テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

蓮くん

一覧ページ

「蓮くん」のメインビジュアル

蓮くん

9 - 第9話

♥

231

2025年06月20日

シェアするシェアする
報告する

弱っていた渡辺も、目黒や、梨花のおかげで、元気になってきた。マイケルにも、ケインの気持ちを伝え、悔しいね、寂しいねと慰め合って電話を切る。




渡辺ー目黒、しっかりと食べないと。

目黒ー俺が翔太くんに言いたいわ。

渡辺ー食べてる。もう大丈夫。

目黒ー夜景でも、見に行く?

渡辺ー絡まれるから嫌。

目黒ー車から出ないなら大丈夫じゃない?

渡辺ーん〜分かった行く。




渡辺ー日産スタジアム?

目黒ーうん、外から見たいなぁと思って。

渡辺ーここで、ライブしたんだよな。

目黒ー来年もまた出来るといいなぁ。

渡辺ー国立な!なんたって国立な!

目黒ーそうだね、やれるといいね。

あっ、翔太くん、車出すからつかまってて。

渡辺ー何?

目黒ー良くないお兄さんたちの乗ってる車がこっちに来る。

渡辺ー早く!逃げよ?

目黒ーおっし!抜け出した。

渡辺ー大丈夫?

目黒ーん、ここまで来ると大丈夫かな。

渡辺ードライブしよう?

目黒ー次、どこか行きたい?それとも、流して帰る?

渡辺ーまた、変なの来たら嫌だから動いてよう?

目黒ー国立の周り回って帰ろうか?

渡辺ーん。




目黒ーやっぱりここは特別だね。

渡辺ーんっ。

目黒ーどうした?

渡辺ー国立でライブしたんだよな?先輩のバックじゃなくて。

目黒ーそうだね。泣けてくるね。

渡辺ーんっんっ。

目黒ー嬉しかったね。

渡辺ーんっ。




後ろを振り返り、国立が見えなくなるまで見ていた。

シートに深く座りながら、小さな声で泣く。いつでも立てる場所じゃない。特別な場所。渡辺はあそこで出来たコンサートを思い出しながら泣く。





目黒ー泣かない。来年もまた出来るよう頑張る。

渡辺ーんっ。

目黒ー翔太くん、しっかり掴まってて。

渡辺ーどうした?

目黒ー横浜で抜け出したと思ったけど、後つけられてたみたい。

渡辺ー・・。

目黒ー飛ばすから。

渡辺ーう、うん。





今度こそ、逃げ切って帰って来た。

車に酔ったのか、渡辺は青い顔色だ。

家に帰ると、すぐシャワーを浴びたいところだが、具合悪くぐったりしている渡辺には、ソファで休んでもらっている。




目黒ー大丈夫?

渡辺ー少し休んだら大丈夫。

目黒ーコーヒーでも飲む?

渡辺ーラテにして?

目黒ー分かった。




ラテを飲み、目黒の膝枕で、休んでいた渡辺。そのまま眠ってしまった。ちょっとゆすったくらいじゃ起きない。

目黒は、そっと渡辺のジーンズを脱がす。起きない。下着脱がす。起きない。お尻を撫でる。




目黒ー翔太くん、悪戯しちゃうよ?

渡辺ー・・。




目黒は、渡辺の前を弄りだした。

ほんの少し硬くなった。




渡辺ーな、にしてる。




目黒ー悪戯。




渡辺ーばか。やめろ。




目黒ー起きたら、余計に反応する。




渡辺ーんっんっ・・やめっ・・。





目黒ーよいしょっと。膝に座った方が後ろほぐしやすいし。

渡辺ーあっ、ばか、あぁ・・んっ・・。




目黒ー何もない日に愛するのいいでしょ?




渡辺ーいつも・・何もない・・じゃないか・・。




目黒ーふふふ。




渡辺ー俺だけが脱ぐのやだ!




目黒ーじゃあ脱がして?




渡辺ーソファに横になって?




目黒ー翔太くんの上も脱がすから。




渡辺ーふふふ、何もない日に楽しい。




目黒ー指、感じる?




渡辺ーやっ・・指いや・・。




目黒ー俺の、可愛がってくれなきゃ。




渡辺ーソファから落ちる。




目黒ー俺の顔跨いで?




渡辺ーまたもぅ!変なことさせる。





目黒ー舐めたげる。舌を挿れてあげる。考えたら、気持ちいいでしょ?




渡辺ーんっんっ・・舌・・はぁ・・もっと・・舐めて・・。




目黒ー感じる?




渡辺ーんっんっ〜。




目黒ー挿れていい?




渡辺ーんっ。




目黒ー気持ちいい。




渡辺ーんっ・・入ってる・・いい・・あっ・・見えちゃう。




目黒ー何を今更。丸見えですが?




渡辺ーはぁはぁ・・見ないで・・あっ・・あっ・・。




目黒ー見るに決まってるじゃん。俺を飲み込んでるの、興奮する。




渡辺ーあぁ・・いい・・回すといい・・。




目黒ーケインに教えてもらった?




渡辺ーんっんっ〜いい・・焦ったくて・・いい・・。




目黒ー突いてあげる。




渡辺ーあん・・はぁ・・どうしよう・・良すぎて・・でちゃう・・。




目黒ー一緒に。




渡辺ーまだ・・だめ・・奥・・もっと・・はぁはぁ。



渡辺ーあっ・・くる・・くる・・。




目黒ー身体が震えてきた。




渡辺ーあっ・・あっ・・くるっ・・はぁ・・はぁ・・くる・・。




目黒ー翔太!




渡辺ーはぁはぁ・・んっ・・イク・・イク・・はぁ・・はぁ・・んっ・・れん・・んっ〜。




何でもない日に、愛し合って。

渡辺は、車のシートを倒していた。

ホントはカメラを構えた記者が乗っていた。目黒の横は彼女かなと追いかけて来た。

何も知らない方がいい。

幸せそうな顔で眠る渡辺を見て目黒は思うのだ。


この作品はいかがでしたか?

231

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