どうも!
クロッちです!
皆さん心配かけてごめんね!
風邪もすっかり治って快調です!
とういうことで!
今回も呪術廻戦の夏五の続きを乗せます!
地雷の方は自衛してね!
それじゃぁ!どうぞ!
⚠️注意事項⚠️
・前回の続き
・オメガバース➕現代パロ
・誤字脱字あり
翌日俺は夏油に会う前に硝子に会い、夏油にあっても大丈夫なのか。また問題などが起きないかなどの確認をとって、硝子の紹介の元夏油と会うことになった。
「急に呼び出してすまないな夏油。」
「かまわないさ、私も話してみたかったし。彼があの時の?」
「ああ、こいつがあの時ヒートを突然起こして問題になりかけた男だ」
「五条悟だ、名前で紹介しろよ硝子」
「夏油傑です。あの時は私のせいで大変なことになったみたいだね。すまない。」
「いやお前のせいじゃねぇよ。俺が自分のバース性勘違いしてただけだし」
「でも君ってあの五条悟だろう?有名な大手の着物ブランド屋の。それも同じ大学に通うアルファの中で地位が高いと聞いたんだけど。」
「親父に嘘つかれて俺自身もアルファとして生きてきたから、オメガって知ったのはあの時からなんだよ。それについて聞きたくてよんだんだ。ここだと人に聞かれるし、場所移そうぜ」
「あぁわかった。」
「これは私が一緒にいてもいいのか?五条」
「むしろお前が居ないと困るだろ。俺その辺の知識皆無だし」
「確かにな。そんじゃ私のオススメの穴場の居酒屋行かないか?」
「居酒屋?なんだそれ?」
「えっ……五条くんそれ本気で聞いてる?」
「夏油、こいつ大学行く以外でほとんど家から出たことないからその辺抜けてんだ。慣れろ」
「なんだよ!わるかったな!」
「………そ、そうなんだ。わかったよ硝子」
(???)
一瞬夏油が険しい顔をしたが、すぐにニコニコした顔になったので、俺たちは硝子の案内の元その居酒屋に向かった。
「いらっしゃい!あぁ何だ硝子じゃないか!今日は友達(ダチ)も一緒か?」
「そうだ、紹介するよ。こっちが夏油傑、こっちが五条悟だ」
「どうも、」
「こんにちは」
「居酒屋禪院の店主、禅院真希だ。よろしくな!うちとしても新規の客が来てくれるってのは嬉しい事だ。好きな席座ってくれ!」
「あー今回はちょっと3人だけの大事な話をしたいからあの部屋貸してくれると助かる」
「えー、ったくしょーがねーな。ここは秘密基地じゃねぇーぞ。」
「助かる!今度なにか奢るよ。」
「うちのいちばん高い酒買ってくれよ」
「はいはい」
「じゃぁお前らも着いてこい」
「あ、はい」
「はーい」
俺たちは言われるがまま真希とか言うやつについて行くと、なんにもない行き止まりの壁に案内された。
「ん?行き止まりでなんにもないよ?」
「ちょっと面白いからお前らも見てなって」
「あ?」
硝子に言われて真希の行動を見ていると。いきなり壁殴った。
「はっ!」
「あの!大丈夫ですか?手怪我してたり…」
「2人とも殴られた壁よく見てみろ」
「「へっ?」」
殴られた壁はよく見るとクッションのようにめり込んでいて、その横には数値?のようなものが表示された画面がうかんでいた。
その画面がピコピコ音を立てると目の前の隠し扉らしきものが開き、中にはちゃんとした席が1グループ分あった。
「ふぅーーよし、好きに使いな。」
「いやいや、なんだよこのからくり屋敷は」
「元々あたし達の休憩部屋として使ってたんだけど、硝子に見つかっちまってなぁ、以来たまに硝子専用の部屋になってしまった。」
「それって真希さん達の休める場所はあるんですか?」
「あ?まぁ…裏にもっと広い部屋あるから問題ねーよ。ま、大事な話なんだろ。好きに使ってくれて構わないからゆっくりしてけよ。」
「あぁ、助かるよ。生2つとカルピスソーダひとつ頼む。」
「りょーかい。受け取り台に置いておくから勝手に取れよ。」
「あぁ」
俺達は部屋に入ると注文した飲み物が来るまで自己紹介の続きを軽くはなし、飲み物が届いてから早速本題にはいった。
「それじゃぁ本題に入るが、まずは唐突にきかせて貰う。お前と俺は、昔どっかで1度あったことでもあるのか?」
「・・・ふふっ、本当に唐突に聞くんだね。そうだなぁ、私の記憶にある限りだと、私たちはあの時が初対面だと思うけどな。」
「本当か?」
「ああ、少なくとも私はあった記憶が無いかな?」
「じゃぁこいつに見覚えないか?」
俺はスマホにつけたマスコットをそのまま渡して見せた。
夏油は一瞬だけ眉をうごかした。恐らくこいつは何か知っている。俺は何故が生まれ持った観察力は鋭い方だと自覚があったので、すぐわかった。
「いや、見覚えないね」
「嘘は着くなよ。お前の為にならないし、俺が迷惑だ。」
「どういうことだい?」
「五条は夏油、お前からラットを受けてたかもしれない疑惑が上がってるんだよ」
「ラットを?うーん、した記憶ないしなぁ…私はほんとにあの時が君たちとは初対面なんだ」
「そっか…」
「ん?どうしたんだいそんな顔して」
「あぁいや、ずっとこのマスコットについてたお前の匂い…すっげーおちつくから拠り所にしてたんだよ。その本人に会えたってことはなにか知ってるんじゃないかと思っただけで、特に何も無い」
