前回の続きです〜
今喉痛くて声出せないんですよね。生活に支障は出ないので大丈夫ですけれど!
太宰どうなっちゃうんでしょうね?ではどうぞ!
⚠︎この作品には、BL、嘔吐、モブなどの表現があります。
地雷の方は回れ右!
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国「クソッ…電話に出ない!!」
国木田は何度も太宰の携帯に着信を入れたが、全く返事がない。
ガチャッ
国「…?」
太宰の家に着くと、ドアの鍵が開いていたのだ。
国木田はそっとドアを開けた。
国「…?!おい太宰!!目を覚ませ!」
国木田の目に入ったのは、玄関前で苦しそうに倒れ込んでいる太宰だった。
部屋のドアは全て開いていて、そこからチラチラと柱にかけてある縄と大量の薬、そして血のついたカッターとナイフだった。
太「…ゔ……」
国「!!おい太宰!大丈夫か?!」
太「…だ…れ…?」
国「しっかりしろ!俺だ!国木田独歩だ!」
太「ゔっ…ヴエェ…ゲポッヴッ」
国「お前…何処か悪いのか?今すぐ与謝野先生の処に…!」
〇〇「其れはダメだ!」
玄関前で鳴り響く、名探偵の声。
国「乱歩さん?!」
乱「国木田!今そいつを与謝野さんの処へは連れて行くな。危険すぎる」
国「ですが…」
乱「…ポートマフィアへ連れていけ。」
国「は?!何故ですか?!!太宰の体調不良とポートマフィアは無関係でしょう?!」
乱「いいから!行くぞ!!」
国「ッ……はい…。」
乱「太宰、ポートマフィアへ行くが歩けそうか?」
太「…ポート…マフィア……」
太宰は口を抑えながら小さく言った。
太「ポートマフィアは駄目です…絶対に…ゲホッゲホッ……ヴ…」
太宰は気を失った。
国「おい太宰!!おい!!」
薄れゆく意識の中で聞こえたのは、いつもと違う、焦った怒鳴り声だった。
太「パチッ ………?」
太「ここは…」
太「…?!織田、作……」
織「俺を織田作と呼ぶな」
太「な…何でここにいるの…?私…は確かあそこで首を…あれ?君が…死んで…」
織「お前のせいだ」
太「…!あ、あぁ……君も、そう、思うよね…。私も熟(ツクヅク)そう思うよ…」
中「俺はテメェが嫌いだ。テメェの為になんで俺が殺してやらなきゃ成らナい?」
太「知らないんだ……僕も…何で……?」
国「俺は、お前が嫌いだ。全てを悟り切ってるようなその目も…態度も。全て嫌いだ。」
太「……僕自身が…良く知っているさ……」
太「あぁ…嫌だ…嫌だなあ……前までは、嫌われるなんて良かったのに。」
太「今となってくるんだ……もう…死なせてくれよ…。」
太「ッゔ…」
太宰はそこで目が覚めた。
太「ゔっあっッぁ…ハッハッハッ……はぁ…ひゅっカホッヘホッ」
ガチャ…
国「……太宰?!」
扉を開けて入って来たのは国木田だった。
国「おいしっかり息を吸え!!」
太「ヒッカヒュッゔぁっ……こ、来ないで…」
太宰の声は幼い子供が泣いているのように震えていた
太「怖い…怖い怖い怖い……誰なんだお前は…!君は…?」
太「あっあっう……もう…誰かわかんない…助けて…『織田作』……」
乱「太宰!!」
国「乱歩さん!太宰の様子が変なんです!!俺を見てずっと怖いと…」
乱「何…?ひとまず太宰、しっかり息を吸え。僕に合わせて、ほら」
太「ひゅー…ふぅ…ひゅっ…ふう……」
乱「落ち着いたか?」
太「…コク」
国「何があった」
太「…言ってもいいのかな……『僕』、嫌われないかな……?」
国『僕…?』
乱「何でもいい。見たもの、聞いたもの…何でも言ってくれ。」
太「…友達に、相棒に、君に…」
君に、と言った時に、太宰は軽く国木田を指差した。
国「…!」
太「今言った人たちに、蔑まされる…というか……」
乱『要するに…悪夢……』
太「最近…幻覚や幻聴を見るんです。嘘だと、真実じゃないと思っていても、本当にそうなのか…」
太「疑ってしまう…!」
国「だざ…」
太「判ってるんだ!!」
国「ビクッ」
太「判ってるよ!!私が…!僕が!!」
太「彼に何をしたかなんて…!」
国『太宰の言う、彼は、恐らく寝言でも言っていた【織田作】のことだろう…』
太「……ごめんなさい………もう、大丈夫です。」
乱「…太宰、包帯取ってみろ。」
太「ビクッ」
国「乱歩さん…?一体どういう…」
乱「……太宰、少し国木田と話をする為に席を外すが……そこから一歩たりとも動くなよ。」
太「…」
太宰は静かに頷いた。
国「乱歩さん、其れで話というのは…」
乱「…太宰は自傷行為をしている。」
国「なっ…!」
乱「恐らく一年以上は続けている。そして汗を拭く時に見たが…」
乱「太宰は幼い頃、親に虐待されている。」
国「…!!」
国木田は目を大きく見開いて乱歩に聞いた。
国「傷は、どうでしたか」
乱「僕が見た限りでは傷は薄かったが、背中や首には鮮明に傷跡が残ってるだろうな。」
国「そんな…!」
乱「まだ情報はある。太宰はポートマフィアの元幹部だ。」
国「は…?」
国木田は驚きを隠せない間抜けな顔で乱歩を見た。
国「ポートマフィア…いや…そんなはずは…!」
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楽しくなりすぎた。
ここで切らせていただきます。
今回は2190文字ですね!!次回の次回は3000かなあ
次回▶︎♡100
お願いします!
コメント
3件
私こういうので身長小さくなっていく太宰さんって好きなんすよ