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争いから即退散したチャーリーは巣穴に駆け戻りました。そして愛妻、キャロラインといっしょに眠りにつきます。
そのころ、ライバルのピータは必死に戦い、オデリア・ジェンを追い出し、群れのリーダーと君臨していました。チャーリーは知る由もなく眠りました。
オデリア・ジェンが亡くなったことを知ったチャーリーですが、今は恋の季節を迎えていました。巣作り、巣の修正、天敵への警戒。それをすべて捨て、恋というものに夢中になります。キャロラインとチャーリーも堂々といちゃいちゃ。キャロラインは子供を授かりました。子供を妊娠したキャロラインは様子が一変しました。別の巣へ移動し、気が荒く、神経質になります。チャーリーのことさえ、拒むようになりました。チャーリーはというと、そんなことには慣れているご様子。出産するまで、刺激しないようにします。なんて言ったって、メスは出産する前が一番たいへんなのですから。
キャロラインはコテリーの端まで行って草を集めなければいけません。しかし、それはとても危険なことです。コテリーの端は危険がうろついています。しかし、わざわざ危険なことをせずに草を集める方法を編み出しました。それは、単純に、「奪う」こと。奪えばわざわざいかなくても住みますし、ライバルが奪われた分の草を集めるので、ライバルが敵に襲われれば、ライバルが減るし、自分は草を集められるというわけです。
キャロラインは、奪わず、自分で草を集めています。しかし、邪魔が入りました。
ジルです。ジルはピータの妻で、キャロラインのライバルです。草を奪いに来たのでしょうか。
ジルは、キャロラインに、じりじりと詰め寄ります。