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第1話 ー事務所を建てた1つの理由ー
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シェリンside
探偵事務所を建てて早2ヶ月が経つ
シェリン「まだ…手がかりを掴めないのか…」
明那「何のですか?」
シェリン「ああ。 言ってなかったですね。」
シェリン「実はーーー」
あれは15年前の事です。
僕には同い年の(あなた)と言う
幼なじみが居ました。
とても優しくて
一緒に居るととても落ち着いて
笑顔が人一倍素敵な子
単刀直入に言うと
僕はその子の事がずっと好きでした。
ですが17歳の夏に、
彼女は行方をくらましてしまったのです。
最初は警察の皆さんも
しっかり探してくれていましたが。
特に手がかりも見つからず。
時効になってしまったのです
誰よりも娘を愛していた
彼女の母は 泣きじゃくり、
父は幻覚を見るように
なってしまっていました。
お母様方の為にも と僕は諦めずに
彼女のことを探し続けました。
ですが 手がかりも見つからず、
諦めかけていました。
ーそれから色々話してー
明那「うぅっ泣泣」
明那「ますます僕も協力したくなってきました泣泣」
シェリン「それは嬉しいですね。」
でも心の中ではもう。
彼女は
“この世に居ないのではないか”
と思ってしまう様になっていた。