「そうか、何も力になれずすまないね。でもなにか力になれるかもしれない、良ければこれからも仲良くしてくれないかい?」
「それはこちらからもお願いしたいな。」
「そうしてくれると助かる。こいつまだ不安定だから、お前みたいな信頼出来るやつが傍で見ててくれると私も安心出来るからよ。でもあんまり長らく一緒に行動するなよ、今は抑制剤聞いてるからいいけど、それ切れたらまた前みたいなことになるし。」
「あ?あれはヒートの時だろ?つい最近きたからしばらくは大丈夫なはずだが?」
「お前は例外、ラットを浴びたオメガは番になるまで浴びせた相手のそばにいるだけで常に強制ヒートになるんだよ。まぁ…普通のヒートと違って1日で収まるが、それ以外に分かってることがない。」
「確かに、それだと五条くんが危ないね。私としても残念だけど、五条くんの番が見つかるまではそうだなぁ…週に3回程度会って交流を深めないかい?」
「俺はそんなことしなくても普通に会って周りたいんだけど。」
「ごめんね、君のためでもあるからそこは我慢して欲しいな。」
「チッ、わかったよ。」
「まぁなんだ。ここは安全だし、集まる時にはここを使えばいいだろ。って言うことで、せっかく今日は集まったわけだし、また乾杯でも決めて楽しく盛り上がろうじゃないか。」
「そうだね」
「おぅ……」
俺達はお互い何気ない会話を繰り返してその日は過ごした。
それからは仲良くなり、集まれる日は3人でいつもの居酒屋に集まっては、お互いの家の嫌なところ、大学でのつまらない課題や勉強のことと、それらの話をした。
まぁ…当然集まる時は俺は抑制剤を通常より2倍多めに服用してるのでヒートは来ないものの、副作用の強いタイプの為、2人にバレないようにトイレで吐いたり、めまいや頭痛を隠して話した。
そこまでする理由は、この3人といる空間が…何より楽しくて、知らないことを沢山知れて、うれしいからだ。
硝子と二人で過ごすこともそれなりに楽しかったけど、夏油と3人で話すようになってからか。
自然と心が楽になって、あぁ俺楽しいんだなって思えることが多くなった。
そんなこと思っていた時、急に硝子が変なこと言い始めた。
「……お前夏油のこと好きだろ」
「は?当たり前だろ?好きじゃなきゃこう何度も会わねーよ」
「likeの方の好きじゃなくて、Loveの方だ」
「なっ!ちょっ、はぁ///おまっ、急に何言い出すんだよ!そんなわけねーだろ」
「態度があからさま、わかりやすくて助かるよ」
「ち、違うっていってるだろ」
「じゃぁ自分で気づいてないんじゃないか?最近のアンタ、夏油に会う度に好きですって顔してるぞ。」
「そんなかおしてねーし!だいたい俺男同士とか有り得ねーし、眼中にねぇよ。」
「……それ本人の前でも言えるのかよ。」
「そ、それは…」
俺は硝子からの問いに答えられなかったが、改めて考えると確かにオレは夏油に会う度に嬉しかったし、会えない日は会いたくてしかたなかった。
でもそれはきっと俺がただ単に欲求不満なだけで、あいつのフェロモンを体がこいしがってるだけだと思い込んでいた。
でも、よくよく考えたらそれってもう俺自ら好きって言ってるようなものじゃないか。
(あぁ!もう硝子のバカ!これからまた3人で飲みに行くってのにこんな話された後どんな顔してあいつに合えばいいんだよ!)
たった今自分の感情に気が付かされた俺は、火照る顔をパタパタ仰いで気を紛らわそうとした。
その間も虚しく夏油と合流することになったが。
「やぁ!君たち、遅くなってすまないね。ちょっと立て込んでて」
「構わないさ。五条の方が時間にルーズだし、夏油はまだ可愛い方だ」
「そうなのかい?意外だね。ん?五条くんは具合でも悪いのかい?顔真っ赤じゃないか。ひょっとしてヒートかい?抑制剤ちゃんと持ってきてる?」
「え///あっ///えーっと」
俺の顔を見るなり心配して色々と聞いてくる夏油に、なんと返事をしようか迷っていると。夏油に見えないように硝子はこちらを見て笑っていた。
(くっそー!硝子の奴///確かにたった今お前のせいで自分の感情には気がついたけど!今の状況もお前のせいだからな!)
俺は目で硝子にそう訴えると、さらに笑われてしまった。
ムカつくけど夏油か心配してるので、返事を返す。
「あ、あぁ大丈夫、なんでもない。これはヒートじゃなくてちょっと暑いだけだし、抑制剤もいつも通りちゃんと飲んできたから。」
「そっか、ならよかった。無理はしないでおくれよ。前みたいなことになったら危ないのは君なんだからね。」
「お、おう///心配かけてすまないな。」
ぎこちない会話に俺は凄い違和感を感じたが、夏油は何も気づいてないみたいなので、よしとした。
「と!とりあえず!また禪院に言って話そうぜ。」
「あぁ、そうしようか」
「今日もガンガン飲むか。」
夏油の事が好きと気づいてから初めての3人での外出。今まで通りのはずなのに、好きだと気づいた途端ずっと心臓がドキドキしている。
恋って…片思いってこんなに苦しいものなのかと初めて知ってしまった俺は、夏油の隣を歩けなくなり、硝子を間に挟んでいつもの居酒屋に向かった。
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