詩乃side
どーしようアル帰っちゃったよ…
しかも、えーっと如月さん?あ、美鳥さんか。も帰っちゃったし…
「…すみません一度4人でお話しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
れむさんが皆に話しかける
「おっけー♪ほらほら出てこ!」
恋恵さんが半強制的に全員退出させる
心配そうだったり少し嬉しそうだったら反応は人それぞれだけど、なぜかゆうさんがニヤけてたのが疑問だった
……
ねえこの沈黙どうにかしようよぉ…(T ^ T)
「そういや美鳥さんの下の名前ってなんなん?結局自己紹介してくれとらんやんw!」
あ、うる救世主…
「確かにwあの子は美鳥要。私達はかなちゃんとかかなさんって読んでるよ♪」
「じゃあかなさんやな」
陽キャのノリ怖い…( ; ; )
「大神さんの下の名前は?」
れむさんがさっきより少しラフな感じで聞いてくる。さっきより声も低い
…え、かっこよぉ⁈✨
「しの顔に出すぎやで」
「あ、え、すみません💦」
反射でれむさんに謝る
「…wタメでいいよ?あと良ければれむって呼んでほしい♪」
「あ、ありがとうございます!じゃなくてありがとう!えーっとれむっ!」
少し慌ててお礼を言うとれむさんがくすくすと笑う
…え、待ってしのさん変人認定されてないよね?
「えーっとアルさんは大神愛流景!愛に流れるに景色の景やで〜♪」
あ、そうだアルの名前((
「名前でテストの時間10秒ぐらい無駄にしてるやつ」
れむさん…れむがうげぇとでも言いそうな表情でぽろっと漏らす
「れむちはひらがなだもんねぇw 」
あ、ひらがななんだ。玲夢とかだと思ってた…それだったら夢夢になっちゃうからかなぁ?(?)
「うるみやも割と時間いるなぁ?優しいに留まるに宮やから…」
あーそういえばうるもめちゃくちゃ画数大きじゃん
あと
「…しゃるろさん?も画数多そう…」
「もっと気軽にしゃるとかよんで♪」
「しゃる!」
「合格!」
「ふふん♪」
しのさんしゃるのこと好きかも!だってすごいいい人そうだし!
「私の漢字は紗に流れるに香炉の炉だよ〜♪」
うわぁめんどくさいやつ
「みんなさ、アイドルやりたい?」
突然れむさんが切り出す。その言葉に全員フリーズ
…私はもうアイドルを諦めた身だけど、そりゃあお姉ちゃんも知ってるけど、それでもここに集められたってことは…
「多分、みんな似てるんやろw?なんとなく分かるわwうるみやは吹っ切れたけどなぁ? 」
うるが笑いながら少し軽めに言う。…元々目指してたのは同じ。けど、多分うるはそれ以上に大切なことでも見つけたんだろう。本気で笑ってる。
「……ごめん。私うるのその顔は見たくない」
「「…え?」」
「ッ⁈」
うるの完璧な笑顔を見破った。お姉ちゃん達のおかげで知り合って、もう1年以上話してる私達ですら見破らないことが多いのに。アルは分かってても……いや、見ようとしてなかった。自然すぎたから。
多分れむは違う方向で驚いてる。いつもとしゃるならあり得ないようなことだったのかな?
「……なんで分かるんだろ…?」
「……なんで、分かるん?」
いつも相手の裏を見れなかった彼女、いつも自分の裏を見られなかった彼女。何があったの?
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
紗流炉さんと優留宮さんのターンでしたね♪詩乃さん視点でこの2人を書いてみたかった!!!
それでは!また次回!
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