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やかんちゃん🍟🍄🟫
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ぴざぶどう。
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それから、少しずつ時間が過ぎていった。
「やりたいことリスト」は、殆ど埋まっていた。
海に行った。
遊園地にもいった。
6人でご飯を食べた。
夜までくだらない話をして、何度も笑った。
写真もたくさん撮った。
私が「やりたい」と言ったことは、できる限り叶えてくれた。
だけどーー
私の体調は、少しずつ悪くなっていた。
ある日の夜。
6人は私の家に集まってくれていた。
いつもなら笑い声が聞こえる部屋。
でも、その日だけは少し静かだった。
私はソファに座りながら、6人を見回した。
「….ねえ」
「ん?」
樹が顔を上げる
「今日….泊まっていってくれない?」
6人がうみを見る。
「….いいの?」
ジェシーが聞く。
私は頷いた。
「うん」
「じゃあ泊まる!!」
慎太郎がすぐに答える。
「俺も」
「俺も」
「もちろん」
6人はだれも帰らなかった。
その夜。みんなで昔の写真を見返した。
「うわ、これ懐かしい!!」
「慎太郎髪長!!」
「樹だって変わってるじゃん!」
「大我は昔から顔変わんねえな」
「失礼だな!」
笑い声が部屋に響く。
私も笑っていた。
「….楽しいね」
「当たり前だろ」
樹が笑う。
「7人揃ってるんだから」
私はその言葉を聞いて、すこしだけ黙った。
そして、一人ずつ顔を見る。
「….みんな」
「ん?」
「私ね」
うみはゆっくり話し始めた。
「6人に出会えて、本当に良かった」
うみは6人を見ながら笑った
「私、本当に幸せだった」
「….だった、じゃないだろ」
樹が震える声で言う。
「これからも幸せだよ」
「….うん」
うみは頷いた。
しばらく、誰も話さなかった。
やがて、うみが小さな声で言った。
「….ねえ」
「ん?」
「最後まで、そばにいてくれる?」
6人はすぐに答えた。
「もちろん」
「絶対に離れない」
ジェシーが言う。慎太郎も頷く。
「6人でいるよ」
その言葉に、うみは安心したように目を閉じた。
「…..ありがとう」
その夜。6人はうみのそばにいた。
誰も眠ろうとはしなかった。
昔の話をした。
くだらない思い出を話した。
笑った。泣いた。そして、何度も「ありがとう」と伝えた。
時間がゆっくり流れていく。
うみは6人の声を聞きながら、静かに笑った。
「….私、みんなにお願いがあるの」
「何?」
高地が聞く。
「私がいなくなっても、ちゃんと笑っててね」
誰も答えられなかった。
「泣いてもいいよ。でも、ずっと悲しい顔はしないで」
うみは少し笑った。
「だって、私が大好きだった6人だから」
樹が涙を拭う。
「….約束する」
「うん」
樹は言葉を続けようとした。でも、うまく声が出なかった。
うみは優しく笑っていた。
「…..ありがとう、大好きだよ」
それが、うみの最期の言葉になった。
6人は最後までうみのそばにいた。
そしてーー
うみは静かに目を閉じた。
その場にいた誰も、すぐには言葉を出せなかった。
ただ、6人で海のそばにいた。
しばらくして、ジェシーが涙を流しながら呟いた。
「….またね」
大我も続ける。
「またね、うみ」
北斗が静かに言う。
「……絶対、また会おう」
高地も涙を拭いながら笑う。
「約束だからね」
樹はうみを見つめた。
「…..またね」
最後に慎太郎が声を震わせた。
「またね、海」
6人の声が重なった。
「またね」
ーー数日後
うみの部屋を片付けていた6人は、一通の手紙を見つけた。
封筒には、
『6人へ』
と書かれていた。
樹がゆっくり封筒を開ける。
そこには、うみからの言葉が残されていた。
『6人へ。この手紙を読んでいるってことは、私はもういないってことだね。今まで一緒にいてくれて、本当にありがとう。私は6人と過ごした時間が大好きでした。たくさん笑って、たくさん思い出を作れて、本当に幸せだった。だから、私のことを忘れないでいてくれたら嬉しい。でも、ずっと悲しまないでね。6人には、これからも笑っていてほしい。もしまた会えたらーー
そのときは、また7人で会おうね。またね!』
樹は手紙を胸に抱えた。
「….忘れるわけ無いだろ」
北斗が静かに呟く。
「絶対に、忘れない」
6人は手紙を囲むように座った。
そして、最後にもう一度だけ。
「….またね」
その言葉を、6人で口にした。
うみとの約束は、
そこで終わったーー
はずだった。
コメント
3件
みぅです🥀 第9話、読み終わりました……。ずっと静かに流れる時間が切なくて、特に「最後までそばにいてくれる?」ってうみが聞くところ、胸がぎゅってなったよ。6人それぞれが「またね」って言うシーン、涙止まらなかった。手紙の「もしまた会えたら」のところで、もっと泣いた。重くないのに心に刺さる文章、すごく伝わってきた。続きがどうなるのか、気になりすぎるよ。