居なくなる、って亡くなるのと何処かに行く意味どっちもあるなと思った結果居亡くなるとかって書きました。バカです。
亡くなるって書いてる時点で察してるかと思います。死ネタです。一応ハピエンのつもりですが読者様次第ではバドエンかもです。
メリーバッドエンド…ってやつですかこれ…?
知らん。
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sm side
とある日の朝。全員で朝食を摂っている時にNakamuが突然言い出したことを、未だに引きずってしまう自分が居る。
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nk「千年先までずっと一緒で、ずっと仲間だからなお前ら!!」
kn「急にどうした?w」
nk「いやさ?ほら、俺ら一応幹部なわけじゃん?」
kr「一応じゃなくてちゃんと幹部だけどな…」
nk「まぁねw、ってなるとぶっちゃけずっと死と隣り合わせってことじゃん。誰から狙われてるかなんて分かんないからさ」
sh「それはそうだな。革命とかいつ起こるかなんて分かんねぇしな」
nk「そうそう。んなこと考えてたら、死ぬ時は一緒がいいな〜って思ってさ…w」
br「そうだね〜…1人で死ぬのも、残されるのも嫌かな〜、僕。」
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千年先まで、なんて。
“彼らは”長くても、百も生きれないだろうに。
俺らは…いや。彼奴らは、彼の言う通りずっと死の可能性を抱えている。
国の幹部だ。他国や革命しようとする人達や。
睡眠、食事、仕事、訓練、外交…など。
いつ、誰に狙われるかなんて分からないのだ。
狙われる可能性があるのは俺もなのだが、俺は死なない。
…だって俺は、所謂「天使」だからである。
寿命も彼ら人間とは違う。俺は千年なんて余裕で生きれるだろうが、彼らは人の子だ。天使と違って、そう長くは生きられない。
だから、俺は。ずっと一緒なんて、叶わない言葉なんかよりも。出来る限り彼奴らと、彼奴らが生きてる限りそばに居たい。
彼らが生きてる限り_______
いつもみたいにバカやって、騒いだり。
煽り合って、軽口叩いたり。
………。
水色が甘いものの食いすぎで、黄色に怒られてたり、
赤色が外交の護衛なのに寝坊して、水色と慌てながら出てでたり、
緑色がかなり徹夜して、青色が心配しながらも無理矢理寝かせたり、
青色が調子悪いのを見抜いて、水色が出掛けに誘ったり、
黄色が任務帰りに疲れてるだろうって、緑色の為に料理を作ってたり、
水色と、城下町で甘味巡りしたり、
赤色と、仕事サボって昼寝したり、
緑色と、訓練とか模擬戦を一緒にしたり、
青色と、頭の湧いてる奴らを見守ったり、
黄色と、言い争って笑い合ったり、
_______こんな平和な日常を、楽しんでいたい。
…ずっと、なんて不可能だと分かってるんだ。
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最近、メンバーが居なくなる夢を見るようになった。
戦争で、とか。寿命で、とかもあるし、暗殺とか、誘拐とか、色々。俺が、俺も普通の人間だったら、こんな夢も見なかったんだろうな。
…なんで天使は自ら命を絶てないのだろうか。
sm「事情なんて聞かずに、ただいつも通り接してくれたら…それだけでいいのに、俺は。」
なんて我儘は、宙に舞って誰にも伝わることなく消えていった。
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nk side
俺らも終わり、なのだろうか。
白尾国は今、α国と言う大国に宣戦布告され戦争中。
他国に暴力と恐れられた最高戦力の2人、Broooockとシャークんさえも、かなりの大怪我を負い戦いに出られず、彼らの治療を担当しているきんときも行けない。
俺は総統だから加勢に行けず、そんな状況じゃ攻め込まれてもおかしくない為、護衛についてくれているきりやんも出られない。
スマイルも非戦闘員かつ、指示や情報は彼の担当。前に出れば指揮者が居なくなる為、規律が乱れる。
もう、為す術が無いのだ。
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あかいろがきえた。
いむしつで、ねているところをおそわれた。とうぜんねているのだから、たいおうできるはずがなかった。
みどりいろがきえた。
けがをおったからだじゃ、しんにゅうしゃはたいしょできなかった。
あおいろがきえた。
かれらのちりょうのじゅんびのためにべっしつへ。そこにもしんにゅうしゃが。うしろからふいをつかれた。
きいろがきえた。
そうとうさまのごえい。じゅうをはなたれて、ないふできられて。ふたりでたたかってもだめだった。
みずいろがきえた。
きいろがきえて、ひとりになって。おおぜいをたいしょすることは、きびしかった。
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sm side
なんで。
なん、で。
…な、んで、なの。
俺が、最弱だから?
