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涼夏 花菜おはよう!
花菜はこっちを見ずに他の女の子の方へ行き、話し始めた。
涼夏 花菜??どうしたの
またあんな事になるの?嫌だ嫌だ嫌だ
なんで。花菜まで私を裏切るの?
これだから他人と関わるのは嫌なんだ。
この子ならって期待してしまう、信用した友達に裏切られるのはとても辛い。
そんなことはもうとっくに分かっているのだ。ひとりにしないで
ピピピッ
アラームの音が朝を知らせる。
涼夏 なんだ夢か、、びっくりした
昨日はいろいろあったから思い出し ちゃったな。準備しよう
外見もいじめの要素になると思い、毎朝早く起きてかわいいとまでは行かなくても、平均的な顔立ちになるようにメイクをしていく。
今の高校で、外見が理由にいじめられている人などいないけど、もしかしたら、何かの拍子でそれが始まってしまうかもしれない。
いじめになりそうな要因を潰さないと私は安心して生活できないのだ。
涼夏 疲れるなほんとに
涼夏 お母さん、行ってきま〜す
お母さん いってらっしゃーい!
いまでは普通に足を止める事なく、ドアを開けて、学校への通学路を歩いて、友達と会って学校に行くことができる。でも、あの時はドアを開けたら地獄が始まってしまう気がして、ドアを開けるのにすごく時間がかかった。その為、遅刻してしまうことはザラにあったし、酷い日はそのまま行けないこともあった。でも、お母さんはそんな私を叱り、学校に行きなさい。休むって言うのは、逃げよ。私は逃げる事は許さないからね。
お母さんの言っていることもあってると思う。でも、お母さんがもし私と同じ状況になったらきっと、休みたくなるでしょう?
学校では誰とも話さず、ただただ時間が過ぎていくのを待つだけ。その空間から、出ることを逃げだというのか。私には、お母さんの言うことがとても辛かった。
花菜 涼夏、おはよう!( ˶˙ᵕ˙˶ )
涼夏 おはよう!
花菜 そういえば、涼夏って遠い中学校から来たんだよね?星置中??
涼夏 そうだよ。
花菜 あのさ、隣のクラスに美玲ちゃんっていう子がいるらしいんだけど、その子が星置中に友達がいるらしくて、、
嫌な予感がする。
花菜 その星置中の友達が、そこに涼夏居るよね?笑笑私、あいつと同じクラスだった。 んだけど、虐められてたのよって言ってきたらしくて。陽向くんのこともあってか、美玲ちゃんがいい言い回ってるらしくて、、
涼夏 そうなんだ。
花菜 涼夏、虐められてたの?
涼夏 ちょっとね。
花菜 そんな、辛かったでしょう!
涼夏 花菜、ありがとう。でも、昔の事だからもう大丈夫だよ
花菜 うん、、心配だから何かあったら言ってね
最悪だ。虐められてたってみんなに知られるなんて。せっかく、遠い学校を選んだのに、
陽向くんに知られたら、幻滅されてしまうだろうか。地味な上に、虐められてたなんて。
花菜、心配してくれてありがとう。でも、花菜には私の気持ち分からないでしょう?虐められたことのある人しかこんな惨めな気持ち分からないよ。心配してくれている友達に、こんな卑怯な事を思ってしまう自分がいるのが、悔しい。花菜は何も関係ないのに、ただ見て見ぬふりをして、傍から可哀想って思うだけのアイツらみたいに思えてきてしまう。
ごめんなさい、花菜
陽向 涼夏ちゃん!
涼夏 陽向くん、まさかあれ聞いた、?
陽向 うん、ごめんね。聞いちゃったよ
涼夏 そっか。
陽向 ちょっと二人で抜け出さない?
涼夏 え?
陽向 気分転換にさ!
花菜 涼夏、いっておいで!たまにはサボっちゃってもいいんだよ( ≖ᴗ≖)
涼夏 花菜、、
陽向 じゃあ、涼夏ちゃん連れてくね!危険な目には合わせないから安心してほしい
花菜 涼夏は君に任せた!!
陽向 ありがとう!じゃあ行こっか。
涼夏 うん。ありがとう
陽向 コンビニ行ってさ、アイスでも食べようよ
涼夏 うん
陽向 ちょっとまってて
恋愛なんてしないと言った私が。なんで男の子と二人で抜け出しているのだろう?
陽向 はい!どっちがいい?
涼夏 買ってきてくれたの?ありがとう、じゃあ、チョコで。
陽向 はーい いただきまーす
涼夏 お金、何円?
陽向 要らないよ、そんなの。早く食べよ!
涼夏 そんな、ありがとう、
陽向 あのさ、中学の時のこと、何があったか話せる?話せなかったら話さなくて大丈夫。もし、少しでも話せるなら、教えてほしい。吐き出して楽になることもあると思う
陽向くんに話してもいいのだろうか。
こんなことを話して、幻滅されないだろうか。嫌われたらどうしよう。でも、陽向くんはそんな人じゃないってそんなの分かってるじゃない。
涼夏 陽向くんになら、、
私はこれまでの事を全て話した。
人に話したのはこれが初めてだった
陽向 そんなことがあったんだ。ムカつく。
涼夏 え?
陽向 そんなしょうもない理由で酷いことしてくる人達。許せないよ。学校が嫌いって前に言ってたのは、これのせい?
