる。
(あっつー)
額に浮かんだ汗を拭いながら、ゆっくりと歩く。
通学路の途中にある小さな公園の前を通り過ぎようとした時、ふとあるものが目に入った。
「ん?」
見ると、砂場で遊ぶ一人の男の子がいた。歳は同じくらいだろうか? その子の周りでは子供たちが楽しそうに遊んでいる。どうやら一緒に遊ぼうと誘っているようだ。だが、当の本人は一人で黙々と砂遊びをしていた。
その様子を少し離れたベンチに座って眺めていると、後ろから声をかけられた。
「あら、おはようございます」
振り返るとそこには、白衣を着た女性が立っていた。年齢は30代くらいだろうか? 彼女は少し驚いた顔をしてこちらを見ている。
「君は?」
私はどう答えていいのか分からなかった。私の名前は何だったっけ……?
「わかんないです」
とりあえず正直に答えることにした。嘘はよくないだろうし。
「ふむ、君も迷子のようだね。ここは危険だから、ひとまず私のところに来なさい」
この人は良い人そうだ。少なくとも悪人ではないだろう。ただの勘だけど。
それにしてもここどこなんだろ。すごく真っ白い場所だ。
「あの、ここって何処ですか?」
「わぁーん!!もうダメですぅ~!!」
実は最強だった? ちょっとドジだけど頑張る女の子。
天然でマイペースなお姉さん系男子。
いつも笑顔を絶やさないイケメン男子。
【概要】
VRMMORPG。通称:VRO(ヴイアール・オア・リアリティ)。運営元は不明。運営会社は存在しないのか、そもそも存在すらしないのか、それは誰にも分からない。
ある日突然、何の前触れもなく現れて、「私と契約しないか?」と言ってきた。
契約内容は「私が求めるものを提供する」こと。
報酬は「私の力を与える」ということだった。
対価を求めなかったこの男に不信感を抱くが、その力は本物であり、男は本当に様々なものを提供できることを証明した。
それからというもの、私は男の誘いに乗り、一緒に行動することになった。
男が言うには、このゲームはただのゲームではないらしい。
そしてその目的は、ある人物を見つけることだと言う。
だがその人物はなかなか見つからず、ようやく見つけたと思ったら、既に他のプレイヤーが見つけていた。
どうやら、あの時出会った少女がその人物のようだ。
ゲームの目的は分からないままだが、私は自分の目的のために、彼女を助けようと思う。
ゲーム開始直後に、謎の少女に出会うが、その直後に、急に現れた怪物に襲われてしまう。