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#シクフォニ
ぽん
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📢「よし、次いくぞ!」
いるまが割り箸を一本引き抜く。
テーブルを囲んでいるのは、こさめ、みこと、なつ、いるま、らん、すちの六人。
全員お酒を飲んでる。
王様ゲームも何回目かは分からない。
最初は平和なお題ばかりだったのに、だんだん内容がおかしくなってきていた。
🌸「王様だーれだ!」
らんが笑う。
一本だけ先端に王冠マークが描かれた割り箸を持っていたのは──
🍍「俺!」
なつだった。
🦈「うわ、終わった」
こさめが苦笑する。
🍍「その反応ひどくない?」
🦈「だって絶対変なお題にするじゃん」
🍍「もちろん」
にやっと笑ったなつは、お題カードを一枚引く。
そして声に出して読む。
🍍「『三番が五番に壁ドンから口付け』で」
一瞬、部屋が静まり返った。
🍵「うわぁ……」
🌸「攻めるなぁ」
すちとらんが顔を見合わせる。
🍍「はい、三番!」
なつが楽しそうに指をさす。
みことが恐る恐る手を挙げた。
👑「……俺」
🍍「おっ!」
🍍「じゃあ五番!」
こさめが自分の番号を見て固まる。
🦈「……こさめ」
部屋が一気にざわついた。
🍵「えぇぇぇ!?」
🌸「すご!」
いるまとらんが大笑いする。
一方、当の二人は。
👑「……」
🦈「……」
顔を見合わせた瞬間、同時に目を逸らした。
二人とも耳まで真っ赤だった。
もちろん理由は違う。
いや、同じだった。
──好きだから。
でも、その気持ちは相手に伝わっていない。
こさめは「どうせみこちゃんは友達としか思ってない」と思っているし、
みことは「こんなのされたら嫌われるかもしれない」と焦っていた。
🍍「ほらほら!」
なつが手を叩く。
🍍「逃げるなー!」
🌸「やるしかないぞ!」
らんまで乗っかる。
酔っ払いのテンション
みことは困ったように笑って、こさめを見る。
👑「……こさめちゃん」
🦈「な、なに」
👑「本当に嫌だったら断っていいからね」
その一言が、こさめには余計優しく聞こえた。
🦈(やっぱり優しいなぁ……)
だから好きなんだ。
そんなことを思ってしまう。
🦈「……だ、大丈夫」
小さく頷く。
👑「ほんと?」
🦈「うん……」
みことは少し安心したように笑った。
ゆっくり立ち上がり、こさめの前へ。
壁に片手をつく。
距離が近い。
🦈「……っ」
こさめは思わず壁際まで下がる。
心臓がうるさい。
🦈(近い近い近い近い……!)
一方のみことも内心は大混乱だった。
👑(落ち着け俺。近い。近すぎる。可愛い。無理。)
🦈「みこちゃん……?」
上目遣いで名前を呼ばれる。
その破壊力に、みことは危うく理性が飛びそうになる。
👑「……ご、ごめん」
🦈「謝るなら離れてよ……」
👑「それもそうなんだけど、お題が……」
周りでは、
🌸「頑張れー!」
🍍「あと一歩!」
🍵「実況しちゃだめでしょ‥」
と好き勝手騒いでいる。
みことは観念したように息を吐いた。
👑「じゃあ……失礼します」
そう言って、こさめの額にそっと軽く口づけた。
ほんの一瞬。
触れたか触れないかくらい。
👑「……はい、終わり」
みことはすぐに離れる。
こさめは真っ赤になったまま固まっていた。
🍍「こさめ?」
🦈「……」
🍍「大丈夫?」
🦈「……むり」
そのまましゃがみ込んで顔を隠してしまう。
🌸「かわいー!」
らんが笑う。
📢「みことも真っ赤やん」
いるまに言われ、みことも慌てて顔を隠した。
👑「恥ずかしい……」
🌸「両方照れてるじゃん」
すちがくすっと笑う。
🍵「なんかこの二人、見てるこっちが恥ずかしいね」
なつが頷く。
📢「……なあ」
いるまが小さな声で四人に言う。
📢「あいつら、絶対両思いじゃね?」
その言葉に、
🍵「え、そうだよ?」
🍍「すち知ってたんかよ」
🌸「俺も知ってたけど…ここまでとは」
📢「早く付き合え」
四人は同時にため息をついた。
一方その頃。
こさめは「心臓がもたない……」と顔を真っ赤にし、
みことは「額でよかった……いや、何考えてるんだ俺……」と一人で頭を抱えていた。
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