俺の指揮が、悪かったから?
俺の情報に、誤りがあったから?
…俺が、人ならざるものだったから?
俺がニンゲンじゃないって伝えていれば変わったのか?
…ヒトの子が信じてくれるのか?
否。…信じるはずもないか。
人外だって察して。なんて、
俺が、隠してたんだから…。
分かるわけないもんね…ごめんね。
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初めてだったんだ。
人の子と仲良くできたのは。
小さい頃、天使の能力を上手く扱えなかった俺は周りから虐げられて。
天界から堕とされた。
人間界でも変わらなかった。
羽が付いていて、更には動くとか不気味だ…とか。
頭に輪っかが浮いていて気味が悪い…とか
だから、人の居ない森に逃げ込んだ。
成長した俺は能力を使えるようになって。
羽も輪も、隠せるようになった。
だから人里に降りた。
人があまり来ないらしい其処は、外から来た俺を避けていた。
そんな中話しかけてくれたのが彼奴らだった。
初めてだったんだ。
人の子と仲良くできたのは。
人の子とまともに話せたのは。
だから嬉しかった。
だから、友達として、親友として、仲間として。
例え頭が湧いていようと、例え無理難題に突っ切ろうとしても。
そんな彼奴らが大好きだった。
初めてだったんだ。何もかも。
なのに…なのに。
sm「居なくならないでくれよ…」
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kr side
真っ白な空間に飛ばされる。
俺はもう死んだのだろうか。
目の前には水色と、赤色と、緑色と、青色と…
そうか。医務室に居た3人は侵入者に…
水色の彼は、守り切れなかったのか…
br「あ、きりや〜ん」
kr「おうBroooock」
kn「そっかきりやんも…」
nk「俺より遅かったから生きてるかと思っちゃったじゃ〜ん…」
kr「Nakamuは総統だからすぐやられたかもしんないけど…俺重症負わされて、って感じだからさ」
sh「え…めっちゃ痛そう…」
kr「お前も重症で医務室送りだったんだよな…?」
sh「まぁ…w」
何気ない日常会話に聞こえるよな。ここだけ見たら。
俺ら戦争で死んでんだよな。普通過ぎて自分でも怖い。
kr「…なぁ」
br「どーした〜」
kr「彼奴は?」
kn「…来てないよ」
nk「うん。…!ね、見てこっち…」
Nakamuの指さした先には地上。ここは天空のようだった。
白尾国と、荒らされた城下町…崩壊しそうな軍基地。
自室に居る、紫色。
sm「…………………」
何かを呟いてる様子だが聞き取れない。
向こうの音が聞こえない訳では無さそう…。
sm「……………………………。」
sm「居なくならないでくれよ…」
nk「すまいる…、」
sm「なんで…。」
br「ごめんね…」
sm「置いてくなよ…」
sh「…………ッ」
sm「…みんな」
kn「すま、いる…」
sm「…どこにいるの」
kr「…ここに居るよ。」
nk「スマイル、俺は…俺らは…。お前が忘れない限り、何処にも行かないよ」
sm「お前らが全部、初めてだったのに…。」
sm「…ありがとな、」
彼の背中から、真っ白で綺麗な羽が。
彼の頭から、金色に光る輪が。
br「天使…?」
sm「どうせ、見てんだろ…。」
sm「俺は、元天使だよ。堕天使だ」
sm「俺と仲良くしてくれたのも、全部お前らが初めてだ。」
sm「…それだけで良かった、はずなのにな」
sm「ッ…はは、なんで…泣いてんだろ」
nk「バーカ…それだけでいいってなんだよお前〜…。」
kn「気づかないうちに、そんなに俺らが大切になってたって事だろーが…w」
br「まぁそこがスマイルらしい…?w」
sh「それもそうだなw」
kr「お前は一生正解を考えてろ…w」
nk「いや〜…いつか見つかるといいねw」
そこにはいつも通りの人の子達と、
残された堕天使と。
崩れていく軍基地の音が響いていた。
堕天使が天界に還るまで、後何年?
