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婚礼の儀を行う石造りの大聖堂は、荘厳な雰囲気に満ちていた。
色とりどりのステンドグラスを通して、鮮やかな光が教会の中に差し込んでいる。
かつて、夢の中で見た景色と同じものが、今、目の前にあった。
(ああ。とうとう、この日が来たのね)
ミリエットは純白の婚礼衣装に身を包み、一歩、また一歩と司祭の元へ進んでいく。長いヴェールが絨毯を滑るその様子は、まるで妖精が羽をはばたかせているようだった。
彼女の手を取るのは、同じく婚礼衣装を纏ったヴォルフラムだ。腰に儀礼用の長剣を差し、肩からは彼の瞳と同じ色をした黄金の飾緒が下がっている。
司祭が告げる誓いの言葉を、ミリエットはヴォルフラムに続いて復唱する。
続いて、指輪の交換。ヴォルフラムの武骨な手が、華奢な指に銀の指輪を嵌めた。
「…*****
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