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来世は二酸化炭素がいい
rtttです。
テツが一回死んでます。
下手くそです。暖かい目でご覧下さい。
まぶたが重い。でも開けるしかないんだ、僕の大好きな彼を最後に見ておきたいからね。花をまとった彼は苦しい顔で必死になにか叫んでいた。あぁごめんねもう聞こえないんだ。多分体のどこかしこが機能してないんだと思う。まぁ、そうなったのも僕のせいなんだけどね。君に辛い思いばかりさせてしまった。それだけが最後の心残りかな。さよなら「…リ、トくん」
「_ッテツ!!」
にゃおん
そこに1匹の猫が現れた。「…?」手を伸ばしかけたその時、強い光が視界を遮った。もう一度目を開けた時、猫はテツの体へと入っていった。
「_ッかヒュ!ハァ」
「ッ!テツ!」
「…っん?あれ?」
「リトくん?」
そこに居たのは目を覚ましたテツだった。
「あれぇ僕てっきり死んだのかと、」
「テツ!テツ!」
「〜っ!良かった」
「お前が死んでなくて、良かった」
俺は途端にテツを抱きしめた。テツの体を心配する暇もなく、強く強くもう逃がさないように。「リトくん泣いてる」そりゃ泣くわバカ。そんな戯言を言う気力もなくただ、そこでひとつになるしかなかった。
ひとしきり泣いて、抱きしめたあと、ふと疑問に思った。テツは、絶対に一度死んだ。この目であの苦しい光景を見たはずだから、間違いではないはずだ。なのにコイツは俺の腕の中であーだのうーだの言っている。なぜだ?…あの猫がはいったからか?あの猫が救ってくれたのか?テツを
そこで俺の意識はとぎれた。あの時はテツに必死で、気が付かなかったが、俺も結構無理をしていたらしい。骨もバキバキ、血も相当な量出てたらしいからまぁ当然だ。俺が目を覚ましたのは、病院だった。
「あ、テツ!リト起きた!」
「_リトくん!」
そこに目に涙を貯めたテツが飛んできた。
「〜ッ良かった…」
「…テツ?」
「心配したんだからね!?」
あの後、急に意識が途切れた俺をテツが病院まで運んでくれたらしい。一度死んだテツは何故か怪我やかすり傷がひとつもなく、綺麗な体で戻ってきたようだ。またひとつ疑問が増えたな。
「…お前、一回死んでなかったか?」
「あーその事なんだけど」
ヒーロー本部の研究員が言うには、テツは、死に戻りが出来る体質のようだ。21歳+∞の呪いを受けたテツは、魂の構造が普通の人間と変わってしまったらしく、その様な不思議な力が使えるらしい。まぁ一度死んだことには変わりないが、今こうして生きているなら、今はそれでいい。
「…君に嫌なもの見せちゃったね。ごめん」
「お前が生きてるならそれでいい」
俺はテツを強く抱きしめた。
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