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文字数3000超え〜…と。ここまで読んで下さりありがとうございます。
今回また、曲パロに挑戦しました。いかがでしたでしょう?
実は前半と後半、かなりの期間が空いております。
前半でこう言ってたのに、後半矛盾してない…?とか思っても気にしないでね^^
あ、今午前三時です。もうすぐ有象無象に飽き飽きしそうな時間ですね(?)←伝わる人には伝わる。曲パロとは関係ない。
では解説行きましょうか…。
※自己解釈含む
最初のシーン。Nakamuさんが「千年先まで」と発言がありますが、人間の寿命は長くて百年持つかどうか。それに比べ天使は寿命がありません。見た目は20~30で止まります。止まる年齢は人それぞれです。人じゃなくて天使だけど←
初めて自分に関わってくれた彼ら人の子と、いつか別れると分かっていても見て見ぬふりをしていた。が、自覚してしまう。
不可能な未来の言葉より、可能な今の事実が良い。
ヒント「千年先まで仲良く」
↑愛してるの方が分かりやすい…ってか答えやん。
「千年先まで居れないことが分からないくらい、貴方が思うほど馬鹿じゃない」
「求めているものは言葉じゃない」
次のシーン。悪夢を見る様になった堕天使さん。気づいてくれる人は居ないようで。悪夢で更に自分の首を締めることになってしまう。慰めて…という願いは届きませんでした
ヒント「怖い夢を見た時は抱きしめて欲しい」
その次のシーン。戦争で人の子5人が亡くなってしまい、なんで、と思考を繰り返す堕天使さん。人の子に天使だと言っても伝わらないよね…って話
〇〇いろがきえた。ってとこから今日ですね。
ヒント「天使のこと言っても、分かるわけないもんね、ごめんね」
↑文章中にも分かるわけないもんね、ごめんねは書きました。ここで分かる方も居たのかな…?
彼らが何をしていようと、仲間だと言ってくれた彼らが大好きだったよ。
ヒント「どういう事をしていても大好き」
↑大好きは愛してるに変えると分かりやすいかなと。
次の、人の子sideのシーン。最後の天国からのとこです。仮に地上から居なくなっても、貴方の記憶から消えないのなら、何処にも行くことは無いから。
「俺は…俺らは…。お前が忘れない限り、何処にも行かないよ」
きっと、忘れることは無いのだろうけど。
ヒント「貴方の中ではいつまで経っても、私は何処にも行かないし」
↑完全に歌詞です。調べたら出てくんじゃないすかね。知らないっすけど。
次のシーン…というか次の歌詞というか。彼ら5人が居なくなったことで、6ピースで1つのパズルが完成しなくなった。
それだけで良かった、はずなのになッ…はは、なんで…泣いてんだろ
なんで泣いてるかも分からない頭。
ヒント「貴方に何かが物足りない」
↑ピースって言い方分かりやすいかな…って、。
「足りない頭で考えてね」
こんな感じでございます。
今度、前回の曲パロの解説書こうかな〜…。曲パロのメモが残ってなかったら書けないかもです。暇だったら書きます…。
解説書いたら合計5000文字超えてました…
もしかしたら過去最高…!?普通に3000でも過去最高あるぞ…最後までありがとうございました〜!
コメント
9件
初コメ失礼します。千年先まででもうなんかこれじゃね?ってなりました。めちゃすきです。結婚してください。
[初コメ?]目がうる目になってしまった……