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これは…ある日、私に兄が増えたという話
私は何一つ変哲のないと思う女子中学生
この私の父親と父親の恋人の早苗さんが私達の家に来る
ちなみに私の父親はそんじょそこらの何ら変わりないリーマン
私も特別頭がいいとは限らない、何故かって?それはこんな父親を持っているからね
お父さん)うわぁぁぁぁぁ!つ、ついに…ついに早苗がこの家に来る〜!
そう、こんな父親だからだ
「お父さん……少しは黙ろうよ」(哀れみの顔)
ちなみに、私の父親は渚翔(なおと)普通の名前
まぁ、そりゃそうでしょうね
渚翔)だって!早苗がやっと…やっと俺たちの家に来るんだぞ!?
お父さんは興奮気味に私の父親は肩を掴んで前後に揺らしてきた
「頭痛いキモチワルイやめて」
渚翔)伊緒梨(いおり)…いつからそんな冷たくなって…
伊緒梨とは私の名前だ
「お父さんがうるさいだけだしまだ結婚式挙げてないんだから」
渚翔)婚姻届出しただけで結構!
お父さんはなんかよくわからんドヤ顔をしてきた
「お金のことならいいんじゃないの?別に子供が増える訳でもないんだしさ」
そう話すとお父さんはピタッと止まった
「え?な、なに?さっきまでドタバタしてたじゃん」
お父さんは顔を蒼白にしながら「悪い…話してなかった…」
と言ってお父さんがリビングの椅子に座って真剣な顔をした
「ちょ、やめて?すっごい怖い…」
渚翔)…お前に兄が増えるぞ!20人!
「バカ親父!」
思わず近くにあったクッション投げたよね
渚翔)ふぎゃッ
「なんでそんなこと早く言わないの!部屋とか諸々どうすんのさ!」
渚翔)え?お前の部屋に置くつもり
「シバキ倒すぞ(なんでそんなこと言わなの!もう!)」
渚翔)伊緒梨〜?思ってる事と喋ってること真逆だぞ〜?
「知らん!私は今すぐ部屋を少し整えてくる!」
部屋に逃げる口実を作り部屋に逃げようとした時…
人とはあまりにも無慈悲なものだ……
\ピンポーン/地獄の門を叩かれたような音がした…最悪極まりない
渚翔)お!早苗達が来たぞ!行くぞ伊緒梨!
「はぁ!?」
ハイテンションイカレおじに連れられ玄関という名の牢獄に到着
ハイテンションイカレおじがニコニコした顔のまま玄関のドアを開けた
早苗)あら!伊緒梨ちゃん!
早苗さん…基これから私の母となる人が私に抱きついた
早苗)大丈夫?渚翔さんに何もされてない?されたらいつでも言ってね!
我が母強し…この家で私がいちばん安心できるのは早苗さんだけだな
「大丈夫だよ〜ついさっきまで『早苗さんがー!』とか言いながら暴れ回ってたぐらいなので」
早苗)あら、変わらずなのねw
お父さんは顔を真っ赤にしながら「俺はお前たちが来るのを楽しみにしてたからな!」と、さすが男と言うべきか…恥ずかしげもなくよく言うわ
早苗)さ、外は寒いしあなた達も入っちゃいましょ
あ、完全に忘れてた存在…兄という存在を忘れていた
??)っす、おじゃま…じゃなかった、ただいま…?
半グレ気味の兄がぞろぞろと入ってきた
渚翔)伊緒梨、お茶を出してきてくれるか?出来たら茶菓子も頼む
「はいはい、コップ足りるかな…」
リビングに向かいお茶の準備をする
その後にお母さん達も入ってきた
渚翔)さて…まずはなんの話しをしようか
お父さんがソファに座ってぐーたらしてる
早苗)しゃんとしなさいよ……
お父さんは「よっこらせっ」と起き上がった
早苗)そうね…話すこと…ないかしら……?
私はお茶を出すがてら軽くお父さんに「ないじゃないよ私に義理の兄ができること伝えてなかったくせに」と文句を言ってやった
それを聞いた母が
早苗)え!?な、渚翔さん喋ってなかったの!?え、バカ?
なんてストレートな悪口を言った
渚翔)お、俺泣くぞ?
