○○「ヒッ!!!」
終兎?「あ?何被害者ヅラしとんねん。黙りこくってないで返事くらいしろや。なあ!?」
怯えて何も言えないままでいる○○を終兎さんは精神的に追い詰めて行く。
-hotoke-「終兎さん…?僕は大丈夫なので、‘‘ソレ’’どうにかしたほうが…」
○○はあまりの恐怖に耐えきれず失禁、いわゆるお漏らしをしてしまっていたのであった。
ないこ「うわっ!きたなっ!?」
If 「はぁ~笑みっともな笑笑」
○○「うっ、うう(涙)」
あぁ、泣いちゃった。
僕が話しかけたとたん、終兎さんは表情を一変させ、
終兎?「いむくんっ!無事でよかったぁ。怪我ない??ええねんこんな奴いむくんが気にしなくても。こいつがいむくんの視界に入るのも不愉快やわ。」
ゲシッ
言い終わるや否や足元に転がっている血にまみれた男を軽く蹴る。
○○「クソォ、くそっ、くそがぁ!!殺すっ!!お前ら全員ころじでや゛…!!!」
パァンッ!!!
ないこ「はい!!…おしまい。」
とても明るい声から一変、終わりを告げる言葉は背筋が凍るような冷たさだった。
その後、傘下に加わると言った人間の治療、清掃業者の呼び出しなどもろもろを終えて、僕達はエレベーターに乗っていた。
-hotoke-「…あの、終兎さん?今さらなんですけど、いむって、何で知って…??」
終兎?「!?……そう、やんな。覚えてないか。うん。」
悲しそうな雰囲気を纏う目の前の男を目に、僕は何故かずっと笑っていて欲しいと考えてしまった。
初兎「改めまして!!僕の名前は‘‘初兎’’!!兎と書いて初兎やで!よろしくな!いむくん!!にいっ笑!」
泣きそうな顔を指で無理矢理口角を上げて笑顔を作っている。
何故偽名を使っていたとか、僕の何を知っているだとか、気になる事は山ほどあるけど、この表情を前にして質問攻めするなど、人のする所業ではない。
-hotoke-「…ポロッ」
初兎「んえぇ!?笑笑なんで泣くんよぉ笑」
-hotoke-「ごめっ、なんか、溢れてきて…グスッ」
酷く懐かしいような気持ちになれた。僕達は初対面のはずなのに、ずっと一緒にいた、双子のような、そんな気持ちに
-hotoke-「よろしくおねがいしますっ!!‘‘初兎ちゃん’’!!」