涼夏 そう。これを思い出しちゃって、人と居たら、友達だと思ってしまったら、またああなったらって裏切られそうで怖くて。あーやって屋上で吐き出すことで、楽になってた
陽向 そうだったんだね。俺の勝手な意見だから、あんまり聞かなくていいんだけど。
友達に言ってみたら?今のこと。あの子は、きっと涼夏ちゃんの事嫌いにならないし、親身になってくれると思う。
涼夏 そうだね、言えたらいいな
陽向 あと、友達も。涼夏ちゃんの悲しいこと知らないで内緒にされてた方が悲しいと思うよ。あの友だちを大事に思うなら、言ってあげたほうがいいと思う。
涼夏 そうだよね、花菜だもん。言ってみても大丈夫だよね。
陽向 うん!それでいいんだよ
あと、周りの言うことは気にしなくていい。
聞かないでいて。
涼夏 陽向くん、ありがとう。お陰でさっきより気持ちが楽になったよ。人に話してやっぱり変わるもんだね
陽向 全然いいよ!俺は涼夏ちゃんの力になれればなって思っただけ。
涼夏 陽向くんありがとう!本当に本当に助かったよ。この事言ったの陽向くんが初めてなんだ!
陽向 そうなんだ!何かあったら俺に言ってくれていいから。
涼夏 ありがとう、、!
陽向 じゃあ、もどろっか
涼夏 うん!
グキっ
やばい、足捻っちゃった。転ぶ!
あれ?転んでない
後ろを見る、近距離で陽向くんと目が合った。時間が止まっているみたいだ。
陽向 びびった、大丈夫?
涼夏 陽向くん!?支えてくれたの
陽向 足怪我しちゃったよね?俺がおんぶして行くよ
涼夏 いやいいよ!歩けるよ
ズキズキ
思ったより痛いかも、、
陽向 無理しないで!ほら、乗っていいよ
涼夏 ありがとう、
おんぶなんて、恥ずかしい。男子とそんな距離になったことなんて今までない。中学生のとき付き合った彼氏は、私が虐められた途端、ごめん。好きになれないって言って振ってきたから。 人の温もりを感じたのは初めてだ。陽向くんの背中から伝わってくる熱が心地良い。 陽向くんに全てを話しても引かないで今までの態度でいてくれて嬉しかったな、、
陽向 涼夏ちゃん、これから俺と楽しいことしない?
涼夏 楽しいこと?
陽向 中学生時代取り戻そうよ。中学の分、高校で沢山楽しもう!なにかしたいこととかある?
涼夏 したいこと、、 友達と、男の子とお祭りに行ってみたかった、
陽向 よし、じゃあ行こう
涼夏 え?
陽向 友達も誘って4人くらいで!
大丈夫、俺の友達いいやつだよ。ばかだけど、中身はいいやつ。
涼夏 そうなんだ、じゃあ行きたいな
陽向 お友達誘っておいて。
日時とかはまた後で決めよう
涼夏 うん!
陽向くんといると新しいことばかりだ。
誰かが自分のためにこんなことをしてくれるなんて、すごくびっくりだ。
陽向くんは私のことを元気づけてくれて、楽しませてくれる存在だ。会って少ししか経っていないのに、心の支えになっている。
こんな日がずっと続きますように
陽向 涼夏ちゃん、家どこ?
家まで送るよ!
涼夏 ありがとう!じゃあ、案内するね
陽向くんのおかげで、素直に好意を受け取れるようになった。
涼夏 ここ!
陽向 俺の家と近い!
涼夏 そうなの!?
陽向 うん、ここの道奥に行って左にある家。赤い目立つ家なんだけど、
涼夏 知ってる! 見た事あるよ
陽向 まじか笑じゃあ、ちょっと失礼するね
涼夏 きゃっ!
陽向くんが私を抱っこして、ソファまで連れていってくれた。陽向くんの腕が、顔が近すぎて触れている所が熱くなっていく。
涼夏 大丈夫、自分で降りれるよ!
ズルッ
陽向くんの手からすり抜けていく
陽向 危ない!
涼夏 ごめん、大丈、、
唇が私の唇に触れていた。
近距離で見つめ合い、唇に触れている
この状況がなんなのか理解できなかった。
二人で止まっていたら、陽向くんが立ち上がった。びっくりした。
陽向 ごめん!わざとじゃないんだけど、、
ほんとにごめん。
涼夏 いや!私が落ちそうになったからで、陽向くんは悪くないよ。
陽向 ほんとにごめんね、俺と、、
涼夏 陽向くんだから大丈夫だよ。嫌じゃないよ
陽向 そう、?よかった。
じゃあ、帰るね!気をつけてね
涼夏 うん!ありがとう!じゃあね!!、
陽向くんだから大丈夫、嫌じゃないなんて、何言ってるの私。陽向くん驚いてたじゃない!びっくりした、まさか事故だけどキスしてしまうなんて。でも、嫌じゃなかった。
むしろ、ココロの奥が疼くような、ドキドキする感覚?そう、嬉しかったのだ。
さっきから、陽向くんの顔が頭から離れない。親身になってくれる姿、支えてくれた時、さっきキス、、、、、
いけない!私何考えてるの
涼夏 もう、普通で居られないよ、、、
陽向くんとのキス以降、私は陽向くんの事を思い出してしまうようになった。
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