コメント
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コメント遅れました 悲しい... 司一体どうしたっていうんだよ...!!なにが...あったんだ... 続き来る時まで楽しみにしてます✨!頑張ってください!!
司くん…事情があるんだよね…?(震え声)
【注意】
・類くんが司くんに告白して付き合って別れた後のお話
・設定はちゃんと司類です!()
・他キャラ登場シーン有
・類くんsideの話
・ストーリーを1部改造してます
・100いいねで過激有ストーリー作ります
以上。
僕が初めて彼の名を知ったのは、彼と初めて話した日より前___確か、僕が神山高校に転校してきた日のことだっただろうか。一際目立つ髪色の彼をたまたま見つめていると笑顔でハキハキとしている姿が目に映ったことを今でも覚えている。
それから数年後の今。僕は高校3年生になり、司くんと同じクラスになり…気持ちが舞い上がりすぎたあまり、僕は彼に告白してしまった。
「…はぁ」
神山高校の屋上で夏の風に髪を靡かせながら、下にいる人々をただじっと眺めていると僕の目には驚くほどの涙が溢れだそうとしていた。
「ぇ…なんで、どうして……」
僕は手で涙を拭くと先程あった出来事を順に思い出していく。
司くんに告白したこと。何ヶ月か付き合ったこと。期待に応えられないと別れたこと。そして、もう一緒にショーは出来ないと言われたこと。
僕は、なにか悪いことをしてしまっただろうか。振られるだけでよかったんだ。まさか、ショーまで出来なくなるほど嫌だったなんて思わなかった。関係が悪くなると思ってなかった。僕はただ、君の隣にいたいだけだったのに__
そんなことを思っていた時、ふと後ろから明るい声…いや、最近になって明るくなった友人の声が聞こえた。泣いてる姿を見られたくないと僕は振り返らずに返事を返す。
「今日は来てくれたんだね、瑞希」
そう返事を返すと、瑞希は僕の震えた声に気がついたのか中々返事を返してこない。また誰かを困らせてしまったかと不安になっていると、瑞希は返事を返した。
「うん…今日、暇だったからさ…」
さっきの明るい声とは異なり、少し不安げに答える瑞希に僕は思わず振り返ってしまった。泣いてる姿を見られてしまったことに気がつくと、僕は顔を下に向けた。恥ずかしいという思いと、心配をかけたくないという思いが入り交じって嫌な気持ちになっていく。そしてまた瑞希は僕に声をかけた。
「何があったか知らないけど、ボクさ…」
「いいんだ、元気づけようとしなくても…自分でなんとかする」
「でも、類…ボクね…司先輩に……」
「…すまない」
何を思ったのか僕は瑞希を無視して、屋上から抜け出した。誰にも見られませんように、そう願いながら
僕が彼と出会った転校初日、一際目立つ学生が彼だった。沢山の人を引連れて面白がられては、彼もまた笑っていた。
「こんな人とショーが出来たらなぁ…」
そんな一言が、彼との出会いに繋がったと僕は思う。
さて、そんな彼に僕を初めて認識されたのはフェニックスワンダーランドでのことだった。手作りロボットのみんなと僕で、錬金術師の話をしていた時。珍しく、僕の目の前には同い年くらいの女子高校生と男子高校生が現れた。
「わ〜!司くんすごいよ!ロボットがびゅびゅーんずばばばばーんって飛んでる!」
「嗚呼…凄いな、身のこなしも演出もバッチリだ」
僕に興味を示してくれたのか、腕を組んで最後までその場にいてくれた。
懐かしい、そう思いながら階段を下っている、途中の事だった
「ちょっと!別れたってどういうこと?!」
___寧々だ
僕はとっさにその場で足を止めて動くのをやめた。寧々が話している人と一緒にこの場から去ってくれることを信じてじっと待つ。
(長いな……)
まだこちらには気づいていないようだが、寧々たちはその場から離れようとしなかった。
(早く、早く行ってくれ…)
そんな時だった
「…仕方なかったんだ…すまない、寧々」
司くんの声だ
「オレはもう類とショーはしなくない」
(…本心、だったんだ)
僕は先程まで動かなかった足を大きく動かしては、彼のいる場所へ走った。
「もう行かせてもらうぞ…じゃあな」
(嫌だ……)
「いかないでっ……」
ようやく寧々の場所に辿り着いたと思ったら、驚いた顔をした司くんがこちらを見ている。盗み聞きをしていたことがバレて、また嫌われてしまうだろうか___
(僕の、バカ…)
彼の姿を見て、また涙が出てきてしまった。司くんに嫌な思いをさせたのも、寧々とえむくんと一緒にショーを出来なくさせたのも、全部、全部僕のせいだ。
涙を止めようとするのに必死で、その場に未だに残っていてくれる彼に声すらかけられない。どうすればいい、なんと声をかけるのが正解なんだろうか。それとも、何事も無かったかのように姿を消した方が彼のためなのだろうか
「ごめん、司くん…ごめんね……」
ひたすら謝ったら、司くんも許してくれるだろうか?こんな僕でも、また一緒にショーをしてくれるだろうか?普通の人ならしてくれなくとも、彼ならしてくれると願って謝る。
でも彼は_________
僕を叩いた