「うるせぇ喋らなかった方が悪い」
早苗)そうね、それはあなたが悪いわ
お父さんの悪口をしばらく言った後にお母さんが「伊緒梨ちゃん、この人が喋らなかったせいもあるけど私が喋らなかったのにも落ち度があるわ」と言って頭をペコッと下げた
「いいけど…兄さん達は……えーっと…」
ちらっと兄の方を見るとお母さんが察した様に
早苗)そうね、まずはこの子達の紹介をしましょう
早苗)私から軽くこの子達にも説明したけどまだ状況の整理ができてないみたいでねまだ軽く混乱して冷たく接されると思うけどそこは勘弁してあげて?
新しい母親にそんな事を言われたら大人しく「わかった」としか言えない
早苗)簡単に紹介するわね、長男の黎斗(くろと(グルッペン))
そして双子の豚平(とんぺい(トントン))、秦(しん(しんぺい神))、虹彩(にさ(兄さん))
この子達は四つ子でね、19よ
次男の孤(ひと(ひとらん))そして捼(おす(おすまん))、映美(えみ(エーミール))
この子達は3つ子で18
お次が三男ね鬱(そのまんま)そして、紗緒(しゃお(シャオロン))次が呂戊太(そのまんま)、希(まんま)、孝行(たかゆき(コネシマ))この子達は四つ子
18歳ね
そして、次が4男雅夢(かむ(なかむ))と紗那(しゃな(しゃけ))、紫耀(しょう(ショッピ))、智野(ちの(チーノ))この子達も四つ子
17ね
そして、後の子達は…元旦那の連れ子なの
おや、少しびっくり……お父さんの前の旦那さんの連れ子とは
早苗)えっとね、琴(きん(きんとき))と霧(きり(きりやん))と須磨(すま(スマイル))は16歳なの
そして、ここの寧桜(ねお(ぶるーく))は15歳
た、たくさんいる…頭パンクしちゃいそう…
渚翔)こいつは俺の娘の伊緒梨だ、仲良くしてやってくれ
お父さんが私の頭に手を載っける
思わず骨をへし折ってやろうかと思ったがそんな力ないからやめた
早苗)ちょっと人見知りが発動してるけど伊緒梨ちゃんの部屋で生活したら人見知りなんてすぐ治るわよね!
黎斗)はぁ!?
映美)お、お母さん…そんな話聞いてない……
どうやらあちらも少し情報の伝達が上手くいってなかったようですねψ(`∇´)ψケッケッケ(?)
早苗)あら?言ってなかったかしら…
豚平)言ってない…
早苗)あら、それはごめんなさいね…てことで伊緒梨ちゃん!この子達をあなたの部屋に置いてもいいかしら?
まぁ、別に兄貴を自分の部屋に置いても構わない…だだっ広(ぴろ)くて虚無感というか…まぁ、寂しかったから別にいいか……
「別にいいけど…荷物は?」
早苗)うーん…そうねぇ、暫くは伊緒梨ちゃんの部屋に置くことになるかしら…置ける?
「別に置けるけど…兄さん達はいいの?」
顔を向けるとものすっごく嫌そうな顔をされた
「いや…と」
黎斗)当たり前だろ、お前みたいなやつと一緒に暮らすぐらいなら俺は出てくぞ
希)そうやな、妹なんて存在は邪魔や
じ、じゃま…酷い言われようだな…泣いちゃうぞ?
鬱)ほんまや、妹なんて居るから…俺達は『愛されなかった』んや
愛されなかった…?引っかかるな
早苗)こら!あなた達!
お母さんが血相を変えても軽く説教をするだけだった
「…」
私は顔色一つ変えず状況を察した
早苗)本っ当にごめんなさい!
渚翔)大丈夫だ、俺は分かってる、伊緒梨もすぐに義兄さん達の状況を察したみたいだしな
「…ま、いいよ!私は別に兄さん達に冷たい態度取られても平気だし!」
にぱっと明るい笑顔を見せた
早苗)この子達がこうなってしまったのは私がもっと早くあの人から離れなかったせいよ…
渚翔)早苗、その話はこの子達が居ない時にしよう
一気に思っ苦しい雰囲気になった
早苗)……そ、そうね
お母さんの目には涙が溜まってる
黎斗)…おい、部屋の案内しろ
「はいはい、人使いの悪い兄貴だなぁ…」
私が席を立つのをお父さんは一瞬止めようとした
「大丈夫だよ、軽く紹介して帰ってくるから」
渚翔)そ、そうか…
今日はここまで!投稿が少しというかだいぶ遅れてすみません…
これからもっと投稿を頑張ります!